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興味深い話をしているね
オレの教育の甲斐あって今ではドルフも軽々しくアルロード様のお名前を口にしたりしない。えらいえらい。
でも言ってる内容はムカつくんだよ!
「そうだけど! あの方にはいつも笑顔でいて欲しいんだよ。まぁ憂い顔もめちゃくちゃ麗しいから眼福なんだけどさ」
「ハイハイ」
「あのお方はさ、告白してくれた人ができるだけ傷つかないように気遣って毎回優しい言葉をかけてくださる素晴らしい方なんだ。今回も本当に丁寧に言葉をかけてらしてさ、オレはもう、あのお方こそ幸せになって欲しいと思うんだよ」
「遠目にしか見てねぇくせによく言うぜ。半分以上想像だろ。いっつも思うけど、よくもまぁそんな、ろくに話した事もないヤツをそこまで信頼して、幸せを真剣に願えるよなぁ」
「いいだろ別に。好きな人の幸せを願って悪いことなんて別にないんだし」
「本当だね、僕もそう思うよ」
後ろから突然そう声をかけられて、オレは大きく肩を揺らした。
だって、この声。
「おお……」
ドルフが目を見開いてオレの斜め上を見た。そしてオレは、ギ、ギ、ギ……と錆びた機械のようにゆっくりと振り返る。
「すごく興味深い話をしているね。私も一緒に、その話を聞いても良いだろうか」
見上げたら、昼食のトレイを持ったアルロード様が、いつもの優しい微笑みを浮かべてオレを見下ろしていた。
***
ぶっちゃけそれからの事はあまり覚えていない。
二年もの間憧れて憧れて推し続けていたアルロード様が、オレの真横に座って学食食ってて、しかも時々間近にオレに微笑みかけて、なんか分かんないけど話しかけてくれてるなんて、夢みたいで頭が真っ白だった。
気がついたらほぼ飯を食い終わっていて、ゆっくり食後のコーヒーとか飲みながら談笑するフェーズに入っているわけだけど。
つーかドルフ、なんでそんなに自然体でアルロード様と話せるんだよ。アルロード様のキラキラをこんな至近距離で見て、目が痛くならないの?
信じられない気持ちでドルフを見たら、ドルフもオレの視線に気がついたらしい。目が合った途端にニヤリと悪い笑みを浮かべて、オレをからかう時の顔になった。
「お、やっと目が正気に戻ったか」
「え!!??? もしかしてオレ、なんか変なこと言った!!???」
「どうだろうなぁ」
ニヤニヤを深めるドルフの様子に、オレは真っ青になった。
もしかして舞い上がっちゃってアルロード様に馴れ馴れしい態度をとったり、変なこと口走っちゃったり、あまつさえセクハラしたりとかしてないよね!?
でも言ってる内容はムカつくんだよ!
「そうだけど! あの方にはいつも笑顔でいて欲しいんだよ。まぁ憂い顔もめちゃくちゃ麗しいから眼福なんだけどさ」
「ハイハイ」
「あのお方はさ、告白してくれた人ができるだけ傷つかないように気遣って毎回優しい言葉をかけてくださる素晴らしい方なんだ。今回も本当に丁寧に言葉をかけてらしてさ、オレはもう、あのお方こそ幸せになって欲しいと思うんだよ」
「遠目にしか見てねぇくせによく言うぜ。半分以上想像だろ。いっつも思うけど、よくもまぁそんな、ろくに話した事もないヤツをそこまで信頼して、幸せを真剣に願えるよなぁ」
「いいだろ別に。好きな人の幸せを願って悪いことなんて別にないんだし」
「本当だね、僕もそう思うよ」
後ろから突然そう声をかけられて、オレは大きく肩を揺らした。
だって、この声。
「おお……」
ドルフが目を見開いてオレの斜め上を見た。そしてオレは、ギ、ギ、ギ……と錆びた機械のようにゆっくりと振り返る。
「すごく興味深い話をしているね。私も一緒に、その話を聞いても良いだろうか」
見上げたら、昼食のトレイを持ったアルロード様が、いつもの優しい微笑みを浮かべてオレを見下ろしていた。
***
ぶっちゃけそれからの事はあまり覚えていない。
二年もの間憧れて憧れて推し続けていたアルロード様が、オレの真横に座って学食食ってて、しかも時々間近にオレに微笑みかけて、なんか分かんないけど話しかけてくれてるなんて、夢みたいで頭が真っ白だった。
気がついたらほぼ飯を食い終わっていて、ゆっくり食後のコーヒーとか飲みながら談笑するフェーズに入っているわけだけど。
つーかドルフ、なんでそんなに自然体でアルロード様と話せるんだよ。アルロード様のキラキラをこんな至近距離で見て、目が痛くならないの?
信じられない気持ちでドルフを見たら、ドルフもオレの視線に気がついたらしい。目が合った途端にニヤリと悪い笑みを浮かべて、オレをからかう時の顔になった。
「お、やっと目が正気に戻ったか」
「え!!??? もしかしてオレ、なんか変なこと言った!!???」
「どうだろうなぁ」
ニヤニヤを深めるドルフの様子に、オレは真っ青になった。
もしかして舞い上がっちゃってアルロード様に馴れ馴れしい態度をとったり、変なこと口走っちゃったり、あまつさえセクハラしたりとかしてないよね!?
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