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第一章
第11話 こっちから行けないなら呼んでみる
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三浦の提案を受け入れた次の日の夜、俺が土曜日に行った森とは反対方向の小さな山に向かい、そこに置かれている石碑の前で三浦と待ち合わせをしていた。
「確か集合場所はここだったよな」
何で日を改めたのかというと、準備に時間が必要だと三浦に言われたからだ。
しかし三浦からは明日のお楽しみと言われただけで実際に何をするのか、そして何を準備するのかを全く聞かされていない。
三浦は俺の能力をどう使ってセレスに会おうと考えているんだろうか。というか、能力を使うのは俺なのに、何で三浦の方が色々と準備が必要なんだろう。
何にせよ、能力のせいでこれ以上ニュース沙汰を起こしたくない。
それに、急ぎの時でも走れないのもキツいし、普段から手足を何かにぶつけないように注意しながら動かしたり、力を入れすぎないように気をつけなきゃいけないのも結構辛いんだ。
いつまでもこんな状態で生活するわけにはいかない。三浦は俺が能力を上手く扱えるようにしたいと考えているみたいだけど、俺としてはすぐにでもこんな能力とはおさらばして平穏に暮らしたい。
そう考えているとスマホから通知音が鳴る。画面を見ると三浦からの連絡だった。
今回連絡を取り合うために、三浦とはRAINで連絡先を交換している。
そういや女子と連絡先を交換したのって、人生でこれが初めてなんだよな……。
めったに女子と話す機会が無かったから、どこぞの陽キャと違って気軽に女子と連絡先を交換するなんてできるタイプじゃないもんな、俺。
いや、モテに縁のない俺の人生を振り返ってもしょうがない。
三浦から送られてきた文章には『遅くなってごめんね。もうすぐ着くから』と書かれていた。取り合えず『了解ー』と返信する。
返事がちょっと素っ気なかったかな……。
って、俺は何を意識してるんだ!?
いくら見た目が良くても、厨二病だけじゃなく、ガチめのオカルトが混ざっている三浦だぞ!? そのせいで、美人だからって三浦に近づいた男子が本気で引いた事例がいくつもあるんだ!
……いや、とはいえ三浦のクセは強いけど、性格自体は悪くない。
実際、能力のせいであちこちに迷惑を掛けている俺を受け入れてくれているし、今回だってセレスに会うために協力してくれているわけだし。
そう考えると外見だけでなく、性格だって良いよな――。
「吉村君、待たせちゃってゴメンね」
「えっ! あ、いや、大して待ってないから気に……」
三浦のことを考えていると、後ろから本人の声が聞こえてきた。内心驚きながら返事をして振り返り……三浦の姿を見た瞬間、俺は違う意味で驚いて絶句する。
何故なら黒のローブと黒マントを身にまとい、おまけに黒のとんがり帽子までかぶっていたからだ。よくよく見れば靴も黒色のブーツを履いている。
え、何これ。どこかのゲームか漫画に出てくる女魔法使いのコスプレをしてるの?
「少し待ってね。今準備をするから」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。これから何をするんだ?」
困惑する俺をよそに、三浦が肩に下げていた大きな鞄からゴソゴソと何かを取り出そうとする。三浦が何でこんな格好をしているのか、これから何をしようとするのか全く把握できない。せめて俺に説明してから始めてくれ。
「そういえば、お楽しみって言ったきり何をするのか説明してなかったね。これから行うのは……そう、召喚!!」
「召喚!?」
「こちらから女神の元へ行くのが不可能なら、女神を呼び出せばいい。吉村君の能力があればきっとできると思う」
女神が現代社会にいる人間を異世界に呼び出す話は結構あるけど、こっちが女神を召喚するって珍しいな。
いや、そうじゃなくって、セレスを召喚するのに俺は何をすればいいんだ!?
「大丈夫、召喚するまでの儀式は私がサポートするから心配しないで」
戸惑っている俺を見て、安心させる様な口調でそんなことを言う。
儀式ってこれから何をするつもりだ?
