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第四章 ~なんだかんだでゲームに沿う形でハーレムっぽい感じになる~
エステードさんがいたじゃないか
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リオの傷が痛みだしたみたいで、オレは慌てて看護師さんを呼んで来た。
包帯を替えるようだから、それを機会にオレとリッカは病院から出た。
お昼も過ぎたし、長居するのもリオの体力的に厳しいだろ。
大通りへ続く道を歩くオレとリッカ。
恥ずかしがってるリッカは、あんまりオレの方を見ないようにしてるっぽい。
ちょっと寂しいぞ。……そうだ、せっかくだからリッカに話しておこう。
「リッカ、あのさ……今日ってワケじゃないけど。近い内に時間取れないか? えぇと、その……ルサーに会って貰いたいんだ。」
「……えぇ。いいわ。」
ある程度は予想が付いてたらしい、リッカはすんなり頷いた。
でもまだ何か言いたげな表情だ。
その内容は予想が付いてる。
リッカが気にしてるのは分かってた。
「それと、ユーグなんだけど……。リッカがルサーに会う場に、出来れば一緒に、ユーグもいて欲しいと思ってる。」
「それは…」
「ユーグにはこれから伝えに行くツモリだ。伝言じゃなく直接、オレから言いたい。……名前も。」
店のオーナーをしてるユーグと会うのは、簡単に行かないかも知れないけど。
リッカに言付ける方が早いかも知れないけど、やっぱりオレの口から伝えたい。
「……そうね。人伝じゃなく、面と向かって言って貰えるの……きっと喜ぶわ。」
ホッとしたような穏やかな笑みのリッカ。
天守さまから放ったらかしにされてた悲しい過去があるから、きっと、大事な話を伝言とかで軽く済まされるのには嫌な思い出があるのかも知れない。
うっかり伝言を頼まなくて本当に良かった、と思った。
リッカと途中で別れたオレは、ひとまず自宅……ルサーの家だけど恋人同士で住んでるんだから自宅、って呼んでもいいよな?……に向かってる。
真っ直ぐユーグのお店に行くなら、もうちょっとリッカと一緒だったんだけど。
時間を考えたらさ。お昼だもんな。
一度帰って、昼ご飯を食べてからにするよ。
それはそうとして……。
実はオレ、ちょっと……いや、かなり気に掛かってる。
病室から出る前の、リオの様子。
オレ、リオがどこに住んでるのか聞いたんだ。
退院した後、家でも知ってなきゃ会い難いだろ。この世界にスマホ無いし。
だけど教えて貰えなかった。
断られたんじゃないけど、「次に来てくれた時に教える」って言ってたけど、問題事を先延ばしにされたような感じだ。
ひょっとしたら、だけど。……リオ、怒ってるのか?
考えてみれば、一番最初にオレに「好き」って告白してくれたのはリオだ。
なのに蔑ろにされてるように感じて……いや、リオは自分が一番最初って知らないハズ。
それにリオなら、オレが何かやらかして怒らせたら、ちゃんと怒ってくれそうな気がする。
じゃあ、なんだろう。考えたけど分かんないぞ。
……こういうのを相談できる人、パッと思い付かないな。
考えてる内に詰め所の近くまで来てたみたいだ。
見慣れた道路、見慣れた建物、見慣れた雰囲気に足を止める。
もう昼休みは終わったかな? ちょっとだけルサーの顔、見てってもいいかな?
オレは詰め所の向かい側からコッソリ様子を窺う。
日本の警察署とか交番だったらさ、用事も無いのにたむろするような場所じゃないだろ。たぶんだけど。
でもこの世界の詰め所って凄い雰囲気がヌルくって。他の町は知らないから、ノマルの町だけかも知れないけど。
町の人達は割と、気軽に詰め所に入ってく感じなんだ。
結構広めな詰め所の一階が、賑わってるな、って思うくらいには大勢いる印象だ。
病院の待合室みたいに暇人がいるのは、この世界じゃ詰め所の方なのかもな。
「あっ、お前……アレじゃん。ほら、アレだ。」
詰め所を見張る怪しいオレ。さっそく見付かった。
振り返ったら、顔は見覚えあるけど名前は知らない兵士達。
素朴顔な兵士がオレの肩を掴む。
「あ、ども。」
「寄ってきゃイイじゃん。」
渡りに船で連行されるオレ。
中に入ると、ちょっと奥の方でルサーが少年に対応してる。
仕事中のルサーはニヒルな感じで格好良い。
オレは邪魔にならない場所に行こうとしたんだけど。
「おおぉい、ルサア~っ! オトコ来てるぞ~っ!」
急に大声でルサーを呼ばれて、オレの方がビックリした。
ルサーも驚いて振り返ったけど、物凄い勢いで少年の方に向き直る。
「ルサア~? カレシ来て…」
「…待って待って待って。」
ルサーが苛立った気配がする。
オレは慌てて素朴顔の口を手で覆った。
「トイレっ。……トイレ貸して、案内してっ。」
素朴顔を引き摺ってその場から離れるオレ。
オレが言うのもアレだけど、空気読もう?
この人、本当に自由な感じだな。ここの兵士って皆、自由を愛し、自由に愛されてるのか?
それを考えればルサーって真面目な部類に入るんだろうな。
あー、ルサーが真面目に分類されるなら、エステードさんは超・真面目だな。
……あ! 思い出した! オレが相談出来そうな人!
エステードさんがいるじゃないか!
