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4 これはご褒美か拷問か
地球の皆さんおはようございます。 ジャスミンです。
時間が経つのは早いですね。もう朝です。
昨日、片付けが、…多分…終わって…る?…終わらせたはず、ですが、今私は自室ベットの中に居らっしゃいます…。
まさに、いらっしゃるですよ。全然記憶ないんですから、着替えもされ、体もサッパリしております。
きっと、ケリーが身を整えてくれたんでしょう、寝ている人間は非常に重いので動かすのも大変なんです、誠に上司?として部下の手を煩わせてしまいました。反省します。
__コンコン____
「お嬢様、お目覚めですか?中に入ってよろしいですか?」
ん?ルーク?いつもは許可など取らずズカズカ入ってきて、有無を言わさず叩き起こすのに、…。
「ええ、勿論、入って来てちょうだい。」
ベットに腰掛けぼーっと寝室の扉を見つめるとおしぼり数本と飲み物を乗せたトレイを持ったルークが入ってきた。
「おはようございます。よく眠れましたか?こちらはレモン水です。お飲みください。」
「ありがとう、いたただくわ。_はぁ、美味しいわ、やはり王都のお水よりここのお水の方が格段に美味しいわねー五臓六腑に染み渡るーって実感できるわ」
起きがけでしかもこんなに美味しい水、ついぐびっと2杯も一気のみしちゃった、はしたなかったかしら?でもここにはルークしかいないからいいかあ~。
「…ごぞ…うろっぷ?…なんですかそれは?」
いけない、ついあちらの世界の言葉を使ってしまった。バーチャルの中では風景こそ中世ヨーロッパだったけど電気や下水道系道路などは整っている…なのに移動は馬車という化学や建築土木が進んでるのか遅れているのかわからない不思議な設定だったけど、あくまでもバーチャル(ゲーム)の世界、こんなヘンテコな設定も疑問もなく只々イケメンとのアレコレを楽しむ内容だったのでゲームの中だと思えば違和感ないが、これが現実となると話は違う!ゲーム内は当然日本語だった…ところがここは言葉が違う!この世界独特の言語?なんだと思う、かく言う私も普通にこちらの言語が口から出ている。
こうして、たまに日本語がこちらの言葉に変換されずそのままの言葉で発せられることがあるから、困るのよね。
「え?そんな事言ったかしら?5、6杯は飲めるーって言ったのよ」
「…そうです…か?私の聞き間違いでしたか。失礼しました。」
…ふう、とりあえず、ごまかせた?危ない、気をつけないと、説明は難しいし、頭のおかしな女だと思われるわ。
「では、お嬢様、おみ足を拭いてから、足のマッサージを致しますから、ベットにうつ伏せに寝てください」
足のマッサージ?えーまじー超嬉しい、向こうではリンパマッサージが大好きで通に通ってた。こちらでもマッサージはケリーにしてもらってるんだけど、物足りないのよねー。先日あまりの物足りなさにルークにリンパマッサージのこと力説したのよー言葉の説明で出来るかわからないけど、もしできたら、最高じゃない!通わなくても自宅でマッサージしてもらえるなんて。
「え?ほんと?嬉しいーお願いするわ。先日説明した、手順と手の位置覚えてる?特に足首から始めて、膝裏と内腿からお尻の付け根まで下からぎゅうっとね!必ず下から上によ。じゃよろしく」
この世界に来てリンパマッサージができる嬉しさのあまり、ぽすんとベットにうつ伏せになり膝まで捲れ上がったネグリジェ姿の私をルークが熱のこもった眼差しで見ていた事も知らず、ウキウキと心躍らせていた。
「はぁ、いい、凄く気持ちいいー、ルーク最高よーもっと強くてのいいわーお願い、あ、そう…そこ…ああ、気持ちいいー…んん、はぁ、」
「………、こ、こんな感じか?…」
「ああ、いい、うまいわーそう、ルークーそのままー…んあーもっとしてー」
「…うぐっ!」
____ルーク____
失敗だ!これは明らかに失敗だ!まさかこんな事になるなんて……。