それも気になるけど、それとは別に気になるのが……。
「ちなみに三浦のその恰好は何?」
「もちろん召喚に備えての衣装よ!!」
うわ、真顔で言い放ったぞ。
「もしかして準備って、その衣装の用意!?」
「ううん。この衣装は前から作ってたよ。準備は儀式に必要なものを揃えてたの。儀式のやり方はおとといの日曜日には調べ終わってたんだけどね」
「前から衣装を……? あ、それよりも、どうして月曜日の前から召喚儀式について調べてたわけ?」
セレスに会うって話になったのは昨日だったのに、三浦がそれよりも前から召喚儀式の準備を進めてた理由がわからない。
「ほら、先週の金曜日に吉村君が女神セレスの話をしたじゃない。女神が実在しているなら、ひょっとして召喚ができるかもって思ったから、その日のうちから方法を調べてたの」
その日のうちから……? 待てよ、そういえば。
「まさか、金曜の昼休みに考え事をしながらノートに書き留めてたのって……」
「うん、召喚に必要なものは何かなって、考えながらメモしてたよ」
「そ、そうなんだ……」
もし俺が三浦の申し出を受けなかったら、三浦はひとりでもこの召喚をするつもりだったのだろうか。
俺の疑問をよそに、三浦は改めて鞄をゴソゴソ探ると、色とりどりのチョークやローソクを次々と取り出す。
「これは?」
「儀式に使う道具。ちゃんとお香を使って聖別してあるから」
「せ、せいべつ?」
「道具を魔術専用として使うためにまず行う儀式のこと。具体的には今回使う道具にお香の煙をくぐらせたの」
「お、おう。気合入ってるな……」
「そりゃあ召喚を行うんだから気合だって入るわよ。ここに来る前にお風呂にも入って身を清めてきたし」
「え、お風呂?」
ということは今の三浦は風呂上がり……。
目の前で少し得意そうに話す三浦を脳内で入浴姿に変換しそうになり、慌てて振り払う。
「何か慌ててるけど、どうしたの?」
「あ、いや、事前準備の内容を聞かされてなかったから、俺は風呂に入ってないんだけど」
「ああ、それなら心配いらないよ。手をきれいに洗うだけでも大丈夫だから、そのためにウエットティッシュを持って来てるし」
そう言いながら三浦が携帯用のウエットティッシュを取り出した。
「わ、悪いな。色々準備してもらって」
「気にしないで。私がやってみたかったことだから」
大人しくウエットティッシュを受け取り自分の手を拭く。
入浴姿の三浦で妄想しかけたのは何とかごまかせたかな……。
手を拭き終わって三浦の方を見てみると、当の本人は方位磁針を持ち出して方角を確認していた。
「えっと、こっちが東だからここにロウソクを突き刺して……っと」
三浦がそうつぶやくと、少し離れた所の地面へロウソクを数メートル間隔に突き刺していく。4本ほど突き刺したところで、三浦がチャッカメンを使いロウソク全てに火を灯す。
これからどうするのかと思っていると、鞄からLEDランタンを取り出して明かりをつけ、さらに何かの本を取り出した。
「じゃあ吉村君。ロウソクで囲った正方形の中に、このページに描かれている魔法陣をチョークで地面に描き込んで」
そう言って、持っていた本を開いて俺に見せてくる。そこには怪しげな魔法陣が描かれていた。
「これを俺が描くの!?」
「そう。やっぱり魔法陣を描くのは能力を持っている吉村君じゃないと。それで描き込む時は女神セレスを呼び出すようにイメージしながら描いていってね」
魔法陣が書いてあるなんてどんな本だと思って本をよく見てみると、『魔術の心得』というタイトルが書かれていた。
「魔術の心得? こんな本まで持ってたのか」
タイトルのインパクトに思わずそんな言葉が口からもれてしまった。
「それは……ホラ、好奇心旺盛な年頃だし、こういうことに興味を持ったりもするでしょ……?」
三浦が照れくさそうにそう言うとモジモジと身じろぎをする。
落ち着け、俺。
