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30 熊獣人の里
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千代を背負ったジャンヌは森の中を駆けだした。
ジャンヌは千代を背負って、軽々と森の中を疾走していく。
それでも人を背負って走ってるのだ、ラルーシアの家まで往路も走って来たであろう。
千代は引け目を感じたので、ジャンヌの来てる毛皮に【筋力増強】を黙って付与してあげた。
シュィイイインッ!
(これで少し楽になるかしら?)
「ウワッ! 急に体が軽くなった。まるで空を駆けてるみたいだ……チヨが補助魔法を掛けてくれたのだな。ありがとう」
「はい、どういたしまして。 わたし重いでしょうから……」
「いや、チヨは軽いぞ。もっと食べた方が良いな。大きく成れぬぞ」
「え、あの、わたし15歳なので、もう成長は止まってると思います」
「なんと、成人してたのか! ふ~む、始めて会った時は岩の上から見下ろしていたので小さく見えたのだな。そうか、成人年齢だったかぁ……」
「ジャンヌ様は、背が高くてカッコいいです。出来る女って感じです」
「俺は女をやめたのだ。父の後を継いで熊獣人王になるのだ」
「まぁ」
「王に成って妃を娶り、子孫繁栄を図って熊獣人の里を発展させるのだ」
「妃を娶り……子孫繁栄!? 男の方がジャンヌ様の妃に成るのですか?」
「あははははっ! チヨは子供だなぁ、妃は女しか成れぬのだぞ」
「まぁ、ジャンヌ様は王に成ったら、女性を妃に迎えて子孫をもうけるのですか?」
「その通りだ。子供を産むのは女性だけだからな!」
「あの、お子を作る為に必要な事は、御存じでしょうか?」
「うむ、大きな声で話す事ではないが、結婚して『チュウ』をすると女子の腹に子が宿るのだ!」
「えっとぅ、女同士でもチュウをすると、子が出来ると言うのですね?」
「ははははは、違う違う。王と妃がチュウをすると子が出来るのだ」
「はぁぁぁ……そのような話を始めて聞きました」
「チヨは成人してるのに、まだ子供だなぁ」
カァァ、カァァ、カァァ……、
アホォォ、アホォォ、アホォォ……、
烏の巣が近くにあるのだろうか? 急に烏の鳴き声が増えだした。
カァァ、カァァ、カァァ……、
アホォォ、アホォォ、アホォォ……、
『ジャン! ラルーシアには会えなかったであろう!』
突然、森に老婆の声が響き渡る。
「その声は『赤い領主、魔女ハウナゴリ』だな!?」
『フワッハッハッハアアアアアッ!』
ムクムクとわき上がる黒雲が太陽を遮り、烏が群れを成して舞い降りると、赤いローブを纏い赤いとんがり帽子を被った鼻と顎が長い婆さんが、黒い煙の中から現われた。
「ジャン、お主の母の命は尽きようとしておる。ラルーシアに会えなかったのは、運が尽きた証拠じゃ。ワシと契約すれば、お主の母の寿命を延ばしてやるぞ。イヒヒヒヒ」
「う~む……」
「ジャンヌ様、騙されてはいけません。魔女は騙して契約を結び、魂を地獄へ引き摺り落とすのです。お母様は必ず助かります。魔女の話に耳を貸してはいけません」
「ゥガアアアッ! 黙れ小娘! 知ったような口を聞くな。蛙にしてしまうぞ!」
「むぅん、そんな事は出来ません。 【光の矢】!」
黒雲を裂いて太陽が僅かに顔を出すと、ハウナゴリに向かって、光と共に矢が飛んで来た。
ビュウウウウウウウウウウ……グサッ!
