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第一章 ~始まりの章~
〈23〉ピカピカの帝国国立学園一年生
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ガスマニア帝国はこの国でも南の方の海を望む温暖な地域にある。
その、残暑の残る九月はじめ。俺は学園の入学式に臨む。
「坊ちゃま。お仕度できましたか?」
セバスチャンさんが入ってくる
「一応できました」
「シュンスケ、本当に立派になって。」
傍らでアリサが変な顔をしている。今日は姉ちゃんポジションではないのか?母ちゃんか?
朝から、アリサ専用のほうのお風呂に一緒に入って、俺の頭を洗ってくれて、セットとかもしてくれて、着替えもなんか手伝ってくれた。なんか、いざというときのための練習だって。いざって何?
ちなみにゴダはギルドの依頼経由で漁協に行って漁の手伝いに行ってるそうだ。アリサも後で合流するんだって。美味しいお魚持って帰ってきてね。
閑話休題
「上手に着れてますね」
なんて言いながらセバスチャンさんが、ネクタイとかのわずかな歪みとかを整えてくれる。
細かい地模様の入った美しいワイシャツに、学部を表した模様の学部章(ビジューっていうの?)がバーンってくっついたネクタイ。ズボンは普通だけど、ちびっこなのでサスペンダー。大事なウエストポーチにはベルト通しにセットできる専用のベルトをセバスチャンが用意してくれた。靴はローファーっぽい革靴、初日は靴擦れが心配。
その上にポケットに校章のアップリケの付いたジャケットを着てボタンを止める。学部章が大きすぎてネクタイ部分が全然見えてない。
・・・ちびっこの七五三用のスーツより派手。そういえば着た覚えのない七五三スーツと羽織袴セットが何セットかウエストポーチには入っている。
さらに豪華なスーツのその上に地面すれすれのフード付きローブ。
もちろんちびっこなので(二回目)誂えでございます。(きっとすぐに身長が伸びるから、仕立て直しだぜ!)
いやもともと既製服はないそうです。さすが貴族用の学校だ。
某魔法学校に似ているけど、首の学部章が重い。
「首が重いです」
「すぐに慣れますよ」
「暑いです」
九月はまだ、夏服の季節ではないのか!
「早く温度調節付与を身に着けてくださいね」
「うぐ。頑張ります!」
「コンコン、できたか?そろそろ行くぞ」
「ウリサ兄さん!はーい」
「おお、本当にお坊ちゃんだな。似合ってるじゃん」
「ありがとうございます。重くて暑いけど」
「お前はちゃんと鍛えてるから大丈夫だろ。温室育ちの貴族の息子もそれなんだぜ」
「そうですよね。わがままでした」
「わがまま言えるようになったのは良いことだけど?」
そういって、変わらず俺の頭を撫でてくる。出会った頃はあんなにそっけなかったのに。
最近笑顔も眩しい。それが嬉しいけどね。
「あ、兄さんダメ~。せっかくセットしたんだから」
アリサねえちゃんは最近マルガン辺境伯家のお仕着せの侍女服(メイド服)をお召しになっている。髪も仕事がしやすいように上げているので項が素敵。こっちも似合ってらっしゃいます。
「おっと、すまん」
「大丈夫ですよ」
ウリサは模試の時から、学園へ行くときは当然のように付き合ってくれる。
今日もカッコいいインナーに軽鎧を仕込んだ侍従スタイルだ。護衛も兼ねているから、ドミニク卿が用意した騎士が下げるような美しい鞘の剣を下げている。
「ゴホン。では、参りますよ。坊ちゃん」
まだ坊ちゃんごっこは続いているのだ。
まるで姫のように手を取られ、ウリサの補助をうけて馬車に乗る。
確かに、馬車ってステップが小さくて頼りないのよ。都バスみたいにノンステップにならんのか。
さて、模試とほとんど同じ内容だった入試を無事に突破した俺。過去問やりこんだ意味!