俺はジャスミンがケリーにオイルマッサージというのをして欲しいとそのマッサージについて説明を受けているところに同席していた。そのマッサージは普通の服の上から体をほぐす事ではなく体にオイルを塗りながら揉むんじゃなく撫でるように体をほぐす施術だそうだ。即座にこれは使える!鈍いジャスミンをマッサージに託けて甘い雰囲気に持っていきあわよくば喰ってしまおう、なんて下心満載でいや下心しかないな。このマッサージは俺にとってご褒美じゃないか、毎日でもしてやると嬉々としてマッサージを申し出た事を今は後悔している。
ジャスミンは普通の御令嬢とは格段に違うと言うことをこの時の俺は失念していた。
純粋にマッサージを堪能しているジャスミンに不埒な事が…できない…できるわけがない。しかも、ジャスミンから発せられる声は…声だけ聞いたら勘違いしてしまうような言い回しだ、…なんて事だ!…鈍いジャスミンにはストレートに表現すると心に誓ったのについ下心だしてしまった。…あまりに純粋にマッサージを楽しんでるこの時間に水はさせない…、
チキショウ!拷問だぜ!
すらりと伸びた白く綺麗な脚に滑らかな肌…ああ、うつ伏せのジャスミンから見えないのが幸いだけど、俺の股間がヤバいことになっている…ジャスミン、俺も男だぞ!肌晒して、その肌に触れているのに微塵も意識しないのか?
ジャスミンにとって俺はただの執事という存在なのか?男として意識してはくれないのか?
時々キスをしてみてはいるが、その時は恥ずかしそうにしても直ぐにいつものジャスミンに戻ってしまう……、頼む少しでも俺を男として見て欲しい…。
くそ!朝から、こんな拷問受けることになるなんて、とんだ失策だ!
(こんな、朝から苦行を強いられてるルークを尻目に、ジャスミンの脳内はまさに違う意味でのお話畑になっていました。
ここで一部ジャスミンの脳内がどんな事になっているかご紹介しましょう。)
____ジャスミン脳内____
うわーこれ、まじいいー、最高!本家の施術師さんよりうまいよ!時間があったら足裏だけでも、毎日してもらおうーっと、背中や肩もやって欲しいなぁ、ケリーでもいいんだけど、手が小さいからなぁ、ルークぐらいの手の大きさがいいかなぁ、確か全身だと2時間はかかるから、結構な重労働だよねぇ、でもせめて3日か4日に一回はして欲しいな、あっちの世界では10日に一回しか通えなくて、ほんとは時間があれば2日に一回は通たかったくらいリンパマッサージが好きなんだよねー、まさに天国極楽気分!通わずともいつでも自宅でマッサージが堪能できる、面倒も多いけど、お嬢様でよかった~。ルークに全身リンパマッサージをレクチャーしてから交渉してみようっと、
(と、まぁ、純粋にマッサージを堪能しているジャスミンです。向こうの世界のリンパマッサージはパンイチが当たり前、その為、施術されている間は、ドクターにおっぱい見られてもお仕事だから~と割り切れてしまう事と同じく羞恥心が欠落してしまうのがジャスミンなのです。さてみなさんは、ここでルークの拷問とも言える苦行がさらにレベルを上げて続くとこを、簡単に予想できるでしょう。なぜなら、ルークはジャスミンの期待に満ち溢れた眼差しで見つめられお願いされると断れないですからね!…あ!私が誰か気になりました?……なってない…残念です。ではまた…時々お会いできると…思います。ご機嫌よう)
「お嬢様?……ジャスミン?…嘘だろ?…またか!」
「…スウスウ…」
この状態で…寝るのか?慣れない馬車移動で疲れていたんだろうが……俺のあらぬ姿を見られなくてよかったのか?しょうがないなぁ、無邪気な顔して気持ちよさそうに寝息を立てて寝ているジャスミンの身支度を整え額にキスを落とし俺は部屋を出た。
時間が経つのは早いですね。もう朝です。
昨日、片付けが、…多分…終わって…る?…終わらせたはず、ですが、今私は自室ベットの中に居らっしゃいます…。
まさに、いらっしゃるですよ。全然記憶ないんですから、着替えもされ、体もサッパリしております。
きっと、ケリーが身を整えてくれたんでしょう、寝ている人間は非常に重いので動かすのも大変なんです、誠に上司?として部下の手を煩わせてしまいました。反省します。
__コンコン____
「お嬢様、お目覚めですか?中に入ってよろしいですか?」
ん?ルーク?いつもは許可など取らずズカズカ入ってきて、有無を言わさず叩き起こすのに、…。