ハウナゴリは間一髪ギリギリで【光の矢】を避ける。
【光の矢】は、ハウナゴリの目の前の地面に突き刺さっていた。
「あ、危なっ! これは?……ひ、【光の矢】じゃ、ゥギャアアアアアッ!」
ハウナゴリに向かって【光の矢】の聖光が輝き照らすと、彼女は黒い煙と共に地面に吸い込まれるように消えていった。
「ふん、騒がしい奴め! チヨ、ありがとう。俺はもう迷わないぞ。さぁ、里へ急ごう!」
「はい」
【光の矢】は、ステータスに最初からあったルミナ本人の魔法だった。
やがて、山に囲まれた小さな盆地に入ると。丸太の壁に囲まれた、こじんまりとした里に到着した。
広さ的にはカタランヌ町ぐらいだろうか。
壁の外には果樹園が広がり、小川が里の中央を通り抜けて、緩やかに流れている。
門前で、千代はジャンヌの背中から降りた。
長い事揺られていて、地面に立った時にフラッとする。
ジャンヌの背中のぬくもりと残り香に、少し酔っているようだった。
(はぁ、ご馳走様でした! 幸せなひと時だったわ)
2人は並んで歩いて里を真っ直ぐ抜けて、1番奥にある唯一の大理石の屋敷に入って行く。
他の家は皆、丸太を重ねて作ったロッジの様な建物だった。
ジャンヌは何処にも寄らずに、母の寝室に千代を連れて行った。
寝室は王妃様の部屋としては可愛らしく、プリンセスの部屋といった感じだ。
ベッドも彫刻の施された豪華な物で、布団と寝間着も可愛らしく華美な物だった。
ジャンヌと母親は顔がそっくりで、王妃様はとてもおしとやかな雰囲気を漂わせている。
だが2人からは、淑女と野生児と言った違いも感じられた。
ジャンヌの母は眠っているようだが、苦しそうにうなされている。
「さっそく、お母様の状態をを診て見ましょう。ジャンヌ様のお母様を【鑑定】!」
シュィイイイイインッ!
千代がジャンヌの母のステータスを確認すると、母の状態は『ハウナゴリの呪い』だった。
そして、他にも驚くステータス表示があった。
母の職業欄に『ラフラン王国王女』と、書いてあったのだ。
「おのれハウナゴリ。母に呪いをかけて俺に契約をさせようとしたのだな。許さんぞ!」
「とにかくまず、お母様の手当をいたしますね。お母様を【状態異常回復】!」
ピッキィイイイイインッ!
シュワシュワシュワシュワ……、
淀んだ空気が去り、爽やかな温かい風が部屋を満たすと、ジャンヌの母の体が桜色に輝いた。
「おぉ、魔女の呪いを解けるとは素晴らしいぞ、チヨ!」
「続いて、お母様の体力を【回復】!」
シュィイイイイインッ!
ジャンヌの母の顔色が、すぐに良くなり目を覚ます。
「うぅぅん……」
「これでもう安心ですわ」
「ありがとう、チヨ」
「いいえ、私などの魔法で治って良かったです」
事の成り行きを聞いたジャンヌの母も、ベッドから上体を起こして千代に礼を言う。
「チヨ様、どうもありがとうございます。お陰で元気になりました」
「どういたしまして! お役に立てて光栄です」
「チヨ、俺の妃に成ってくれ?」
「まぁ、ジャンヌ様。嬉しいですけど、女同士では子を作れませんわ」
「そうですよ、ジャンヌ。貴方は私とラフランに帰り、人間の王子と結婚するのです」
「はぁ? 私は王になるのです。王妃にはなりません」
「それなら、ラフラン王国の女王に成って婿を貰いなさい。人間の国の、人間の王になるのです」
「母の気持ちは理解できますが、父は決して認めてくれないでしょう」
「だから、ここから母と逃げましょう。母はこんな田舎暮らしは、もう嫌です。ラフラン王国に帰りたいのです」
「母上……」
「あのぅ、お父様とお母様は愛し合ってないのですか?」
「わたくしは、熊吉(熊獣人王の名前)に無理やり攫われて、ここに連れてこられたのです。愛してませんわ」
「まぁ……略奪愛だったのですね!」
千代は、その話を掘り下げたい気持ちと、妄想モードに落ちそうな自分を必死でこらえた。
「ジャンヌ、貴方は人間の国で王に成り、ここの里も支配して領地にすれば良いのです。人間の国の女王に成って、熊獣人の里も治めなさい。それで貴方の願いも叶い、父の後も継げるでしょう」
「そうか、そういう方法があったのですね。人間の国を手に入れて熊獣人の里も、いや全世界をも手に入れて見せましょう」
「そうです、その意気です。取り敢えず、母をラフラン王国に連れ帰っておくれ」
「分かりました」
「まぁ、何てことでしょう! 話を聞いてしまった私は、一体どうすれば良いのでしょう?」
ラフラン王国王女であったジャンヌの母ペネロペは、ただ母国に帰りたい一心で娘を説得したのであって、本心から娘を王にしようとは思っていなかった。
ジャンヌは千代を背負って、軽々と森の中を疾走していく。
それでも人を背負って走ってるのだ、ラルーシアの家まで往路も走って来たであろう。
千代は引け目を感じたので、ジャンヌの来てる毛皮に【筋力増強】を黙って付与してあげた。
シュィイイインッ!
