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24歳の花純の隠し事
2 性行為を間近に見て
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私と南城先輩との関係は、今まで通りに先輩と後輩の間柄で、それ以上には発展しませんでした。それから私は反省し、恋愛とは無縁の時を過ごしました。
大学3年生の夏、私は河口湖で行われたゼミの合宿に参加しました。もうすぐ始まる教育実習の準備を兼ねた合宿でした。夜になって、同部屋の女子が、二人の男子を連れてきて、トランプをして遊びました。一人は彼女の彼氏らしく、もう一人は矢代明治という同学年の男子でした。その内に、付き合っている同士がいちゃつき始めたので、私は面倒だと思い部屋から外の庭に出ると、矢代が追いかけてきました。
「ああ言うの、嫌ですよね!何か出汁に使われたようで、参りました。」
「矢代君もそう思ったんだ。良かった、私だけでなくて。」
退屈を紛らわすために暫くの話をして、私達は意気投合していました。部屋に戻ると同部屋の彼女は眠っていたので、私も布団に入りました。小一時間して、隣の布団から妙な声が漏れ聞こえてきました。
「駄目だよ、坂上さんが起きちゃう!いやだ、そんな事をしたら…。」
「大丈夫だよ!彼女はぐっすり眠ってるみたいだから、良いだろ?」
さっきの男子が夜這いに来たようで、私は起きる訳にいかず、寝たふりをしていました。二人の行為はエスカレートするばかりで止める気配はなく、何をしているのかが大体想像が付きました。キスしながら胸を揉んでる。今度は胸を舐めて乳首を吸っている。手は彼女の股間にあるらしい。
「いやだ!そんな所を触ったら、感じちゃう!いじわるね!」
どんな風にしているか見てやろうと思い、私は寝返りを打ちました。二人は私の動きには気付かず、夢中になってペッティングに励んでいました。時々布団がめくれて、彼女の白い脚と彼氏の毛深い脚が絡み合っているのが見えました。私にとってセックスは未知の世界で、目の当たりにして衝撃でした。まるで動物その物の動きと厭らしい声、私もいつかこんな事をするのかと思い怖くなりました。同時に、私の中の女が目覚めたようで、股の辺りが湿っぽく、そこを思わず手で確認していました。
「ねえ、入れるの?ゴムは持って来たの?駄目だよ、出来たら困るよ!」
布団が大きく持ち上がり、男が女の上にまたがり重なったようでした。彼女の懇願も虚しく、自分の欲望を満たそうと強引に進める男に怒りを覚えました。しかし、彼女はそれを受け入れ、喘ぎ声を上げて彼氏にしがみ付いているではありませんか。私は訳が分からなく、布団の動きに目を凝らして見ていました。
二人の性行為が終わり、男は部屋から出て行きました。彼女はそのまま眠りに就いていましたが、私は目が冴えてしまいました。いつの間にかまどろんでいた私に、彼女が声を掛けてきました。
「坂上さん、よく寝たね。私は中々眠れなくて、ああ眠い。」
よくもまあ、平気な顔をしていられるもんだと呆れました。あんな事をして、何もなかったかのようにできるんだろうか、私には無理だと思いました。
大学3年生の夏、私は河口湖で行われたゼミの合宿に参加しました。もうすぐ始まる教育実習の準備を兼ねた合宿でした。夜になって、同部屋の女子が、二人の男子を連れてきて、トランプをして遊びました。一人は彼女の彼氏らしく、もう一人は矢代明治という同学年の男子でした。その内に、付き合っている同士がいちゃつき始めたので、私は面倒だと思い部屋から外の庭に出ると、矢代が追いかけてきました。
「ああ言うの、嫌ですよね!何か出汁に使われたようで、参りました。」
「矢代君もそう思ったんだ。良かった、私だけでなくて。」
退屈を紛らわすために暫くの話をして、私達は意気投合していました。部屋に戻ると同部屋の彼女は眠っていたので、私も布団に入りました。小一時間して、隣の布団から妙な声が漏れ聞こえてきました。
「駄目だよ、坂上さんが起きちゃう!いやだ、そんな事をしたら…。」
「大丈夫だよ!彼女はぐっすり眠ってるみたいだから、良いだろ?」
さっきの男子が夜這いに来たようで、私は起きる訳にいかず、寝たふりをしていました。二人の行為はエスカレートするばかりで止める気配はなく、何をしているのかが大体想像が付きました。キスしながら胸を揉んでる。今度は胸を舐めて乳首を吸っている。手は彼女の股間にあるらしい。
「いやだ!そんな所を触ったら、感じちゃう!いじわるね!」
どんな風にしているか見てやろうと思い、私は寝返りを打ちました。二人は私の動きには気付かず、夢中になってペッティングに励んでいました。時々布団がめくれて、彼女の白い脚と彼氏の毛深い脚が絡み合っているのが見えました。私にとってセックスは未知の世界で、目の当たりにして衝撃でした。まるで動物その物の動きと厭らしい声、私もいつかこんな事をするのかと思い怖くなりました。同時に、私の中の女が目覚めたようで、股の辺りが湿っぽく、そこを思わず手で確認していました。
「ねえ、入れるの?ゴムは持って来たの?駄目だよ、出来たら困るよ!」
布団が大きく持ち上がり、男が女の上にまたがり重なったようでした。彼女の懇願も虚しく、自分の欲望を満たそうと強引に進める男に怒りを覚えました。しかし、彼女はそれを受け入れ、喘ぎ声を上げて彼氏にしがみ付いているではありませんか。私は訳が分からなく、布団の動きに目を凝らして見ていました。
二人の性行為が終わり、男は部屋から出て行きました。彼女はそのまま眠りに就いていましたが、私は目が冴えてしまいました。いつの間にかまどろんでいた私に、彼女が声を掛けてきました。
「坂上さん、よく寝たね。私は中々眠れなくて、ああ眠い。」
よくもまあ、平気な顔をしていられるもんだと呆れました。あんな事をして、何もなかったかのようにできるんだろうか、私には無理だと思いました。
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