今の三浦のしぐさは、怪しさ全開の魔術の本を持ってることに対しての反応だからな。
一瞬ドキッとしたが、見た目に騙されちゃダメだ。
「確か集合場所はここだったよな」
何で日を改めたのかというと、準備に時間が必要だと三浦に言われたからだ。
しかし三浦からは明日のお楽しみと言われただけで実際に何をするのか、そして何を準備するのかを全く聞かされていない。
三浦は俺の能力をどう使ってセレスに会おうと考えているんだろうか。というか、能力を使うのは俺なのに、何で三浦の方が色々と準備が必要なんだろう。
何にせよ、能力のせいでこれ以上ニュース沙汰を起こしたくない。
それに、急ぎの時でも走れないのもキツいし、普段から手足を何かにぶつけないように注意しながら動かしたり、力を入れすぎないように気をつけなきゃいけないのも結構辛いんだ。
いつまでもこんな状態で生活するわけにはいかない。三浦は俺が能力を上手く扱えるようにしたいと考えているみたいだけど、俺としてはすぐにでもこんな能力とはおさらばして平穏に暮らしたい。
そう考えているとスマホから通知音が鳴る。画面を見ると三浦からの連絡だった。
今回連絡を取り合うために、三浦とはRAINで連絡先を交換している。
そういや女子と連絡先を交換したのって、人生でこれが初めてなんだよな……。
めったに女子と話す機会が無かったから、どこぞの陽キャと違って気軽に女子と連絡先を交換するなんてできるタイプじゃないもんな、俺。
いや、モテに縁のない俺の人生を振り返ってもしょうがない。
三浦から送られてきた文章には『遅くなってごめんね。もうすぐ着くから』と書かれていた。取り合えず『了解ー』と返信する。
返事がちょっと素っ気なかったかな……。
って、俺は何を意識してるんだ!?
いくら見た目が良くても、厨二病だけじゃなく、ガチめのオカルトが混ざっている三浦だぞ!? そのせいで、美人だからって三浦に近づいた男子が本気で引いた事例がいくつもあるんだ!
……いや、とはいえ三浦のクセは強いけど、性格自体は悪くない。
実際、能力のせいであちこちに迷惑を掛けている俺を受け入れてくれているし、今回だってセレスに会うために協力してくれているわけだし。
そう考えると外見だけでなく、性格だって良いよな――。
「吉村君、待たせちゃってゴメンね」
「えっ! あ、いや、大して待ってないから気に……」
三浦のことを考えていると、後ろから本人の声が聞こえてきた。内心驚きながら返事をして振り返り……三浦の姿を見た瞬間、俺は違う意味で驚いて絶句する。
何故なら黒のローブと黒マントを身にまとい、おまけに黒のとんがり帽子までかぶっていたからだ。よくよく見れば靴も黒色のブーツを履いている。
え、何これ。どこかのゲームか漫画に出てくる女魔法使いのコスプレをしてるの?
「少し待ってね。今準備をするから」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。これから何をするんだ?」
困惑する俺をよそに、三浦が肩に下げていた大きな鞄からゴソゴソと何かを取り出そうとする。三浦が何でこんな格好をしているのか、これから何をしようとするのか全く把握できない。せめて俺に説明してから始めてくれ。
「そういえば、お楽しみって言ったきり何をするのか説明してなかったね。これから行うのは……そう、召喚!!」
「召喚!?」
「こちらから女神の元へ行くのが不可能なら、女神を呼び出せばいい。吉村君の能力があればきっとできると思う」
女神が現代社会にいる人間を異世界に呼び出す話は結構あるけど、こっちが女神を召喚するって珍しいな。
いや、そうじゃなくって、セレスを召喚するのに俺は何をすればいいんだ!?
「大丈夫、召喚するまでの儀式は私がサポートするから心配しないで」
戸惑っている俺を見て、安心させる様な口調でそんなことを言う。
儀式ってこれから何をするつもりだ?