(これで少し楽になるかしら?)
「ウワッ! 急に体が軽くなった。まるで空を駆けてるみたいだ……チヨが補助魔法を掛けてくれたのだな。ありがとう」
「はい、どういたしまして。 わたし重いでしょうから……」
「いや、チヨは軽いぞ。もっと食べた方が良いな。大きく成れぬぞ」
「え、あの、わたし15歳なので、もう成長は止まってると思います」
「なんと、成人してたのか! ふ~む、始めて会った時は岩の上から見下ろしていたので小さく見えたのだな。そうか、成人年齢だったかぁ……」
「ジャンヌ様は、背が高くてカッコいいです。出来る女って感じです」
「俺は女をやめたのだ。父の後を継いで熊獣人王になるのだ」
「まぁ」
「王に成って妃を娶り、子孫繁栄を図って熊獣人の里を発展させるのだ」
「妃を娶り……子孫繁栄!? 男の方がジャンヌ様の妃に成るのですか?」
「あははははっ! チヨは子供だなぁ、妃は女しか成れぬのだぞ」
「まぁ、ジャンヌ様は王に成ったら、女性を妃に迎えて子孫をもうけるのですか?」
「その通りだ。子供を産むのは女性だけだからな!」
「あの、お子を作る為に必要な事は、御存じでしょうか?」
「うむ、大きな声で話す事ではないが、結婚して『チュウ』をすると女子の腹に子が宿るのだ!」
「えっとぅ、女同士でもチュウをすると、子が出来ると言うのですね?」
「ははははは、違う違う。王と妃がチュウをすると子が出来るのだ」
「はぁぁぁ……そのような話を始めて聞きました」
「チヨは成人してるのに、まだ子供だなぁ」
カァァ、カァァ、カァァ……、
アホォォ、アホォォ、アホォォ……、
烏の巣が近くにあるのだろうか? 急に烏の鳴き声が増えだした。
カァァ、カァァ、カァァ……、
アホォォ、アホォォ、アホォォ……、
『ジャン! ラルーシアには会えなかったであろう!』
突然、森に老婆の声が響き渡る。
「その声は『赤い領主、魔女ハウナゴリ』だな!?」
『フワッハッハッハアアアアアッ!』
ムクムクとわき上がる黒雲が太陽を遮り、烏が群れを成して舞い降りると、赤いローブを纏い赤いとんがり帽子を被った鼻と顎が長い婆さんが、黒い煙の中から現われた。
「ジャン、お主の母の命は尽きようとしておる。ラルーシアに会えなかったのは、運が尽きた証拠じゃ。ワシと契約すれば、お主の母の寿命を延ばしてやるぞ。イヒヒヒヒ」
「う~む……」
「ジャンヌ様、騙されてはいけません。魔女は騙して契約を結び、魂を地獄へ引き摺り落とすのです。お母様は必ず助かります。魔女の話に耳を貸してはいけません」
「ゥガアアアッ! 黙れ小娘! 知ったような口を聞くな。蛙にしてしまうぞ!」
「むぅん、そんな事は出来ません。 【光の矢】!」
黒雲を裂いて太陽が僅かに顔を出すと、ハウナゴリに向かって、光と共に矢が飛んで来た。
ビュウウウウウウウウウウ……グサッ!
