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2.デビューの日
朝礼が終わると直ぐに一時間目の授業が始まる。昨日までは無かった視界に入ってくるフレームは違和感を覚える。まだ慣れない。しかし、レンズを通して見ても黒板の文字はしっかり見えている。それよりも気恥ずかしさから、下を向いてしまう。時折佳奈は、私の方を見ていた事に気がついたが、気づかないフリをしていた。
一時間目はあっと言う間に終わった。休み時間
佳奈がダッシュで駆け寄って来て
「どうだった?問題ない?」
と明るい口調で聞いてきた。
「大丈夫だったよ」
と答えると、隣の子が、
「眼鏡デビューだったんだね。可愛い眼鏡だね。」
とまた話しに入って来た。佳奈もそれに応じる様に、
「結構さとみ(私の事)は似合うから眼鏡仲間として嬉しいよ。」
なんて、本来の根明さがちょっと出てきた。
「佳奈ちゃんは大人っぽくて格好いい感じだよね。」
「そんな事ないよ~」
と私の眼鏡がきっかけで、他校出身の子とも打ち解ける事が出来た。佳奈は、長身で美人系。大人びた黒淵眼鏡姿が、知らない子からすると近寄りがたい雰囲気があったのかもしれない。キャラを出せる様になれるときっとみんな打ち解けるはず。
そして、2時間目、3時間目と進む内に、私の鼻と耳に痛みが出てきた。お昼前になると、耐え難くなり眼鏡を外し、その痛みのある鼻を触ってみると鼻あての形に凹んで跡が付いていた。私は、大変な事が起こったと思って、その跡をマッサージした。何だか目もズーンと重い感じもした。
その様子を、佳奈が見ていたらしく、昼のチャイムがなると直ぐにやって来て、
「大丈夫かい?痛いのも直ぐにしなくなってくるから頑張れ」
とドS発言。
「佳奈、ちょっと眼鏡休んで良いかな?」
と聞くと、ムッとしたのか
「無理しないで!」
とちょっと突き放した感じ。私は弱い子。その反応を見てまた眼鏡を装着し直すのだ。
その日の放課後、佳奈との帰り途
「さとみ初日はどうだった?ありがとう。私心強かった」
とツンデレ発言。私はこう言うのに弱い。
でも佳奈と別れると直ぐに眼鏡を外し鞄にしまい家に向かう。この姿を近所の誰かに見つかって親に報告されたらと思うとドキドキして来る。
家に帰ると、急に疲れが出て、ソファーで寝てしまい、帰宅した親に起こされた。
「どうしたのこんな所で寝て。ご飯食べてお風呂はせめて入って来な。」
と小言を言われた。
私は促されるままお風呂に入り、確かめる様に天井の水滴を数えていた。
翌朝、普段通り目が覚めた私は、佳奈との待ち合わせ場所に向かう。
「おはようさとみ。今日は?」
と自らがかけている眼鏡を指した。
私は促されて眼鏡を取り出しかける。
「そうだ、昨日耳と鼻痛そうにしてたから、土曜日かけ具合調整に行ってみる?」
と佳奈が言う。
「えっ、どこに行くの。」
「あのモールの中の眼鏡屋さんだよ。」
「調整なんか出来るんだ。」
「そうだよ。ついでに洋服も見てこようよ。」
と言う事で約束をしながら学校に向かう。着いて思い出す。そうだ、一時間目は体育だ。私達は急いで体育着に着替える。佳奈は、体育着に眼鏡。私は、眼鏡をかける事を躊躇して、教室に置いて行こうとする。すると、「良いよね外しても見えるのは。」と佳奈が言いそうな気がしたので、佳奈に倣い同じ様にかけて行く事にした。体育が始まる。準備運動で分かるその不便さ。ジャンプするとカチャ、カチャと音を立てて揺れる眼鏡。視界もそれに合わせて揺れる。私は手で落ちそうな眼鏡を直しながら、運動について行く。それと、視界が制限されている事を改めて意識する。目線の移動で済んでいた見る動作は、首をそちらに向ける必要がある事に気付く。知らなかった佳奈の苦労。気持ちが分かる気がした。それでも佳奈は元気に運動をしている。
そんな新しい経験をしながら眼鏡生活の最初の週末がやって来た。
私は、親に佳奈とモールに行くと言うと家を出て、角の家の塀を曲がると眼鏡をかけて佳奈との待ち合わせ場所に向かう。
「お待たせ。じゃ、いこか」
佳奈は、紺のワンピースで可愛い。私はジーンズにパーカー。全然可愛いくない。
モールに着くと佳奈の言う眼鏡屋さんに向かう。
佳奈は慣れた様に、店員のお兄さんに
