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第四章 ~なんだかんだでゲームに沿う形でハーレムっぽい感じになる~
アイツが忘れ去った記憶 $メリクル$
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ある夕方。糞メリクルはイグゥを探してた。
勿論、自分の欲を満たす為に。
メシも食い終わって片付けもして、後は寝る前に風呂に入ればいいだけの自由時間。
どうせイグゥには何人も群がってるだろうから、賑やかな所を探してたけど、中々見付からねぇ。
諦めて別な子供を標的にしようか、って考え出した頃にイグゥを見付けた。
イグゥはビリーと一緒にいた。
抱き合って、キスでもすんのかって至近距離で見詰め合った状態だった。
お互いに目を見開いたまま、身動き一つしねぇ。
あからさまに何かあって尋常でない様子だってのに、糞メリクルは何もせず見てるだけだった。
俺は俺で、そもそもメリクルの身体を自分の意思で動かせた事が無かったからな。ただ黙って見てた。
……いや違う。黙って見守るしかねぇって、分かって見てたんだ。
何もしないんじゃなくて『出来ない』。声も『掛けられない』だ。
――― 天守同士の争いに第三者は介入出来ねぇ。
何故かそんな風に思った時に。
俺に、前世の記憶がぼんやり蘇って来た。
それと同時に、糞メリクルに感じてた得体の知れない気持ち悪さの正体が分かった。
前世の知識のお陰でな。
糞メリクルは俺の中で。理由も無く子供の身体を弄っちゃ鼻息を荒くしてる、ワケの分からん怖い存在から……単なるペドフィリアのオッサンに成り下がった。
どれだけ見つめ合ってたか……。
やがてイグゥが泣きながらビリーを突き飛ばして、「なんでそんなことする!」って怒鳴った。
突き飛ばされたビリーもボロボロ泣き出した頃になって、ようやく糞メリクルの身体が動くようになった。
天守同士の争いが決着したばかりだから、まだそう簡単に動けないハズなのに、強引に足を進めて二人の近くに駆け寄った。
他人事ながら凄いもんだって思うのは。
こん時の糞メリクルの原動力が、百パーセント性欲だっつ~事だ。
子供が泣いてる姿に興奮して弄り回したくなった、ってヤツな。
普段から親しく遊んでくれてる『メリクルお兄ちゃん』に抱き付いて、イグゥは本格的に泣き出した。
それを見たビリーは泣きながら逃げ去った。
イグゥを抱き返す糞メリクルは、内心で歯噛みしながらビリーを見送る。
二人とも獲物にしたかったんだろ?
残念だったな、糞メリクル。『最期』の機会だったのに。
お前が二人を可愛がる事はもう無い、って決まったんだよ。俺が決めた。
イグゥとビリーだけじゃねぇ。他の子供も、誰も彼も。お前はもう触れねぇ。
この身体……俺が貰うぞ。
前世の記憶が蘇った俺に、糞メリクルへの恐怖心は無くなった。
それ以上の生理的嫌悪感と怒りと引き換えにな。
前世の体験上……限られた環境下での子供への性的虐待がどうしても許せねぇ。
俺がこの身体を自分の物にするって事は、糞メリクルの魂は消えるか、追い出されるか……って事だ。
死ぬ事になっても構わねぇ。むしろ、俺が殺してやるから。死ね。
「メリ、クルぅ……。……グスっ、……め、……目が、痛いよぉ……。」
両眼を手で押さえてイグゥが泣く。
子供が痛みを訴えて泣いてるってのに、鼻の下を伸ばしてズボンの中に手を突っ込む糞メリクルを、俺は初めて止めた。
イグゥの下半身をまさぐろうとしてた糞メリクルの手で、強引に自分の咽喉を掴ませる。
ここでコイツの意識を落とせば俺の勝ち。そんな確信があった。
流石に糞メリクルも気付いたようだ。
抵抗し、逆に俺を殺そうとする。
同じ身体の中で始まった別な魂同士の争いは言葉で説明し難い。
だけど確実に、お互い、相手を殺す気満々だ。
俺は右手で、糞メリクルは左手で。
メリクルの身体を締め落としに掛かる。
「……い、たぁ……っ、ひック……、め…メリクル……?」
お兄ちゃんの様子がオカシイ事に、イグゥが気付いた。
余りの衝撃でか、つい今まで痛がってた目を滅茶苦茶に見開く。
当たり前だ。
急に目の前で自分の首を両手で絞め始めたんだ。
真実は、俺と糞メリクルとの殺し合いだけど、外から見れば自殺だからな。
「メリクル……、っや…止めて……、……駄目っ!」
いきなり死のうとするお兄ちゃんを止めるべく、イグゥが腕に飛び掛かって来た。
必死でしがみ付いて、首から手を離させようと引っ張るイグゥ。
俺の勝利はこん時に決まったようなモンだった。
カッとなった糞メリクルが邪魔するイグゥを振り払う。
その隙を突いて俺は右手の指に遠慮なく力を込め、糞メリクルを『落とした』。
「ヤダぁ! メリクルっ、死んじゃ……っ、やだ~っ!」
糞メリクルが消える瞬間、グラッと眩暈がして俺は膝を着く。
口だか鼻だか分からねぇけど、どっかから血も垂れた。
耐え切れずに倒れる。
「うっ……ぅわあぁん、…あ゛あ゛ぁ~~~っ!」
気付いたら。倒れたイグゥが上体だけ起こして泣き喚いてた。
俺はまだ重たい身体を引き摺って、イグゥの所に移動する。
「俺は、生きてるから……大丈夫だ……。」
イグゥの肩を掴む。泣き止まない。
「大丈夫だ、つってんだろ。泣くな……、泣き止め!」
面倒臭くなった俺は、さっきのビリーみたく至近距離からイグゥを睨み、思いっきり怒鳴り付けた。
驚いたイグゥが瞬きをして俺を見詰め返す。
次の瞬間。
カーーーーーーン!
