43 / 49
幸福な気持ち
あまりの気持ち良さと羞恥で胸がいっぱいになって、思わずまた縋り付いていた。
「アルロード様……すき。好き……っ」
「……!!! 僕も、僕もルキノが好きだ!」
一瞬息を呑んだアルロード様が、泣きそうな顔でキスの雨を降らせてくる。なのに器用にもアルロード様の指はクニクニとオレの窄まりを慣していて、ついにツプン、と中に入ってきた。
「ああ……っ」
アルロード様の指が……!
愛しくて愛しくて堪らない人の指が、オレの奥へ奥へと入ってくる。そう思うだけで火がついたように熱い。この前入れたディルドの方がデカかった筈なのに、アルロード様の指だと思うと気持ち良くて仕方がない。
「ふっ……んんっ」
体が上下に揺れるくらい指で刺激されて、オレはもう息も絶え絶えだ。いつの間にか指が何本も入っていたのか孔の奥で多彩な動きをするのもヤバい。
「ふぁ……ああ……っ」
「気持ちいい……?」
俺はもうまともな声も出なくて、涙目で頷く事しかできなかった。
けれど、アルロード様はそれでも満足だったみたいで、嬉しそうに微笑むと俺の唇を愛し気に啄む。
アルロード様の香りに包まれて、ぴったりと肌を合わせて、こんなに幸せそうな顔でキスして貰えるなんて、そんな幸福があるだろうか。
オレの後孔を丹念に愛撫していた指で、一番感じる場所を殊更ねっとりと捏ねてから、アルロード様はゆっくりとオレの中から指を抜いた。
「ん……っ」
その刺激すら気持ち良くて、思わず小さな声が出た。
「アルロード様……?」
「入っていい?」
アルロード様の問いかけに否やがある筈がない。微笑んでコク、と頷くと、アルロード様は輝くような笑みを浮かべた。
ちょっと汗ばんでるのかアルロード様の肌がいつもよりしっとりしてて、ほんのり赤くて、なんかもうこんな色っぽいアルロード様を見放題なのがただただ嬉しい。
アルロード様に見蕩れてうっとりしていたら、アルロード様はなぜか急に真剣な顔になった。
「ルキノ、お互いにまだ理性が残っているうちに聞いておきたい」
「……?」
「僕は、身体を繋げるならちゃんと番になりたいんだ。ルキノ、そのチョーカーを外してはくれないだろうか」
「番……」
「一生、ルキノを大切にすると誓う。僕を信頼して、全てを預けてくれる?」
「アルロード様……」
そんなの、全幅の信頼を置いてるに決まってる。チョーカーを外すことが、その証になるのなら。
震える手でチョーカーを外したら、アルロード様の目に涙が浮かんだ。
「嬉しいよルキノ……! ありがとう」
ぎゅうっと強く抱きしめられて、こんなに喜んでくれるのならばチョーカーを外した甲斐があると思った。なのに、アルロード様はすぐに不安そうな色を瞳に浮かべて、オレを一心に見つめてくる。
「……? アルロード様?」
「緊張する……こんなに緊張するの、生まれて初めてかも。いっぱいほぐしたつもりだけど、もし痛かったらちゃんと言って」
どこまでも優しいアルロード様に、身も心も委ねきっていたら、アルロード様はオレの片足をぐっと折り畳むように持ち上げた。
腰がちょっと浮き上がって、後孔に熱い怒張がぴったりとあてられる。
「ルキノ……愛してる」
真っ直ぐに見つめてくるアルロード様の青い瞳から目が離せない。見つめ合ったまま、アルロード様の体重がかかった後孔にグ、と質量のある熱いモノが侵入してきた。
「あ……あ……あ……」
入って、くる。
この感動をどう表現したらいいのか。
苦しい。けど、それ以上に幸せで。
アルロード様の必死な顔が愛しくて愛しくて。
初めて身体を重ねた発情期は、これまで感じた苦しさなんかみじんもなくて、どこまでも幸せな時間だった。
***
それからはっきりと思考が戻ったのは五日ほど経過したあとで、どうやらオレは、初めて番と過ごした発情期に思いっきりどっぷりと嵌まってしまっていたようだった。
うっすらと思考が戻った時にはまだアルロード様に抱かれている最中で、奥の奥まで愛されて、過ぎた快楽になかなか言葉を発する事もできなくて。
けれど、オレの表情を丁寧に見てくれていたらしいアルロード様は、オレを見つめて花が綻ぶように微笑んだ。
「ルキノ、ヒートが収まってきたのかな?」
「アル……ロード、様……」
声がガラガラでうまく声が出ない。それに、とにかく気持ちいい。
でも、アルロード様が汗だくでオレを抱いているという事実が徐々に理解できてきて、一気に恥ずかしくなってしまった。
「ああ、蕩けた表情も可愛いけれど、ヒートじゃない、恥じらうルキノも愛らしい」
嬉しそうに笑ったアルロード様は怒張をさらに硬くして、オレの最奥に吐精した。
しばらくそのまま堅くオレを抱きしめて熱心に唇を貪っていたアルロード様は、ようやく唇を解放すると困ったように微笑む。
「離れがたいな」
オレも。
恥ずかしいけど、アルロード様の肌の温かさが嬉しくて、いつまでもこうしていたいと思ってしまう。
けれど、優しく身体を起こしてくれて水を呑ませてくれて、愛しそうにオレのうなじに傷薬を塗り込んでくれるアルロード様の姿に、じんわりと幸せな気持ちが湧き上がってくる。
「アルロード様……すき。好き……っ」
「……!!! 僕も、僕もルキノが好きだ!」
一瞬息を呑んだアルロード様が、泣きそうな顔でキスの雨を降らせてくる。なのに器用にもアルロード様の指はクニクニとオレの窄まりを慣していて、ついにツプン、と中に入ってきた。
「ああ……っ」
アルロード様の指が……!