「この子の眼鏡がズレ気味だから、調整お願いします。」
と店員さんにお願いしてくれた。私は、目が良いのに眼鏡をかけているのを見透かされはしないかと内心ドキドキしていたが、
「大丈夫ですよ。調整は無料です。月に1回は調整お勧めです」
と優しく言ってくれる。直ぐに掛け具合いを見て、鼻あてと弦をペンチみたいな工具で調整してくれた。
「これでいかがでしょうか?」
私は、びっくり。今までと全然違う。感触が無いという訳では無いが、最初の半分以下の感じだ。「ほら、すごいでしょう」
佳奈は、先輩風をふかす。
私達はその後、洋服屋さんに行こうと歩き出す。「あれ~!お二人さん」
聞き覚えのある声
振り返ると知らない女の人が…あっ先生。伊藤先生だ。先生は髪をおろして、ワンピース。そして、鼈甲淵のセルフレーム眼鏡をかけていた。しかも、緑,紫等玉虫色にギラギラ反射するレンズ。眼鏡の奥の瞳はいつもの先生よりも小さく映り、顔の輪郭に不自然な段差が出来ていた。
「佳奈さんおしゃれ、さとみちゃんも可愛い」「先生眼鏡ですね。」
佳奈は興奮気味。
「そうなのよ、すごい分厚くて先生だって気づいてもらえないかもと思ったよ。びっくりした?」「良いと思います。先生、眼鏡掛けさせて~。」佳奈はこういう躊躇しない所がすごい。
「良いけど、目に悪いわよ。」
と言いながら佳奈に手渡す。
「さとみ持ってて」
と佳奈の眼鏡を預かる私。佳奈は先生の眼鏡をかけて、
「あ~強いかな、でも見える見える」
とはしゃいでる。不意に私は佳奈のその眼鏡姿が神々しく映った。レンズがアクセサリーの様に輝き、佳奈の大きな目がレンズの屈折で小さく切れ長の目に映し変えられていた。眼を極限まで細めて佳奈の方を見ながら
「佳奈さん返して」
と言う先生の姿も私の中にカミナリを落とした。そして、手に持つ佳奈の眼鏡を見ると、先生の眼鏡の様に玉虫色の反射光と、レンズの向こうの小さくなった世界が奇妙な魅力となって私の心を掴んでしまった。佳奈は眼鏡を先生に返すと私の手から自分の相棒を手にとってかけ直した。
「2人とも目は大切にね。先生はゲームボーイでこんなド近眼になっちゃったの。これ以上目が悪くなるとコンタクトも度が無いのよ」
と言っていた。「じゃそろそろ行くね。」と離れて行った。佳奈は、
「先生の眼鏡レアだね。」
私も「うん、レア」
と答えたが、内心ドキドキがしばらく消えなかった。
一時間目はあっと言う間に終わった。休み時間
佳奈がダッシュで駆け寄って来て
「どうだった?問題ない?」
と明るい口調で聞いてきた。
「大丈夫だったよ」
と答えると、隣の子が、
「眼鏡デビューだったんだね。可愛い眼鏡だね。」
とまた話しに入って来た。佳奈もそれに応じる様に、
「結構さとみ(私の事)は似合うから眼鏡仲間として嬉しいよ。」
なんて、本来の根明さがちょっと出てきた。
「佳奈ちゃんは大人っぽくて格好いい感じだよね。」
「そんな事ないよ~」
と私の眼鏡がきっかけで、他校出身の子とも打ち解ける事が出来た。佳奈は、長身で美人系。大人びた黒淵眼鏡姿が、知らない子からすると近寄りがたい雰囲気があったのかもしれない。キャラを出せる様になれるときっとみんな打ち解けるはず。
そして、2時間目、3時間目と進む内に、私の鼻と耳に痛みが出てきた。お昼前になると、耐え難くなり眼鏡を外し、その痛みのある鼻を触ってみると鼻あての形に凹んで跡が付いていた。私は、大変な事が起こったと思って、その跡をマッサージした。何だか目もズーンと重い感じもした。
その様子を、佳奈が見ていたらしく、昼のチャイムがなると直ぐにやって来て、
「大丈夫かい?痛いのも直ぐにしなくなってくるから頑張れ」
とドS発言。
「佳奈、ちょっと眼鏡休んで良いかな?」
と聞くと、ムッとしたのか
「無理しないで!」
とちょっと突き放した感じ。私は弱い子。その反応を見てまた眼鏡を装着し直すのだ。
その日の放課後、佳奈との帰り途
「さとみ初日はどうだった?ありがとう。私心強かった」
とツンデレ発言。私はこう言うのに弱い。
でも佳奈と別れると直ぐに眼鏡を外し鞄にしまい家に向かう。この姿を近所の誰かに見つかって親に報告されたらと思うとドキドキして来る。
家に帰ると、急に疲れが出て、ソファーで寝てしまい、帰宅した親に起こされた。