筆記試験で小細工(わざと1問ずつ間違えた)したのに、魔法の検査でたくさん属性があったので、〈Sクラス〉入り。
ガスマニア帝国国立学園は 帝国内のすべての学問の中枢を担う学術機関で、日本でいうところのユニバーシティタイプ?小学校レベルスタートの勉強ですけどね。
俺が進学した大学(休学中)も高校2年のオープンキャンパスの時に見に行って、一緒に行った連れとはぐれそうになった。ま、スマホがあるんだし、そんなに困らないけどね。
模試や入試の時は、入口すぐのところにある階段教室しか行かなかったけど、合格発表の後のガイダンス(その時に制服の採寸したんだけど十日で完成したんだ。早すぎない?)で案内ツアーがあった。
広大な敷地に いくつも建物があって、グラウンドというか訓練場もいろんなタイプが揃っている。屋内プールもある。あまりにも広いので、食堂一つのほかにオープンカフェもタイプ違いが三つある。五年も通うんだから全メニュー制覇したいよね。
学園には五つの学部に別れていて、普通学部・商業学部・芸術学部・騎士学部・魔法学部
具体的には
〈普通学部〉普通科、色んな学問をまんべんなく習う 最終学年は文系と数学系などに別れる 成績が良いと文官に進む
〈商業学部〉豪商の息子たちが通う
〈芸術学部〉絵や彫刻、音楽、服飾などを学ぶ
〈騎士学部〉体育会系。最低限の教養を学んだら ほかは訓練
そして俺が所属するのが〈魔法学部〉魔法の鍛錬 最終学年は新しい魔法の開発が課題
ってという展開だ。・・・理工学部はどれだろう。無いのかな。
まずは、カフェの全メニューとかいう前に、迷子にならないようにしなくちゃね。
つまり、Sクラスも五つあるんだって。騎士学部のSの人たちってどんなんだろう。高学年さんたちはムキムキ?我ながらべたな先入観だな。
初めはみんな普通学部に入ってスタートで、それぞればらばらで偏った学力を整えてから各学部に別れるらしい。
ということは、この入学式初日は非常に重要ってことだよね。緊張してきた!
今日は、俺の父兄代わりに在学中に後ろ盾になってくれるドミニク卿も馬車で一緒に同伴だ。ほんとにドミニク卿には感謝しかない。実際のところなぜそこまでしてくれるんだろう。以前にも聞いたことはあるけど、「子供は、チャンスがあったら深く考えずに使え」
だって。こんな男前な貴族ってこの国に他にもいるの?
また、馬車でドミニク卿と向かい合っている。
「学園で、お前自身の出生のことに触れることがあるかもしれない。もし、気になって自分で詳しく探しに国外に出かけたくなるかもしれない」
「はい?」ドミニク卿って俺より俺のこと知っているのか、ひょっとして。
「しかし、必ず勉強を全部終わらせてから行動するように」
「はい」
「出資している俺からの、ま、厳命だな」
そりゃそうです。
「わかりました。必ず良い結果を出して、恩返しますよ」
「いや、お前の面倒を見るのが・・・いや、何でもない」
ドミニク卿の独り言のようなつぶやきの途中で馬車は学園に到着した。
ガチャ
「お二人とも、付きましたよ。はい、坊ちゃん」
白い手袋越しに手をつかまれる。
「ありがとう兄さん」
「ウリサとお呼びください」
「うっ、ありがとうごさいます、ウリサ」
「ちっ、“ございます”は不要」
だめ出しされてもねー!そもそも、なぜにウリサ兄さんは俺を上にするんだ。
「お前ら、俺は卒業生用のサロンに行っとくから。んで、途中でポリゴンから直接ここに迎えに来るから、それで町に帰るわ」
「「わかりました」」
本来は海の家を切り盛りしていたウリアゴと俺がドミニク卿の護衛をしてポリゴンに帰るはずだったのに、俺の在学中は三人も帝都でずっと暮らすことになったんだ。三人ともそれで納得しているのが俺にはいまいち理解できてないんだけど。
ドミニク卿が
「使ってない屋敷なんて、すぐに朽ちるんだから、使ってやってくれ。」なんておっしゃる。お屋敷には本館がメインのお仕事だけど、使用人の方々も付属で付いているんです、管理しないといけないから。
ウリサ兄さんはなんか侍従ごっこが気に入ってるみたいだし、アリサは帝都生活満喫しているし、ゴダも漁協の手伝いで、毎日のようにお魚をもらって嬉しそうなので、まあ、いいか。
都会生活って、楽しいもんね。わかるわかる。
そうして、俺の帝都の学生生活がとうとう始まる。
その、残暑の残る九月はじめ。俺は学園の入学式に臨む。
「坊ちゃま。お仕度できましたか?」
セバスチャンさんが入ってくる
「一応できました」
「シュンスケ、本当に立派になって。」
傍らでアリサが変な顔をしている。今日は姉ちゃんポジションではないのか?母ちゃんか?