ハウナゴリは間一髪ギリギリで【光の矢】を避ける。
【光の矢】は、ハウナゴリの目の前の地面に突き刺さっていた。
「あ、危なっ! これは?……ひ、【光の矢】じゃ、ゥギャアアアアアッ!」
ハウナゴリに向かって【光の矢】の聖光が輝き照らすと、彼女は黒い煙と共に地面に吸い込まれるように消えていった。
「ふん、騒がしい奴め! チヨ、ありがとう。俺はもう迷わないぞ。さぁ、里へ急ごう!」
「はい」
【光の矢】は、ステータスに最初からあったルミナ本人の魔法だった。
やがて、山に囲まれた小さな盆地に入ると。丸太の壁に囲まれた、こじんまりとした里に到着した。
広さ的にはカタランヌ町ぐらいだろうか。
壁の外には果樹園が広がり、小川が里の中央を通り抜けて、緩やかに流れている。
門前で、千代はジャンヌの背中から降りた。
長い事揺られていて、地面に立った時にフラッとする。
ジャンヌの背中のぬくもりと残り香に、少し酔っているようだった。
(はぁ、ご馳走様でした! 幸せなひと時だったわ)
2人は並んで歩いて里を真っ直ぐ抜けて、1番奥にある唯一の大理石の屋敷に入って行く。
他の家は皆、丸太を重ねて作ったロッジの様な建物だった。
ジャンヌは何処にも寄らずに、母の寝室に千代を連れて行った。
寝室は王妃様の部屋としては可愛らしく、プリンセスの部屋といった感じだ。
ベッドも彫刻の施された豪華な物で、布団と寝間着も可愛らしく華美な物だった。
ジャンヌと母親は顔がそっくりで、王妃様はとてもおしとやかな雰囲気を漂わせている。
だが2人からは、淑女と野生児と言った違いも感じられた。
ジャンヌの母は眠っているようだが、苦しそうにうなされている。
「さっそく、お母様の状態をを診て見ましょう。ジャンヌ様のお母様を【鑑定】!」
シュィイイイイインッ!
千代がジャンヌの母のステータスを確認すると、母の状態は『ハウナゴリの呪い』だった。
そして、他にも驚くステータス表示があった。
母の職業欄に『ラフラン王国王女』と、書いてあったのだ。
「おのれハウナゴリ。母に呪いをかけて俺に契約をさせようとしたのだな。許さんぞ!」
「とにかくまず、お母様の手当をいたしますね。お母様を【状態異常回復】!」
ピッキィイイイイインッ!
シュワシュワシュワシュワ……、
淀んだ空気が去り、爽やかな温かい風が部屋を満たすと、ジャンヌの母の体が桜色に輝いた。
「おぉ、魔女の呪いを解けるとは素晴らしいぞ、チヨ!」
「続いて、お母様の体力を【回復】!」
シュィイイイイインッ!
ジャンヌの母の顔色が、すぐに良くなり目を覚ます。
「うぅぅん……」
「これでもう安心ですわ」
「ありがとう、チヨ」
「いいえ、私などの魔法で治って良かったです」
事の成り行きを聞いたジャンヌの母も、ベッドから上体を起こして千代に礼を言う。
「チヨ様、どうもありがとうございます。お陰で元気になりました」
「どういたしまして! お役に立てて光栄です」
「チヨ、俺の妃に成ってくれ?」
「まぁ、ジャンヌ様。嬉しいですけど、女同士では子を作れませんわ」
「そうですよ、ジャンヌ。貴方は私とラフランに帰り、人間の王子と結婚するのです」
「はぁ? 私は王になるのです。王妃にはなりません」
「それなら、ラフラン王国の女王に成って婿を貰いなさい。人間の国の、人間の王になるのです」
「母の気持ちは理解できますが、父は決して認めてくれないでしょう」
「だから、ここから母と逃げましょう。母はこんな田舎暮らしは、もう嫌です。ラフラン王国に帰りたいのです」
「母上……」
「あのぅ、お父様とお母様は愛し合ってないのですか?」
「わたくしは、熊吉(熊獣人王の名前)に無理やり攫われて、ここに連れてこられたのです。愛してませんわ」
「まぁ……略奪愛だったのですね!」
千代は、その話を掘り下げたい気持ちと、妄想モードに落ちそうな自分を必死でこらえた。
「ジャンヌ、貴方は人間の国で王に成り、ここの里も支配して領地にすれば良いのです。人間の国の女王に成って、熊獣人の里も治めなさい。それで貴方の願いも叶い、父の後も継げるでしょう」
「そうか、そういう方法があったのですね。人間の国を手に入れて熊獣人の里も、いや全世界をも手に入れて見せましょう」
「そうです、その意気です。取り敢えず、母をラフラン王国に連れ帰っておくれ」
「分かりました」
「まぁ、何てことでしょう! 話を聞いてしまった私は、一体どうすれば良いのでしょう?」
ラフラン王国王女であったジャンヌの母ペネロペは、ただ母国に帰りたい一心で娘を説得したのであって、本心から娘を王にしようとは思っていなかった。
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