「どうしたのこんな所で寝て。ご飯食べてお風呂はせめて入って来な。」
と小言を言われた。
私は促されるままお風呂に入り、確かめる様に天井の水滴を数えていた。
翌朝、普段通り目が覚めた私は、佳奈との待ち合わせ場所に向かう。
「おはようさとみ。今日は?」
と自らがかけている眼鏡を指した。
私は促されて眼鏡を取り出しかける。
「そうだ、昨日耳と鼻痛そうにしてたから、土曜日かけ具合調整に行ってみる?」
と佳奈が言う。
「えっ、どこに行くの。」
「あのモールの中の眼鏡屋さんだよ。」
「調整なんか出来るんだ。」
「そうだよ。ついでに洋服も見てこようよ。」
と言う事で約束をしながら学校に向かう。着いて思い出す。そうだ、一時間目は体育だ。私達は急いで体育着に着替える。佳奈は、体育着に眼鏡。私は、眼鏡をかける事を躊躇して、教室に置いて行こうとする。すると、「良いよね外しても見えるのは。」と佳奈が言いそうな気がしたので、佳奈に倣い同じ様にかけて行く事にした。体育が始まる。準備運動で分かるその不便さ。ジャンプするとカチャ、カチャと音を立てて揺れる眼鏡。視界もそれに合わせて揺れる。私は手で落ちそうな眼鏡を直しながら、運動について行く。それと、視界が制限されている事を改めて意識する。目線の移動で済んでいた見る動作は、首をそちらに向ける必要がある事に気付く。知らなかった佳奈の苦労。気持ちが分かる気がした。それでも佳奈は元気に運動をしている。
そんな新しい経験をしながら眼鏡生活の最初の週末がやって来た。
私は、親に佳奈とモールに行くと言うと家を出て、角の家の塀を曲がると眼鏡をかけて佳奈との待ち合わせ場所に向かう。
「お待たせ。じゃ、いこか」
佳奈は、紺のワンピースで可愛い。私はジーンズにパーカー。全然可愛いくない。
モールに着くと佳奈の言う眼鏡屋さんに向かう。
佳奈は慣れた様に、店員のお兄さんに
「この子の眼鏡がズレ気味だから、調整お願いします。」
と店員さんにお願いしてくれた。私は、目が良いのに眼鏡をかけているのを見透かされはしないかと内心ドキドキしていたが、
「大丈夫ですよ。調整は無料です。月に1回は調整お勧めです」
と優しく言ってくれる。直ぐに掛け具合いを見て、鼻あてと弦をペンチみたいな工具で調整してくれた。
「これでいかがでしょうか?」
私は、びっくり。今までと全然違う。感触が無いという訳では無いが、最初の半分以下の感じだ。「ほら、すごいでしょう」
佳奈は、先輩風をふかす。
私達はその後、洋服屋さんに行こうと歩き出す。「あれ~!お二人さん」
聞き覚えのある声
振り返ると知らない女の人が…あっ先生。伊藤先生だ。先生は髪をおろして、ワンピース。そして、鼈甲淵のセルフレーム眼鏡をかけていた。しかも、緑,紫等玉虫色にギラギラ反射するレンズ。眼鏡の奥の瞳はいつもの先生よりも小さく映り、顔の輪郭に不自然な段差が出来ていた。
「佳奈さんおしゃれ、さとみちゃんも可愛い」「先生眼鏡ですね。」
佳奈は興奮気味。
「そうなのよ、すごい分厚くて先生だって気づいてもらえないかもと思ったよ。びっくりした?」「良いと思います。先生、眼鏡掛けさせて~。」佳奈はこういう躊躇しない所がすごい。
「良いけど、目に悪いわよ。」
と言いながら佳奈に手渡す。
「さとみ持ってて」
と佳奈の眼鏡を預かる私。佳奈は先生の眼鏡をかけて、
「あ~強いかな、でも見える見える」
とはしゃいでる。不意に私は佳奈のその眼鏡姿が神々しく映った。レンズがアクセサリーの様に輝き、佳奈の大きな目がレンズの屈折で小さく切れ長の目に映し変えられていた。眼を極限まで細めて佳奈の方を見ながら
「佳奈さん返して」
と言う先生の姿も私の中にカミナリを落とした。そして、手に持つ佳奈の眼鏡を見ると、先生の眼鏡の様に玉虫色の反射光と、レンズの向こうの小さくなった世界が奇妙な魅力となって私の心を掴んでしまった。佳奈は眼鏡を先生に返すと私の手から自分の相棒を手にとってかけ直した。
「2人とも目は大切にね。先生はゲームボーイでこんなド近眼になっちゃったの。これ以上目が悪くなるとコンタクトも度が無いのよ」
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