ゴングが鳴る音がした。
やっちまった。……って思うも遅い。
俺とイグゥの間で、天守同士の争い……シルシの奪い合いが始まった。
泣き続けるイグゥと、泣き止ませようとする俺の間で『争いが生じた』って扱いになったんだろ。
さっきのイグゥとビリーみたいなもんだ。
ゲームでのボタン連打は、リアルじゃ気力の押し合いだった。
メリクルには天守設定は無いハズだけど、主人公にチート能力を与えるからな。
シルシを持ってても不思議じゃねぇ、って事か。
なんか文字数も多くなったし、結果だけ発表するぞ。
恐らくビリーから、事故でシルシを奪ったイグゥ。から、俺がシルシを奪った。
ビリーにもイグゥにもシルシがある事や、シルシを奪い合える事は、エンドレスモードの没ネタだろう。
どうやって誤魔化そうか。その心配は杞憂に終わった。
ビリーは、イグゥに突き飛ばされた辺りからの記憶があやふやだった。
イグゥの方は、殆どの記憶が丸っと抜け落ちてた。
俺の方はと言えば、二人分のシルシを奪ったワケで……。
その後、しばらくの間、夜になると目が痛んでキツかったぞ?
勿論、自分の欲を満たす為に。
メシも食い終わって片付けもして、後は寝る前に風呂に入ればいいだけの自由時間。
どうせイグゥには何人も群がってるだろうから、賑やかな所を探してたけど、中々見付からねぇ。
諦めて別な子供を標的にしようか、って考え出した頃にイグゥを見付けた。
イグゥはビリーと一緒にいた。
抱き合って、キスでもすんのかって至近距離で見詰め合った状態だった。
お互いに目を見開いたまま、身動き一つしねぇ。
あからさまに何かあって尋常でない様子だってのに、糞メリクルは何もせず見てるだけだった。
俺は俺で、そもそもメリクルの身体を自分の意思で動かせた事が無かったからな。ただ黙って見てた。
……いや違う。黙って見守るしかねぇって、分かって見てたんだ。
何もしないんじゃなくて『出来ない』。声も『掛けられない』だ。
――― 天守同士の争いに第三者は介入出来ねぇ。
何故かそんな風に思った時に。
俺に、前世の記憶がぼんやり蘇って来た。
それと同時に、糞メリクルに感じてた得体の知れない気持ち悪さの正体が分かった。
前世の知識のお陰でな。
糞メリクルは俺の中で。理由も無く子供の身体を弄っちゃ鼻息を荒くしてる、ワケの分からん怖い存在から……単なるペドフィリアのオッサンに成り下がった。
どれだけ見つめ合ってたか……。
やがてイグゥが泣きながらビリーを突き飛ばして、「なんでそんなことする!」って怒鳴った。
突き飛ばされたビリーもボロボロ泣き出した頃になって、ようやく糞メリクルの身体が動くようになった。
天守同士の争いが決着したばかりだから、まだそう簡単に動けないハズなのに、強引に足を進めて二人の近くに駆け寄った。
他人事ながら凄いもんだって思うのは。
こん時の糞メリクルの原動力が、百パーセント性欲だっつ~事だ。
子供が泣いてる姿に興奮して弄り回したくなった、ってヤツな。
普段から親しく遊んでくれてる『メリクルお兄ちゃん』に抱き付いて、イグゥは本格的に泣き出した。
それを見たビリーは泣きながら逃げ去った。
イグゥを抱き返す糞メリクルは、内心で歯噛みしながらビリーを見送る。
二人とも獲物にしたかったんだろ?