愛しくて愛しくて堪らない人の指が、オレの奥へ奥へと入ってくる。そう思うだけで火がついたように熱い。この前入れたディルドの方がデカかった筈なのに、アルロード様の指だと思うと気持ち良くて仕方がない。
「ふっ……んんっ」
体が上下に揺れるくらい指で刺激されて、オレはもう息も絶え絶えだ。いつの間にか指が何本も入っていたのか孔の奥で多彩な動きをするのもヤバい。
「ふぁ……ああ……っ」
「気持ちいい……?」
俺はもうまともな声も出なくて、涙目で頷く事しかできなかった。
けれど、アルロード様はそれでも満足だったみたいで、嬉しそうに微笑むと俺の唇を愛し気に啄む。
アルロード様の香りに包まれて、ぴったりと肌を合わせて、こんなに幸せそうな顔でキスして貰えるなんて、そんな幸福があるだろうか。
オレの後孔を丹念に愛撫していた指で、一番感じる場所を殊更ねっとりと捏ねてから、アルロード様はゆっくりとオレの中から指を抜いた。
「ん……っ」
その刺激すら気持ち良くて、思わず小さな声が出た。
「アルロード様……?」
「入っていい?」
アルロード様の問いかけに否やがある筈がない。微笑んでコク、と頷くと、アルロード様は輝くような笑みを浮かべた。
ちょっと汗ばんでるのかアルロード様の肌がいつもよりしっとりしてて、ほんのり赤くて、なんかもうこんな色っぽいアルロード様を見放題なのがただただ嬉しい。
アルロード様に見蕩れてうっとりしていたら、アルロード様はなぜか急に真剣な顔になった。
「ルキノ、お互いにまだ理性が残っているうちに聞いておきたい」
「……?」
「僕は、身体を繋げるならちゃんと番になりたいんだ。ルキノ、そのチョーカーを外してはくれないだろうか」
「番……」
「一生、ルキノを大切にすると誓う。僕を信頼して、全てを預けてくれる?」
「アルロード様……」
そんなの、全幅の信頼を置いてるに決まってる。チョーカーを外すことが、その証になるのなら。
震える手でチョーカーを外したら、アルロード様の目に涙が浮かんだ。
「嬉しいよルキノ……! ありがとう」
ぎゅうっと強く抱きしめられて、こんなに喜んでくれるのならばチョーカーを外した甲斐があると思った。なのに、アルロード様はすぐに不安そうな色を瞳に浮かべて、オレを一心に見つめてくる。
「……? アルロード様?」
「緊張する……こんなに緊張するの、生まれて初めてかも。いっぱいほぐしたつもりだけど、もし痛かったらちゃんと言って」
どこまでも優しいアルロード様に、身も心も委ねきっていたら、アルロード様はオレの片足をぐっと折り畳むように持ち上げた。
腰がちょっと浮き上がって、後孔に熱い怒張がぴったりとあてられる。
「ルキノ……愛してる」
真っ直ぐに見つめてくるアルロード様の青い瞳から目が離せない。見つめ合ったまま、アルロード様の体重がかかった後孔にグ、と質量のある熱いモノが侵入してきた。
「あ……あ……あ……」
入って、くる。
この感動をどう表現したらいいのか。
苦しい。けど、それ以上に幸せで。
アルロード様の必死な顔が愛しくて愛しくて。
初めて身体を重ねた発情期は、これまで感じた苦しさなんかみじんもなくて、どこまでも幸せな時間だった。
***
それからはっきりと思考が戻ったのは五日ほど経過したあとで、どうやらオレは、初めて番と過ごした発情期に思いっきりどっぷりと嵌まってしまっていたようだった。
うっすらと思考が戻った時にはまだアルロード様に抱かれている最中で、奥の奥まで愛されて、過ぎた快楽になかなか言葉を発する事もできなくて。
