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第5話 紺野来人(20歳)のブログ=梅枝七海(17歳)
<12月11日>ファーストキスを奪う
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#今日は七海を誘って、浜名湖へドライブに出掛けた。舘山寺の浜辺で初めてのキスをしたが、その後の計画に邪魔が入ってしまった。
七海とは夏休み以来メールのやり取りをしていて、近々帰郷するとメールしたら会いたいと言ってきた。こんなチャンスはないと思い、父親の車を借りてドライブを計画した。目的はもちろん彼女をおとす事で、雰囲気を作ってキスをし、その流れで抱く事ができればと策略していた。一緒にナンパした金澤は、花織という子を抱いたと言っていた。どうせうまい事を言って口説いたか、無理矢理に迫ったか分からないが、彼の手口は巧妙で、俺も見習って七海をモノにするつもりだった。
彼女の目的は、自分の書いた小説を読んで欲しかったらしいが、俺はそんな事はどうでも良かった。舘山寺の浜辺に下り立った時に、チャンスが訪れた。寒さで震えている彼女をグランドコートに包み込んで抱き寄せ、そして唇を奪った。キスは初めてらしく、寒さだけの震えでないと分かった。ついばむようなキスを何度かしていると、彼女は立っていられなくなって身体を預けてきた。車の中でその続きをしようかと思ったが、ここであせる事はないと思い、やさしくいたわりながら車を出した。#
期末テストが終わった土曜日、七海は来人の運転する車で浜名湖に向かっていた。父親の車を借りるので、一緒にドライブに行かないかとメールが来ていた。七海は二人きりで車に乗って出掛ける事に迷っていたが、真面目そうな彼を信頼していた。親には、まさか男子大学生とドライブに行くとは言えず、友達と静岡の繁華街に行くと嘘を付いて出掛けた。
☆七海☆紺野さんと二人だけのドライブに最初は緊張していたが、浜松に着く頃には大分慣れた。鰻屋さんで私の書いた小説を渡すと、ペラペラとページをめくっていたが、特にコメントはなかった。浜名湖大橋を渡り、ガーデンパークに立ち寄って舘山寺へと向かった。彼のエスコートは完璧で、大人の女性として扱われているようで、しかも恋人と過ごしているような気分でいた。☆☆☆☆☆
舘山寺の浜辺に下り立った時には、日は西に傾きかけていて、この地区特有の遠州の空っ風が吹き荒んでいた。七海はダッフルコートを着ていたが、冷たい風に耐えられず襟をつかんで震えていた。すると、紺野が自分のグランドコートで七海を包み込み、両手を胸の辺りに回して抱き寄せた。七海は身動きが出来ず、そのまま彼の体の温かさに身を預けていた。
「寒いけど、もう少しこうしていていい?」と紺野に頭の上でささやかれ、七海は頭の中が真っ白になり、軽くうなずいていた。すると、
「七海ちゃん、こっち向いて!」と言われて顔を上げた瞬間、彼の唇が七海の唇をとらえた。初めてのキスは突然で、七海はそのまま固まっていた。
☆七海☆初めてキスされた時、あまりにも突然過ぎて何が何だか分からなかった。知り合ってから会うのは二度目で、しかも正式に交際をしている訳でもない相手と、自分がいとも簡単にキスするとは思わなかった。心の中ではあり得ない事として拒絶していたが、身体はキスを受け入れていて震えが止まらなかった。初めは寒さで冷たかった彼の唇は、2度3度と繰り返される内に温かさを感じるようになった。そこからは立っていられなくなり、彼に身を預けてしまった。☆☆☆☆☆
紺野は目的の一つを成し遂げた事に満足し、次の段階にどう進むかを考えていた。車の中でする事も考えたが、初めての女の子を狭い車内で犯す事は無理だと思った。