朝から、アリサ専用のほうのお風呂に一緒に入って、俺の頭を洗ってくれて、セットとかもしてくれて、着替えもなんか手伝ってくれた。なんか、いざというときのための練習だって。いざって何?
ちなみにゴダはギルドの依頼経由で漁協に行って漁の手伝いに行ってるそうだ。アリサも後で合流するんだって。美味しいお魚持って帰ってきてね。
閑話休題
「上手に着れてますね」
なんて言いながらセバスチャンさんが、ネクタイとかのわずかな歪みとかを整えてくれる。
細かい地模様の入った美しいワイシャツに、学部を表した模様の学部章(ビジューっていうの?)がバーンってくっついたネクタイ。ズボンは普通だけど、ちびっこなのでサスペンダー。大事なウエストポーチにはベルト通しにセットできる専用のベルトをセバスチャンが用意してくれた。靴はローファーっぽい革靴、初日は靴擦れが心配。
その上にポケットに校章のアップリケの付いたジャケットを着てボタンを止める。学部章が大きすぎてネクタイ部分が全然見えてない。
・・・ちびっこの七五三用のスーツより派手。そういえば着た覚えのない七五三スーツと羽織袴セットが何セットかウエストポーチには入っている。
さらに豪華なスーツのその上に地面すれすれのフード付きローブ。
もちろんちびっこなので(二回目)誂えでございます。(きっとすぐに身長が伸びるから、仕立て直しだぜ!)
いやもともと既製服はないそうです。さすが貴族用の学校だ。
某魔法学校に似ているけど、首の学部章が重い。
「首が重いです」
「すぐに慣れますよ」
「暑いです」
九月はまだ、夏服の季節ではないのか!
「早く温度調節付与を身に着けてくださいね」
「うぐ。頑張ります!」
「コンコン、できたか?そろそろ行くぞ」
「ウリサ兄さん!はーい」
「おお、本当にお坊ちゃんだな。似合ってるじゃん」
「ありがとうございます。重くて暑いけど」
「お前はちゃんと鍛えてるから大丈夫だろ。温室育ちの貴族の息子もそれなんだぜ」
「そうですよね。わがままでした」
「わがまま言えるようになったのは良いことだけど?」
そういって、変わらず俺の頭を撫でてくる。出会った頃はあんなにそっけなかったのに。
最近笑顔も眩しい。それが嬉しいけどね。
「あ、兄さんダメ~。せっかくセットしたんだから」
アリサねえちゃんは最近マルガン辺境伯家のお仕着せの侍女服(メイド服)をお召しになっている。髪も仕事がしやすいように上げているので項が素敵。こっちも似合ってらっしゃいます。
「おっと、すまん」
「大丈夫ですよ」
ウリサは模試の時から、学園へ行くときは当然のように付き合ってくれる。
今日もカッコいいインナーに軽鎧を仕込んだ侍従スタイルだ。護衛も兼ねているから、ドミニク卿が用意した騎士が下げるような美しい鞘の剣を下げている。
「ゴホン。では、参りますよ。坊ちゃん」
まだ坊ちゃんごっこは続いているのだ。
まるで姫のように手を取られ、ウリサの補助をうけて馬車に乗る。
確かに、馬車ってステップが小さくて頼りないのよ。都バスみたいにノンステップにならんのか。
さて、模試とほとんど同じ内容だった入試を無事に突破した俺。過去問やりこんだ意味!
