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1.幼少期!
39.
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「それは、救世の力!?」
「そうだよっ!」
ニシシ。歯を見せて笑うグレイ。きっと、これまでないくらい笑顔に違いない。
「これがあるから、色々と便利☆これでも?僕の力が弱いとでもおっしゃるのですか?」
「そ、それは・・・!」
エドモンド王子は口をつぐむ。多分、母上を見たら、もっと黙るね。
「じゃ、案内いただけます?」
驚いていたのは何も、エドモンド王子だけではなかった。その場にいたルシアン王子もだ。
「グレイシアが次の国王になるのか?」
「え、何それ。面倒だなっ☆誰か、代役を立てるに決まっているじゃないっ!」
「いや、救世の力を持っているのはグレイシアだぞ?」
「確かに、僕は先天的にこの能力を持っているよ?でもね?救世の力が出来ない事はただ一つだけ。死者をよみがえらせる事。つまるところ、後天的に救世の力を与える事は十分可能って事、分かるでしょ。まぁ、かなりのエネルギーを要するかもしれないけど、その為にポーションを用意すれば、問題ナッシング☆」
グレイはサラッと端的に自分の意見を述べる。
「へ・・・?グレイシアは国王にならないの?」
「だーかーら!何で?僕が国王にならなきゃいけないの?別に、ただ救世の力を持っているだけで、国王にならなきゃいけない?確かに、能力は素晴らしいけれど、人間って何か能力を持っていなきゃ発展も出来ないの?能力=発展と安寧をもたらすって訳でもないでしょ?そんな決めつけ、勝手なエゴじゃない?」
その考えに一同は黙ってしまう。
「そうだよっ!」
ニシシ。歯を見せて笑うグレイ。きっと、これまでないくらい笑顔に違いない。
「これがあるから、色々と便利☆これでも?僕の力が弱いとでもおっしゃるのですか?」
「そ、それは・・・!」
エドモンド王子は口をつぐむ。多分、母上を見たら、もっと黙るね。
「じゃ、案内いただけます?」
驚いていたのは何も、エドモンド王子だけではなかった。その場にいたルシアン王子もだ。
「グレイシアが次の国王になるのか?」
「え、何それ。面倒だなっ☆誰か、代役を立てるに決まっているじゃないっ!」
「いや、救世の力を持っているのはグレイシアだぞ?」
「確かに、僕は先天的にこの能力を持っているよ?でもね?救世の力が出来ない事はただ一つだけ。死者をよみがえらせる事。つまるところ、後天的に救世の力を与える事は十分可能って事、分かるでしょ。まぁ、かなりのエネルギーを要するかもしれないけど、その為にポーションを用意すれば、問題ナッシング☆」
グレイはサラッと端的に自分の意見を述べる。
「へ・・・?グレイシアは国王にならないの?」
「だーかーら!何で?僕が国王にならなきゃいけないの?別に、ただ救世の力を持っているだけで、国王にならなきゃいけない?確かに、能力は素晴らしいけれど、人間って何か能力を持っていなきゃ発展も出来ないの?能力=発展と安寧をもたらすって訳でもないでしょ?そんな決めつけ、勝手なエゴじゃない?」
その考えに一同は黙ってしまう。
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