けれど、オレの表情を丁寧に見てくれていたらしいアルロード様は、オレを見つめて花が綻ぶように微笑んだ。
「ルキノ、ヒートが収まってきたのかな?」
「アル……ロード、様……」
声がガラガラでうまく声が出ない。それに、とにかく気持ちいい。
でも、アルロード様が汗だくでオレを抱いているという事実が徐々に理解できてきて、一気に恥ずかしくなってしまった。
「ああ、蕩けた表情も可愛いけれど、ヒートじゃない、恥じらうルキノも愛らしい」
嬉しそうに笑ったアルロード様は怒張をさらに硬くして、オレの最奥に吐精した。
しばらくそのまま堅くオレを抱きしめて熱心に唇を貪っていたアルロード様は、ようやく唇を解放すると困ったように微笑む。
「離れがたいな」
オレも。
恥ずかしいけど、アルロード様の肌の温かさが嬉しくて、いつまでもこうしていたいと思ってしまう。
けれど、優しく身体を起こしてくれて水を呑ませてくれて、愛しそうにオレのうなじに傷薬を塗り込んでくれるアルロード様の姿に、じんわりと幸せな気持ちが湧き上がってくる。
あなたにおすすめの小説
最弱オレが、最強魔法騎士様のパートナーになった件
竜也りく
BL
「最悪だ……」
その日イールはめちゃくちゃ落ち込んでいた。
イールが通う魔術学校の卒業試験は制限時間72時間の中でどれだけ強い魔物を討伐できるかで審査される上、二人ひと組のチーム選だからだ。
入学してからこのかた常にダントツ最下位を取り続けてきたイールと組むなんて誰だってイヤだろうと思うと気が重いのに、パートナーを見てさらにため息を深くした。
イールのパートナーは、入学以来ダントツで首席な上に、代々騎士の家系に生まれたせいか剣の腕にも定評がある。その上人を寄せ付けない雰囲気ではあるものの顔もいいという、非の打ちどころのない完璧さを誇る男だった。
しかも彼はとんでもないSランクの魔物を仕留めるだなんて言いだして……。
アルファ王子に嫌われるための十の方法
小池 月
BL
攻め:アローラ国王太子アルファ「カロール」
受け:田舎伯爵家次男オメガ「リン・ジャルル」
アローラ国の田舎伯爵家次男リン・ジャルルは二十歳の男性オメガ。リンは幼馴染の恋人セレスがいる。セレスは隣領地の田舎子爵家次男で男性オメガ。恋人と言ってもオメガ同士でありデートするだけのプラトニックな関係。それでも互いに大切に思える関係であり、将来は二人で結婚するつもりでいた。
田舎だけれど何不自由なく幸せな生活を送っていたリンだが、突然、アローラ国王太子からの求婚状が届く。貴族の立場上、リンから断ることが出来ずに顔も知らないアルファ王子に嫁がなくてはならなくなる。リンは『アルファ王子に嫌われて王子側から婚約解消してもらえば、伯爵家に出戻ってセレスと幸せな結婚ができる!』と考え、セレスと共にアルファに嫌われるための作戦を必死で練り上げる。
セレスと涙の別れをし、王城で「アルファ王子に嫌われる作戦」を実行すべく奮闘するリンだがーー。
王太子α×伯爵家ΩのオメガバースBL
☆すれ違い・両想い・権力争いからの冤罪・絶望と愛・オメガの友情を描いたファンタジーBL☆
性描写の入る話には※をつけます。
11月23日に完結いたしました!!
完結後のショート「セレスの結婚式」を載せていきたいと思っております。また、その後のお話として「番となる」と「リンが妃殿下になる」ストーリーを考えています。ぜひぜひ気長にお待ちいただけると嬉しいです!