それも気になるけど、それとは別に気になるのが……。
「ちなみに三浦のその恰好は何?」
「もちろん召喚に備えての衣装よ!!」
うわ、真顔で言い放ったぞ。
「もしかして準備って、その衣装の用意!?」
「ううん。この衣装は前から作ってたよ。準備は儀式に必要なものを揃えてたの。儀式のやり方はおとといの日曜日には調べ終わってたんだけどね」
「前から衣装を……? あ、それよりも、どうして月曜日の前から召喚儀式について調べてたわけ?」
セレスに会うって話になったのは昨日だったのに、三浦がそれよりも前から召喚儀式の準備を進めてた理由がわからない。
「ほら、先週の金曜日に吉村君が女神セレスの話をしたじゃない。女神が実在しているなら、ひょっとして召喚ができるかもって思ったから、その日のうちから方法を調べてたの」
その日のうちから……? 待てよ、そういえば。
「まさか、金曜の昼休みに考え事をしながらノートに書き留めてたのって……」
「うん、召喚に必要なものは何かなって、考えながらメモしてたよ」
「そ、そうなんだ……」
もし俺が三浦の申し出を受けなかったら、三浦はひとりでもこの召喚をするつもりだったのだろうか。
俺の疑問をよそに、三浦は改めて鞄をゴソゴソ探ると、色とりどりのチョークやローソクを次々と取り出す。
「これは?」
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「せ、せいべつ?」
「道具を魔術専用として使うためにまず行う儀式のこと。具体的には今回使う道具にお香の煙をくぐらせたの」
「お、おう。気合入ってるな……」
「そりゃあ召喚を行うんだから気合だって入るわよ。ここに来る前にお風呂にも入って身を清めてきたし」
「え、お風呂?」
ということは今の三浦は風呂上がり……。
目の前で少し得意そうに話す三浦を脳内で入浴姿に変換しそうになり、慌てて振り払う。
「何か慌ててるけど、どうしたの?」
「あ、いや、事前準備の内容を聞かされてなかったから、俺は風呂に入ってないんだけど」
「ああ、それなら心配いらないよ。手をきれいに洗うだけでも大丈夫だから、そのためにウエットティッシュを持って来てるし」
そう言いながら三浦が携帯用のウエットティッシュを取り出した。
「わ、悪いな。色々準備してもらって」
「気にしないで。私がやってみたかったことだから」
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入浴姿の三浦で妄想しかけたのは何とかごまかせたかな……。
手を拭き終わって三浦の方を見てみると、当の本人は方位磁針を持ち出して方角を確認していた。
「えっと、こっちが東だからここにロウソクを突き刺して……っと」
三浦がそうつぶやくと、少し離れた所の地面へロウソクを数メートル間隔に突き刺していく。4本ほど突き刺したところで、三浦がチャッカメンを使いロウソク全てに火を灯す。
これからどうするのかと思っていると、鞄からLEDランタンを取り出して明かりをつけ、さらに何かの本を取り出した。
「じゃあ吉村君。ロウソクで囲った正方形の中に、このページに描かれている魔法陣をチョークで地面に描き込んで」
そう言って、持っていた本を開いて俺に見せてくる。そこには怪しげな魔法陣が描かれていた。
「これを俺が描くの!?」
「そう。やっぱり魔法陣を描くのは能力を持っている吉村君じゃないと。それで描き込む時は女神セレスを呼び出すようにイメージしながら描いていってね」
魔法陣が書いてあるなんてどんな本だと思って本をよく見てみると、『魔術の心得』というタイトルが書かれていた。
「魔術の心得? こんな本まで持ってたのか」
タイトルのインパクトに思わずそんな言葉が口からもれてしまった。
「それは……ホラ、好奇心旺盛な年頃だし、こういうことに興味を持ったりもするでしょ……?」
三浦が照れくさそうにそう言うとモジモジと身じろぎをする。
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