「震えているよ!寒いの?ごめんね、車に行こうか!」と促し、彼女を支えて車に戻った。彼が買って来てくれた温かい飲み物を口にし、七海はようやく落ち着きを取り戻し、今起こった事を改めて考えていた。
七海とは夏休み以来メールのやり取りをしていて、近々帰郷するとメールしたら会いたいと言ってきた。こんなチャンスはないと思い、父親の車を借りてドライブを計画した。目的はもちろん彼女をおとす事で、雰囲気を作ってキスをし、その流れで抱く事ができればと策略していた。一緒にナンパした金澤は、花織という子を抱いたと言っていた。どうせうまい事を言って口説いたか、無理矢理に迫ったか分からないが、彼の手口は巧妙で、俺も見習って七海をモノにするつもりだった。
彼女の目的は、自分の書いた小説を読んで欲しかったらしいが、俺はそんな事はどうでも良かった。舘山寺の浜辺に下り立った時に、チャンスが訪れた。寒さで震えている彼女をグランドコートに包み込んで抱き寄せ、そして唇を奪った。キスは初めてらしく、寒さだけの震えでないと分かった。ついばむようなキスを何度かしていると、彼女は立っていられなくなって身体を預けてきた。車の中でその続きをしようかと思ったが、ここであせる事はないと思い、やさしくいたわりながら車を出した。#
期末テストが終わった土曜日、七海は来人の運転する車で浜名湖に向かっていた。父親の車を借りるので、一緒にドライブに行かないかとメールが来ていた。七海は二人きりで車に乗って出掛ける事に迷っていたが、真面目そうな彼を信頼していた。親には、まさか男子大学生とドライブに行くとは言えず、友達と静岡の繁華街に行くと嘘を付いて出掛けた。
☆七海☆紺野さんと二人だけのドライブに最初は緊張していたが、浜松に着く頃には大分慣れた。鰻屋さんで私の書いた小説を渡すと、ペラペラとページをめくっていたが、特にコメントはなかった。浜名湖大橋を渡り、ガーデンパークに立ち寄って舘山寺へと向かった。彼のエスコートは完璧で、大人の女性として扱われているようで、しかも恋人と過ごしているような気分でいた。☆☆☆☆☆
舘山寺の浜辺に下り立った時には、日は西に傾きかけていて、この地区特有の遠州の空っ風が吹き荒んでいた。七海はダッフルコートを着ていたが、冷たい風に耐えられず襟をつかんで震えていた。すると、紺野が自分のグランドコートで七海を包み込み、両手を胸の辺りに回して抱き寄せた。七海は身動きが出来ず、そのまま彼の体の温かさに身を預けていた。
「寒いけど、もう少しこうしていていい?」と紺野に頭の上でささやかれ、七海は頭の中が真っ白になり、軽くうなずいていた。すると、
「七海ちゃん、こっち向いて!」と言われて顔を上げた瞬間、彼の唇が七海の唇をとらえた。初めてのキスは突然で、七海はそのまま固まっていた。
☆七海☆初めてキスされた時、あまりにも突然過ぎて何が何だか分からなかった。知り合ってから会うのは二度目で、しかも正式に交際をしている訳でもない相手と、自分がいとも簡単にキスするとは思わなかった。心の中ではあり得ない事として拒絶していたが、身体はキスを受け入れていて震えが止まらなかった。初めは寒さで冷たかった彼の唇は、2度3度と繰り返される内に温かさを感じるようになった。そこからは立っていられなくなり、彼に身を預けてしまった。☆☆☆☆☆
紺野は目的の一つを成し遂げた事に満足し、次の段階にどう進むかを考えていた。車の中でする事も考えたが、初めての女の子を狭い車内で犯す事は無理だと思った。
「震えているよ!寒いの?ごめんね、車に行こうか!」と促し、彼女を支えて車に戻った。彼が買って来てくれた温かい飲み物を口にし、七海はようやく落ち着きを取り戻し、今起こった事を改めて考えていた。
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