普通の新婚生活が送りたい。

キャロル

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1章 巡りあい

14 遭遇

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出発の朝、昨夜の薬が効き過ぎたのか、声かけても起きないので先に支度する事にして、マイと隣室で準備をしていた。
そろそろかな?

ダダダダダ………バーン!……スタスタ……ヒョイ……、ストン。

翻訳すると寝室から駆けてきてドア開けてものすごい勢いで私の前まできて、私を持ち上げ膝の上に乗せてソフアに
腰かけた。というわけです。

「お、おはようザッ…ん」
言い終わる前にムチュッと濃いめの挨拶

「酷いよティア先に起きるなんて、目覚めの挨拶楽しみにしてたんだから、」
私の前限定デレデレ、プチポンコツ夫はお約束のギュウギュウしながら、首に顔を埋めている。

「声かけたんだけど、ぐっすり寝ていたから……ねぇザックのんびりしてる時間はないわよザックの支度が整い次第
出発するから、早く朝食とって、支度してね。もうすぐルークが来るから、私たちはサロンで待ってるから」

「ああ、わかった。」
私たちは部屋を出てサロンに向かった。

「旦那様は昨夜の事お気づきですかね?」

「多分、気づいたと思うけど、何も言えないわよ、クス」

「帰ってからの反動が…きっとすごいんでしょうねえ、頑張ってくださいセレスティア様」

「え!なんの反動?とにかく頑張るわ」
旦那様もポンコ…コホンだけど、セレスティア様も同類じゃないかな、仕事や魔法は優秀なのに色事は……。似た者夫婦でお似合いかもしれないと思ったマイだった。



皆の準備が整い出発です。

ザックと私、お父様とロイとマイの2台と10名の護衛は馬での出発~。
途中休憩挟みながら中継地点の宿につきました。着いた時、私少々くったりです、理由はお察しください車内は2人だけの密室、運転者空間と独立した作りとなっているんです。慣らさないと困るのはティアだよなんて言いながら、嬉々として移動時間を楽しんでましたよ。
されるがままに翻弄されて悔しいので宿は別室にしてやった。私はマイと同室、ザックは隣の部屋に1人にしてやりました。

次の日一人寝が辛かったのか今日の移動中はおとなしくしてくれたので、疲れる事なく現地に到着です。


森の入り口に30名ほどの討伐隊が待機していました。今回はサラマンダー3体だから精鋭揃い、ザック達は早速、サラマンダーを討伐しに結界の中に入っていきます。私たちは護衛10人、ロイ、マイ、父、の14名で結界の調査と復旧作業に取り掛かります。

ザック達の戦う音が聞こえる最中内側の結界を父と2人で強化した。こちらは簡単に終わったんですが、外側は完全に消失してしまってるから、作り直しになった。

「お父様、こっちは少し時間がかかりそうですね!お父様が初期構築して私が範囲と強度を追加します。核となる魔石を地面に置いてください。今度は見つからないように魔石自体にステルス機能を付与します!」

「そうだな、では始めよう。」
お父様の魔法陣の真ん中に魔石を置いてそこで重ねるように魔法を展開してステルス付与していきます。範囲が広いので、かなり魔力を使う7割完成した所で、突然!襲撃にあった。

ドーンと物凄い爆発音と共に覆面した10数人の黒装束の者たちからの攻撃を受けた。
咄嗟に父が防御魔法を展開してくれて私は無事だったが護衛の何人かは負傷した。
さらに剣を持って襲ってきた!こちらも精鋭揃いで今回はロイとマイがいる。大丈夫!

「こっちはあと2割、もう少しで完成なの!私の防御はお父様がするから、ロイとマイは雑魚達を片付けてきて!」
私の側を離れたくないというマイをロイに連れて行ってと指示した。すぐさま護衛達に加勢して、覆面達を倒して行き
残り2人という所で結界が完成した。

私と父も加勢しようとかけ寄った。

この残った2人は他とは段違いに強い!ロイとマイでも苦戦している。敵1人をロイとマイ2人がかりでやっと互角。
もう1人がゆっくりこちらに向かってきた。

私は身体強化をかけ身構えた。

お父様の攻撃魔法を全て弾き、お父様を電撃魔法で吹っ飛ばした。まずい!一瞬お父様に視線を向けた瞬間にすぐ目の前まで詰め寄られた。

覆面男が真っ直ぐ私を見据え、エメラルドのような緑の瞳と視線があった。顔が近づき耳元で
「見つけた!僕のお姫様」
そう聞こえた瞬間に

「ティア~~」
とザックの声がした。咄嗟に目の前の男の腹に強化したパンチをして距離をとった。

ザックが私を後ろに庇い男と向かい合い戦闘体制に入った所で、覆面男は

「残念、時間切れだね、まだ、今の僕では彼には勝てないからね!今日はだだの挨拶だから退散するよ。でもいずれまた会おう。その時までに僕を思い出してね!ルーナ」
パチンとウインクしてあっという間に去った。

ルーナ?……イアベトス?……ゼノ……そのまま私は意識を手放した。
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