起きたらオメガバースの世界になっていました
さくら優
BL
眞野新はテレビのニュースを見て驚愕する。当たり前のように報道される同性同士の芸能人の結婚。飛び交うα、Ωといった言葉。どうして、なんで急にオメガバースの世界になってしまったのか。
しかもその夜、誘われていた合コンに行くと、そこにいたのは女の子ではなくイケメンαのグループで――。
【完結】完璧アルファの寮長が、僕に本気でパートナー申請なんてするわけない
中村梅雨(ナカムラツユ)
BL
海軍士官を目指す志高き若者たちが集う、王立海軍大学。エリートが集まり日々切磋琢磨するこの全寮制の学舎には、オメガ候補生のヒート管理のため“登録パートナー”による処理行為を認めるという、通称『登録済みパートナー制度』が存在した。
二年生になったばかりのオメガ候補生:リース・ハーストは、この大学の中で唯一誰ともパートナー契約を結ばなかったオメガとして孤独に過ごしてきた。しかしある日届いた申請書の相手は、完璧な上級生アルファ:アーサー・ケイン。絶対にパートナーなんて作るものかと思っていたのに、気付いたら承認してしまっていて……??制度と欲望に揺れる二人の距離は、じりじりと変わっていく──。
夢を追う若者たちが織り成す、青春ラブストーリー。
【完結】異世界に召喚された賢者は、勇者に捕まった!
華抹茶
BL
日本の一般的なサラリーマンである竹内颯太は、会社へ出勤する途中で異世界に召喚されてしまう。
「勇者様! どうかこの世界をお救いください!」
なんと颯太は『勇者』として、この世界に誕生してしまった魔王を倒してほしいと言われたのだ。
始めは勝手に召喚されたことに腹を立て、お前たちで解決しろと突っぱねるも、王太子であるフェリクスに平伏までされ助力を請われる。渋々ではあったが、結局魔王討伐を了承することに。
魔王討伐も無事に成功し、颯太は元の世界へと戻ることになった。
「ソウタ、私の気持ちを受け取ってくれないか? 私はあなたがいてくれるなら、どんなことだってやれる。あなたを幸せにすると誓う。だからどうか、どうか私の気持ちを受け取ってください」
「ごめん。俺はお前の気持ちを受け取れない」
元の世界へ帰る前日、フェリクスに告白される颯太。だが颯太はそれを断り、ひとり元の世界へと戻った。のだが――
「なんでまた召喚されてんだよぉぉぉぉぉ!!」
『勇者』となった王太子×『勇者』として異世界召喚されたが『賢者』となったサラリーマン
●最終話まで執筆済み。全30話。
●10話まで1日2話更新(12時と19時)。その後は1日1話更新(19時)
●Rシーンには※印が付いています。
BLゲームのモブに転生したので壁になろうと思います
雪
BL
前世の記憶を持ったまま異世界に転生!
しかも転生先が前世で死ぬ直前に買ったBLゲームの世界で....!?
モブだったので安心して壁になろうとしたのだが....?
ゆっくり更新です。
【BL】正統派イケメンな幼馴染が僕だけに見せる顔が可愛いすぎる!
ひつじのめい
BL
αとΩの同性の両親を持つ相模 楓(さがみ かえで)は母似の容姿の為にΩと思われる事が多々あるが、説明するのが面倒くさいと放置した事でクラスメイトにはΩと認識されていたが楓のバース性はαである。
そんな楓が初恋を拗らせている相手はαの両親を持つ2つ年上の小野寺 翠(おのでら すい)だった。
翠に恋人が出来た時に気持ちも告げずに、接触を一切絶ちながらも、好みのタイプを観察しながら自分磨きに勤しんでいたが、実際は好みのタイプとは正反対の風貌へと自ら進んでいた。
実は翠も幼い頃の女の子の様な可愛い楓に心を惹かれていたのだった。
楓がΩだと信じていた翠は、自分の本当のバース性がβだと気づかれるのを恐れ、楓とは正反対の相手と付き合っていたのだった。
楓がその事を知った時に、翠に対して粘着系の溺愛が始まるとは、この頃の翠は微塵も考えてはいなかった。
※作者の個人的な解釈が含まれています。
※Rシーンがある回はタイトルに☆が付きます。
異世界唯一のオメガ、恋を選ぶまでの90日
秋月真鳥
BL
――異世界に「神子」として召喚されたのは、28歳の元高校球児、瀬尾夏輝。
男性でありながらオメガである彼は、オメガの存在すら知られていない異世界において、唯一無二の「神に選ばれし存在」として迎えられる。
番(つがい)を持たず、抑制剤もないまま、夏輝は神殿で生活を共にする五人のアルファ候補たちの中から、90日以内に「番」となる相手を選ばなければならない。
だがその日々は決して穏やかではなく、隣国の陰謀や偽の神子の襲撃、そして己の体に起きる変化――“ヒート”と呼ばれる本能の波に翻弄されていく。
無口で寡黙な軍人アルファ・ファウスト。
年下でまっすぐな王太子・ジェラルド。
優しく理知的な年上宰相・オルランド。
彼らが見せる愛情と執着に、心を揺らしながら、夏輝は己の運命と向き合っていく。
――90日後、夏輝が選ぶのは、誰の「番」としての未来か。
神の奇跡と恋が交錯する異世界で、運命の愛が始まる――。