「ええ、勿論、入って来てちょうだい。」
ベットに腰掛けぼーっと寝室の扉を見つめるとおしぼり数本と飲み物を乗せたトレイを持ったルークが入ってきた。
「おはようございます。よく眠れましたか?こちらはレモン水です。お飲みください。」
「ありがとう、いたただくわ。_はぁ、美味しいわ、やはり王都のお水よりここのお水の方が格段に美味しいわねー五臓六腑に染み渡るーって実感できるわ」
起きがけでしかもこんなに美味しい水、ついぐびっと2杯も一気のみしちゃった、はしたなかったかしら?でもここにはルークしかいないからいいかあ~。
「…ごぞ…うろっぷ?…なんですかそれは?」
いけない、ついあちらの世界の言葉を使ってしまった。バーチャルの中では風景こそ中世ヨーロッパだったけど電気や下水道系道路などは整っている…なのに移動は馬車という化学や建築土木が進んでるのか遅れているのかわからない不思議な設定だったけど、あくまでもバーチャル(ゲーム)の世界、こんなヘンテコな設定も疑問もなく只々イケメンとのアレコレを楽しむ内容だったのでゲームの中だと思えば違和感ないが、これが現実となると話は違う!ゲーム内は当然日本語だった…ところがここは言葉が違う!この世界独特の言語?なんだと思う、かく言う私も普通にこちらの言語が口から出ている。
こうして、たまに日本語がこちらの言葉に変換されずそのままの言葉で発せられることがあるから、困るのよね。
「え?そんな事言ったかしら?5、6杯は飲めるーって言ったのよ」
「…そうです…か?私の聞き間違いでしたか。失礼しました。」
…ふう、とりあえず、ごまかせた?危ない、気をつけないと、説明は難しいし、頭のおかしな女だと思われるわ。
「では、お嬢様、おみ足を拭いてから、足のマッサージを致しますから、ベットにうつ伏せに寝てください」
足のマッサージ?えーまじー超嬉しい、向こうではリンパマッサージが大好きで通に通ってた。こちらでもマッサージはケリーにしてもらってるんだけど、物足りないのよねー。先日あまりの物足りなさにルークにリンパマッサージのこと力説したのよー言葉の説明で出来るかわからないけど、もしできたら、最高じゃない!通わなくても自宅でマッサージしてもらえるなんて。
「え?ほんと?嬉しいーお願いするわ。先日説明した、手順と手の位置覚えてる?特に足首から始めて、膝裏と内腿からお尻の付け根まで下からぎゅうっとね!必ず下から上によ。じゃよろしく」
この世界に来てリンパマッサージができる嬉しさのあまり、ぽすんとベットにうつ伏せになり膝まで捲れ上がったネグリジェ姿の私をルークが熱のこもった眼差しで見ていた事も知らず、ウキウキと心躍らせていた。
「はぁ、いい、凄く気持ちいいー、ルーク最高よーもっと強くてのいいわーお願い、あ、そう…そこ…ああ、気持ちいいー…んん、はぁ、」
「………、こ、こんな感じか?…」
「ああ、いい、うまいわーそう、ルークーそのままー…んあーもっとしてー」
「…うぐっ!」
____ルーク____
失敗だ!これは明らかに失敗だ!まさかこんな事になるなんて……。
俺はジャスミンがケリーにオイルマッサージというのをして欲しいとそのマッサージについて説明を受けているところに同席していた。そのマッサージは普通の服の上から体をほぐす事ではなく体にオイルを塗りながら揉むんじゃなく撫でるように体をほぐす施術だそうだ。即座にこれは使える!鈍いジャスミンをマッサージに託けて甘い雰囲気に持っていきあわよくば喰ってしまおう、なんて下心満載でいや下心しかないな。このマッサージは俺にとってご褒美じゃないか、毎日でもしてやると嬉々としてマッサージを申し出た事を今は後悔している。
ジャスミンは普通の御令嬢とは格段に違うと言うことをこの時の俺は失念していた。
純粋にマッサージを堪能しているジャスミンに不埒な事が…できない…できるわけがない。しかも、ジャスミンから発せられる声は…声だけ聞いたら勘違いしてしまうような言い回しだ、…なんて事だ!…鈍いジャスミンにはストレートに表現すると心に誓ったのについ下心だしてしまった。…あまりに純粋にマッサージを楽しんでるこの時間に水はさせない…、
チキショウ!拷問だぜ!