筆記試験で小細工(わざと1問ずつ間違えた)したのに、魔法の検査でたくさん属性があったので、〈Sクラス〉入り。
ガスマニア帝国国立学園は 帝国内のすべての学問の中枢を担う学術機関で、日本でいうところのユニバーシティタイプ?小学校レベルスタートの勉強ですけどね。
俺が進学した大学(休学中)も高校2年のオープンキャンパスの時に見に行って、一緒に行った連れとはぐれそうになった。ま、スマホがあるんだし、そんなに困らないけどね。
模試や入試の時は、入口すぐのところにある階段教室しか行かなかったけど、合格発表の後のガイダンス(その時に制服の採寸したんだけど十日で完成したんだ。早すぎない?)で案内ツアーがあった。
広大な敷地に いくつも建物があって、グラウンドというか訓練場もいろんなタイプが揃っている。屋内プールもある。あまりにも広いので、食堂一つのほかにオープンカフェもタイプ違いが三つある。五年も通うんだから全メニュー制覇したいよね。
学園には五つの学部に別れていて、普通学部・商業学部・芸術学部・騎士学部・魔法学部
具体的には
〈普通学部〉普通科、色んな学問をまんべんなく習う 最終学年は文系と数学系などに別れる 成績が良いと文官に進む
〈商業学部〉豪商の息子たちが通う
〈芸術学部〉絵や彫刻、音楽、服飾などを学ぶ
〈騎士学部〉体育会系。最低限の教養を学んだら ほかは訓練
そして俺が所属するのが〈魔法学部〉魔法の鍛錬 最終学年は新しい魔法の開発が課題
ってという展開だ。・・・理工学部はどれだろう。無いのかな。
まずは、カフェの全メニューとかいう前に、迷子にならないようにしなくちゃね。
つまり、Sクラスも五つあるんだって。騎士学部のSの人たちってどんなんだろう。高学年さんたちはムキムキ?我ながらべたな先入観だな。
初めはみんな普通学部に入ってスタートで、それぞればらばらで偏った学力を整えてから各学部に別れるらしい。
ということは、この入学式初日は非常に重要ってことだよね。緊張してきた!
今日は、俺の父兄代わりに在学中に後ろ盾になってくれるドミニク卿も馬車で一緒に同伴だ。ほんとにドミニク卿には感謝しかない。実際のところなぜそこまでしてくれるんだろう。以前にも聞いたことはあるけど、「子供は、チャンスがあったら深く考えずに使え」
だって。こんな男前な貴族ってこの国に他にもいるの?
また、馬車でドミニク卿と向かい合っている。
「学園で、お前自身の出生のことに触れることがあるかもしれない。もし、気になって自分で詳しく探しに国外に出かけたくなるかもしれない」
「はい?」ドミニク卿って俺より俺のこと知っているのか、ひょっとして。
「しかし、必ず勉強を全部終わらせてから行動するように」
「はい」
「出資している俺からの、ま、厳命だな」
そりゃそうです。
「わかりました。必ず良い結果を出して、恩返しますよ」
「いや、お前の面倒を見るのが・・・いや、何でもない」
ドミニク卿の独り言のようなつぶやきの途中で馬車は学園に到着した。
ガチャ
「お二人とも、付きましたよ。はい、坊ちゃん」
白い手袋越しに手をつかまれる。
「ありがとう兄さん」
「ウリサとお呼びください」
「うっ、ありがとうごさいます、ウリサ」
「ちっ、“ございます”は不要」
だめ出しされてもねー!そもそも、なぜにウリサ兄さんは俺を上にするんだ。
「お前ら、俺は卒業生用のサロンに行っとくから。んで、途中でポリゴンから直接ここに迎えに来るから、それで町に帰るわ」
「「わかりました」」
本来は海の家を切り盛りしていたウリアゴと俺がドミニク卿の護衛をしてポリゴンに帰るはずだったのに、俺の在学中は三人も帝都でずっと暮らすことになったんだ。三人ともそれで納得しているのが俺にはいまいち理解できてないんだけど。
ドミニク卿が
「使ってない屋敷なんて、すぐに朽ちるんだから、使ってやってくれ。」なんておっしゃる。お屋敷には本館がメインのお仕事だけど、使用人の方々も付属で付いているんです、管理しないといけないから。
ウリサ兄さんはなんか侍従ごっこが気に入ってるみたいだし、アリサは帝都生活満喫しているし、ゴダも漁協の手伝いで、毎日のようにお魚をもらって嬉しそうなので、まあ、いいか。
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