せっかくBLゲームに転生したのにモブだったけど前向きに生きる!

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【閑話】2月2日はにゃんにゃんの日

【閑話】2月2日はにゃんにゃんの日(リオ)

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 ※ 本編が滞っている状態で大変申し訳ないのですが、つい……。


 ※ 状況的に本編のいつ頃なのかは考えないよう、よろしくお願いします。


 ※ 完全に息抜きです。


 ※ にゃんにゃんの日と言いつつ、描写はありません。ごめんなさい。






  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇




 【始まり】


成人の日とか建国記念日とか、そういう『祝日』以外にもさ。
例えば、バレンタインデーとか。ショートケーキの日とか。
そういう、ちょっとした『丸々の日』ってあるだろ?
……ってことで。

2月2日は、『にゃんにゃんの日』!

本当にそうなのかは知らないけど。
オレが日本人だった頃、腐男子かつゲーム仲間がそんな感じの話をしてたっけな~。


なんて記憶が唐突に蘇ったオレ。
にゃんにゃんと言えば当然、げふんげふん……、なワケで。

ちょっと想像しただけで興奮が滾って滾って仕方なかったオレは、さっそく、にゃんにゃんの日を楽しむ為に必要なグッズを手ずから作り出した!
お約束過ぎる鉄板アイテム……猫耳カチューシャと、猫パンチ手袋だ!
物凄い勢いで黙々と作ってたから、その現場をもし誰かに見られてたらメチャクチャひかれてたと思うぞ!

妄想が暴走しちゃった所為で、勢い余って、アナルビーズを利用した猫しっぽまで用意しちゃった。
でも流石にコレは、着用するのを無理強いは出来ないな。
いつか、お尻から猫しっぽを生やしてるトコを見たいけど。機会は無い、かも。
オモチャを突っ込むくらいなら、自分のを入れて繋がりたいし。もし広げなきゃいけないって状況だとしたら、指で広げたいもんなぁ。それに、オモチャで繊細な動きが出来るか、そこも自信無いし。

……お、っと。話が逸れちゃったな。



そんなこんなでオレは、お手製の『猫☆変身グッズ』を肩掛けバッグに詰め込んだ。


「ん、どうした? 今日は大荷物だな。」

ルサーを詰め所まで送ってく朝。
玄関から出るオレの肩に、いつもは無い大きめのバッグが掛かってるのを見たルサーが不思議そうな顔をした。
オレはヘラヘラしながら答える。

「今日はさ。皆にプレゼントを渡そうと思って。コッソリ作ってたんだ。」
「へ~ぇ、手作りか。……何だ?」
「それは秘密だ。ルサーにもあるからな。ルサーには帰って来てから、な。」
「なるほど、そいつぁ楽しみだ。」
「あ、あんまり期待しない方がいい、かも……。細かいトコは違うけど、全員、同じ物だからな。」

何か素晴らしいプレゼントを予想されてたら悪いから。
一応クギを刺しつつ、オレはワクワクしてた。






  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇




 【リオ】


リオを訪ねて病院に来た。

病院でこんなフザケちゃっていいのか、って後ろめたさが無いでもないんだけど、病室でヤラシイことをするんじゃないから許してくれ。
それにリオがいるのは個室だから。
大丈夫なハズ。大丈夫、だよな?


オレの顔を見たリオは嬉しそうな笑顔になってくれた。


「リオ、今日はプレゼントを持って来たんだ。」
「イグゥが珍しくバッグなんか持ってるな~って思ったら、そういうコトか。もちろん、それは嬉しいけど……でも、どうして?」
「今日は2月2日だろ? だから……リオと、他の皆にも渡そうと思って。」

いかにもヒント出してます、みたいな言い方するオレ。
一生懸命に考えるリオは、やっぱり思い当たらないっぽい。
小首を傾げて、手をグーの形にして頬っぺたを乗せて考えてる姿は、綺麗な顔に可愛らしさがプラスされて凄く良い。

あのお手々が猫パンチになるのを想像しながら、オレはニヤけ顔でバッグの中身をまさぐった。
リオに渡す物をグッと掴む。


「リオ、分かんないか?」
「分かんないよぉ。降参するから教えろよぉ。」
「2月2日は、にゃんにゃんの日。というワケでぇ……、コレを!」

ジャジャーン! って効果音が鳴りそうな勢いで猫耳と猫パンチを取り出した。
グッズを眼前に突き付けられたリオが目を丸くする。
驚いた子猫みたいで凄く可愛い。

リオは小さい声で「ぇっ…」って呟いた。
それからオレとグッズを交互に見て、最終的にちょっと呆れた視線をオレに向けた。


「イグゥってさ、……たまに、アレだよね。」
「あぁ、それは自分でも分かってる。分かってるから……なっ? リオ、頼む。」
「それを……着けるの? おれが?」
「リオ、頼む。」

ロシアンブルーな猫耳と猫パンチをリオに押し付けて、オレは拝み倒す。
ふかふかのモフモフを握り締めたリオ。それをジ~っと見てる。


「まったく、もう……こんなの、どこで買って来たんだよ。」
「作った。リオ、頼む。」
「作っ……。……もぉ~、無駄に器用なんだから。」
「リオ、頼む。一目、見たくて頑張ったからっ。にゃんにゃんの日だからっ。」
「にゃんにゃんの日なんて、聞いた事無いよ……。」


とか言いながら、リオはおずおずと猫耳カチューシャを頭にやった。
位置を確認するように、猫耳部分を撫でながら。

「こんな感じ、かな……。どう……?」
「あぁあっっ、合ってる、似合ってる、凄い可愛い。手も…手も……っ!」
「わわっ、分かった、分かったからっ。イグゥ、お、落ち着いてっ?」
「早く、早く、手もっ。」


猫耳を撫でるリオの頬が薄っすらピンク色で。
綺麗な顔に可愛らしさと恥じらいが滲んでる。
こんなの見て、オレが興奮しないワケが無い。
リオはかなりひいてるっぽいけど許してくれ。


「つ……着けた、よ?」

猫パンチ手袋を嵌めたリオは、困ったように手をモジモジさせる。
これがまた、あざといくらいにモフモフ手の魅力を引き出してる。


「凄い。可愛い。メチャクチャ可愛い。ヤバい、可愛い。」
「そ、そう……?」
「美人なリオが可愛いなんて反則だけど可愛い。もちろん、綺麗だ。」
「もぉ…大袈裟だなぁ。おれが……びっ、…美人なのは分かってるし。」

ただただ興奮してるだけのオレ。
脊髄で褒めてたら、ちょっとは慣れてくれたのか。
リオが高飛車な猫のように目を細めて、口角を上げた。


「リオ、頼みがある。」
「他にもまだあるの?」
「にゃんって、言ってくれ。」
「………。」
「……ぁ、いや、あの……。」

流石に気持ち悪過ぎたか。

今の発言を取り消そうかって、オレが焦ったら。

クスッて微笑を漏らしたリオが。
猫パンチを自分の顔の横に持って来て、招き猫のようなポーズをして。


「にゃあんっ♪」
「…ぅわあぁ~っ、リオぉ~っ!」
「ぎにゃあーっ!」


挑発的なリオの破壊力は抜群だった。
オレの脳髄にクリティカルヒットした。



そしてオレは病室で。
ベッドにリオを押し倒して。

散々っぱら、リオにキスをしまくった。
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