すらりと伸びた白く綺麗な脚に滑らかな肌…ああ、うつ伏せのジャスミンから見えないのが幸いだけど、俺の股間がヤバいことになっている…ジャスミン、俺も男だぞ!肌晒して、その肌に触れているのに微塵も意識しないのか?
ジャスミンにとって俺はただの執事という存在なのか?男として意識してはくれないのか?
時々キスをしてみてはいるが、その時は恥ずかしそうにしても直ぐにいつものジャスミンに戻ってしまう……、頼む少しでも俺を男として見て欲しい…。
くそ!朝から、こんな拷問受けることになるなんて、とんだ失策だ!
(こんな、朝から苦行を強いられてるルークを尻目に、ジャスミンの脳内はまさに違う意味でのお話畑になっていました。
ここで一部ジャスミンの脳内がどんな事になっているかご紹介しましょう。)
____ジャスミン脳内____
うわーこれ、まじいいー、最高!本家の施術師さんよりうまいよ!時間があったら足裏だけでも、毎日してもらおうーっと、背中や肩もやって欲しいなぁ、ケリーでもいいんだけど、手が小さいからなぁ、ルークぐらいの手の大きさがいいかなぁ、確か全身だと2時間はかかるから、結構な重労働だよねぇ、でもせめて3日か4日に一回はして欲しいな、あっちの世界では10日に一回しか通えなくて、ほんとは時間があれば2日に一回は通たかったくらいリンパマッサージが好きなんだよねー、まさに天国極楽気分!通わずともいつでも自宅でマッサージが堪能できる、面倒も多いけど、お嬢様でよかった~。ルークに全身リンパマッサージをレクチャーしてから交渉してみようっと、
(と、まぁ、純粋にマッサージを堪能しているジャスミンです。向こうの世界のリンパマッサージはパンイチが当たり前、その為、施術されている間は、ドクターにおっぱい見られてもお仕事だから~と割り切れてしまう事と同じく羞恥心が欠落してしまうのがジャスミンなのです。さてみなさんは、ここでルークの拷問とも言える苦行がさらにレベルを上げて続くとこを、簡単に予想できるでしょう。なぜなら、ルークはジャスミンの期待に満ち溢れた眼差しで見つめられお願いされると断れないですからね!…あ!私が誰か気になりました?……なってない…残念です。ではまた…時々お会いできると…思います。ご機嫌よう)
「お嬢様?……ジャスミン?…嘘だろ?…またか!」
「…スウスウ…」
この状態で…寝るのか?慣れない馬車移動で疲れていたんだろうが……俺のあらぬ姿を見られなくてよかったのか?しょうがないなぁ、無邪気な顔して気持ちよさそうに寝息を立てて寝ているジャスミンの身支度を整え額にキスを落とし俺は部屋を出た。
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