◇ ◇ ◇
※ 登場人物が多くなったのでキャラ一覧を載せるか、ネタバレも含めて検討中。
包帯を替えるようだから、それを機会にオレとリッカは病院から出た。
お昼も過ぎたし、長居するのもリオの体力的に厳しいだろ。
大通りへ続く道を歩くオレとリッカ。
恥ずかしがってるリッカは、あんまりオレの方を見ないようにしてるっぽい。
ちょっと寂しいぞ。……そうだ、せっかくだからリッカに話しておこう。
「リッカ、あのさ……今日ってワケじゃないけど。近い内に時間取れないか? えぇと、その……ルサーに会って貰いたいんだ。」
「……えぇ。いいわ。」
ある程度は予想が付いてたらしい、リッカはすんなり頷いた。
でもまだ何か言いたげな表情だ。
その内容は予想が付いてる。
リッカが気にしてるのは分かってた。
「それと、ユーグなんだけど……。リッカがルサーに会う場に、出来れば一緒に、ユーグもいて欲しいと思ってる。」
「それは…」
「ユーグにはこれから伝えに行くツモリだ。伝言じゃなく直接、オレから言いたい。……名前も。」
店のオーナーをしてるユーグと会うのは、簡単に行かないかも知れないけど。
リッカに言付ける方が早いかも知れないけど、やっぱりオレの口から伝えたい。
「……そうね。人伝じゃなく、面と向かって言って貰えるの……きっと喜ぶわ。」
ホッとしたような穏やかな笑みのリッカ。
天守さまから放ったらかしにされてた悲しい過去があるから、きっと、大事な話を伝言とかで軽く済まされるのには嫌な思い出があるのかも知れない。
うっかり伝言を頼まなくて本当に良かった、と思った。
リッカと途中で別れたオレは、ひとまず自宅……ルサーの家だけど恋人同士で住んでるんだから自宅、って呼んでもいいよな?……に向かってる。
真っ直ぐユーグのお店に行くなら、もうちょっとリッカと一緒だったんだけど。
時間を考えたらさ。お昼だもんな。
一度帰って、昼ご飯を食べてからにするよ。
それはそうとして……。
実はオレ、ちょっと……いや、かなり気に掛かってる。
病室から出る前の、リオの様子。
オレ、リオがどこに住んでるのか聞いたんだ。
退院した後、家でも知ってなきゃ会い難いだろ。この世界にスマホ無いし。
だけど教えて貰えなかった。
断られたんじゃないけど、「次に来てくれた時に教える」って言ってたけど、問題事を先延ばしにされたような感じだ。
ひょっとしたら、だけど。……リオ、怒ってるのか?
考えてみれば、一番最初にオレに「好き」って告白してくれたのはリオだ。
なのに蔑ろにされてるように感じて……いや、リオは自分が一番最初って知らないハズ。
それにリオなら、オレが何かやらかして怒らせたら、ちゃんと怒ってくれそうな気がする。
じゃあ、なんだろう。考えたけど分かんないぞ。
……こういうのを相談できる人、パッと思い付かないな。
考えてる内に詰め所の近くまで来てたみたいだ。
見慣れた道路、見慣れた建物、見慣れた雰囲気に足を止める。
もう昼休みは終わったかな? ちょっとだけルサーの顔、見てってもいいかな?
オレは詰め所の向かい側からコッソリ様子を窺う。
日本の警察署とか交番だったらさ、用事も無いのにたむろするような場所じゃないだろ。たぶんだけど。
でもこの世界の詰め所って凄い雰囲気がヌルくって。他の町は知らないから、ノマルの町だけかも知れないけど。
町の人達は割と、気軽に詰め所に入ってく感じなんだ。
結構広めな詰め所の一階が、賑わってるな、って思うくらいには大勢いる印象だ。
病院の待合室みたいに暇人がいるのは、この世界じゃ詰め所の方なのかもな。
「あっ、お前……アレじゃん。ほら、アレだ。」
詰め所を見張る怪しいオレ。さっそく見付かった。
振り返ったら、顔は見覚えあるけど名前は知らない兵士達。
素朴顔な兵士がオレの肩を掴む。
「あ、ども。」
「寄ってきゃイイじゃん。」
渡りに船で連行されるオレ。
中に入ると、ちょっと奥の方でルサーが少年に対応してる。
仕事中のルサーはニヒルな感じで格好良い。
オレは邪魔にならない場所に行こうとしたんだけど。
「おおぉい、ルサア~っ! オトコ来てるぞ~っ!」
急に大声でルサーを呼ばれて、オレの方がビックリした。
ルサーも驚いて振り返ったけど、物凄い勢いで少年の方に向き直る。
「ルサア~? カレシ来て…」
「…待って待って待って。」
ルサーが苛立った気配がする。
オレは慌てて素朴顔の口を手で覆った。
「トイレっ。……トイレ貸して、案内してっ。」
素朴顔を引き摺ってその場から離れるオレ。
オレが言うのもアレだけど、空気読もう?
この人、本当に自由な感じだな。ここの兵士って皆、自由を愛し、自由に愛されてるのか?
それを考えればルサーって真面目な部類に入るんだろうな。
あー、ルサーが真面目に分類されるなら、エステードさんは超・真面目だな。
……あ! 思い出した! オレが相談出来そうな人!
エステードさんがいるじゃないか!
◇ ◇ ◇
※ 登場人物が多くなったのでキャラ一覧を載せるか、ネタバレも含めて検討中。
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~お知らせ~
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