残念だったな、糞メリクル。『最期』の機会だったのに。
お前が二人を可愛がる事はもう無い、って決まったんだよ。俺が決めた。
イグゥとビリーだけじゃねぇ。他の子供も、誰も彼も。お前はもう触れねぇ。
この身体……俺が貰うぞ。
前世の記憶が蘇った俺に、糞メリクルへの恐怖心は無くなった。
それ以上の生理的嫌悪感と怒りと引き換えにな。
前世の体験上……限られた環境下での子供への性的虐待がどうしても許せねぇ。
俺がこの身体を自分の物にするって事は、糞メリクルの魂は消えるか、追い出されるか……って事だ。
死ぬ事になっても構わねぇ。むしろ、俺が殺してやるから。死ね。
「メリ、クルぅ……。……グスっ、……め、……目が、痛いよぉ……。」
両眼を手で押さえてイグゥが泣く。
子供が痛みを訴えて泣いてるってのに、鼻の下を伸ばしてズボンの中に手を突っ込む糞メリクルを、俺は初めて止めた。
イグゥの下半身をまさぐろうとしてた糞メリクルの手で、強引に自分の咽喉を掴ませる。
ここでコイツの意識を落とせば俺の勝ち。そんな確信があった。
流石に糞メリクルも気付いたようだ。
抵抗し、逆に俺を殺そうとする。
同じ身体の中で始まった別な魂同士の争いは言葉で説明し難い。
だけど確実に、お互い、相手を殺す気満々だ。
俺は右手で、糞メリクルは左手で。
メリクルの身体を締め落としに掛かる。
「……い、たぁ……っ、ひック……、め…メリクル……?」
お兄ちゃんの様子がオカシイ事に、イグゥが気付いた。
余りの衝撃でか、つい今まで痛がってた目を滅茶苦茶に見開く。
当たり前だ。
急に目の前で自分の首を両手で絞め始めたんだ。
真実は、俺と糞メリクルとの殺し合いだけど、外から見れば自殺だからな。
「メリクル……、っや…止めて……、……駄目っ!」
いきなり死のうとするお兄ちゃんを止めるべく、イグゥが腕に飛び掛かって来た。
必死でしがみ付いて、首から手を離させようと引っ張るイグゥ。
俺の勝利はこん時に決まったようなモンだった。
カッとなった糞メリクルが邪魔するイグゥを振り払う。
その隙を突いて俺は右手の指に遠慮なく力を込め、糞メリクルを『落とした』。
「ヤダぁ! メリクルっ、死んじゃ……っ、やだ~っ!」
糞メリクルが消える瞬間、グラッと眩暈がして俺は膝を着く。
口だか鼻だか分からねぇけど、どっかから血も垂れた。
耐え切れずに倒れる。
「うっ……ぅわあぁん、…あ゛あ゛ぁ~~~っ!」
気付いたら。倒れたイグゥが上体だけ起こして泣き喚いてた。
俺はまだ重たい身体を引き摺って、イグゥの所に移動する。
「俺は、生きてるから……大丈夫だ……。」
イグゥの肩を掴む。泣き止まない。
「大丈夫だ、つってんだろ。泣くな……、泣き止め!」
面倒臭くなった俺は、さっきのビリーみたく至近距離からイグゥを睨み、思いっきり怒鳴り付けた。
驚いたイグゥが瞬きをして俺を見詰め返す。
次の瞬間。
カーーーーーーン!
ゴングが鳴る音がした。
やっちまった。……って思うも遅い。
俺とイグゥの間で、天守同士の争い……シルシの奪い合いが始まった。
泣き続けるイグゥと、泣き止ませようとする俺の間で『争いが生じた』って扱いになったんだろ。
さっきのイグゥとビリーみたいなもんだ。
ゲームでのボタン連打は、リアルじゃ気力の押し合いだった。
メリクルには天守設定は無いハズだけど、主人公にチート能力を与えるからな。
シルシを持ってても不思議じゃねぇ、って事か。
なんか文字数も多くなったし、結果だけ発表するぞ。
恐らくビリーから、事故でシルシを奪ったイグゥ。から、俺がシルシを奪った。
ビリーにもイグゥにもシルシがある事や、シルシを奪い合える事は、エンドレスモードの没ネタだろう。
どうやって誤魔化そうか。その心配は杞憂に終わった。
ビリーは、イグゥに突き飛ばされた辺りからの記憶があやふやだった。
イグゥの方は、殆どの記憶が丸っと抜け落ちてた。
俺の方はと言えば、二人分のシルシを奪ったワケで……。
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~お知らせ~
※第3話を少し修正しました。
※第5話を少し修正しました。
※第6話を少し修正しました。
※第11話を少し修正しました。
※第19話を少し修正しました。
※第22話を少し修正しました。
※第24話を少し修正しました。
※第25話を少し修正しました。
※第26話を少し修正しました。
※第31話を少し修正しました。
※第32話を少し修正しました。
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