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第1章:異世界の森で生活開始
第20話:ヘビを退治しよう
私が光ったあと、何故か動きを止めているヘビに向かって走っていく。
本当に自分の身体なのかと疑いたくなるほど、身体が軽い。それに、足も速く、力も増している気がする。
そのまま、ヘビのもとへ走り、ジャンプして、ヘビの顔を、思いっきりグーで殴った。
ヘビの顔は、殴られた方向に、大きくのけぞり、大きな音を立てながら、地面に倒れ込んだ。いや、めり込んだ。
・・・・・・なんなの、今のは。
ものすごい、力だったんだけど!
『身体強化』を使ったカイトの体当たりを軽く受け流して、私の『ストーンバレット』でも倒れなかった、でっかいヘビが、吹っ飛んでいったんだけど!?
倒れ込んだヘビは、なんとか身体を起こして、こちらに向いているが、その様子は、最初に私たちを見下ろしていた、あの余裕のある態度とは、まったく違っていた。
しきりに、首を動かし、舌を動かして、まるで逃げ道を探してるようだった。
・・・だが、まあ、逃してやるつもりはない。
カイトをあんな目に遭わせた奴だ。
それに、逃がせば、また襲われるかもしれない。最初、このヘビは地面から飛び出してきた。つまり、こいつは地中を移動できる。
であれば、洞窟の地面から、このヘビが出てこないとも限らない。
やはり、このヘビは、ここで確実に始末しておく必要がある。
腹は決まった。このヘビは殺す。必ず。
そう思っていると、不思議と、なにをすればいいか、分かるような気がした。
本能というのだろうか。無意識に、どうやって攻撃するのが最適か、身体の使い方、攻撃するべき箇所、それらが手に取るように分かった。
ヘビに向かって、走り出す。
ヘビまで5メートルほどの距離になったところで、右足を強く踏み込み、バネのようにして、空中へ飛び上がる。
右手を開き、爪を出すように、猫の手のような形を作る。
それから、右手を振り上げ、バレーのスパイクが如く、ヘビの顔面に叩き付けた。
・・・・・・・・・・・・ヘビは、再び地面へと倒れ込んだ。
ヘビが倒れた際にでた砂煙が晴れると、そこには無残な姿になったヘビが横たわっていた。
ヘビの顔面には、4本の深い傷が入っている。
その内の1本が、ヘビの目を破壊し、残りが口や、牙を破壊している。
しきりに動いていた、舌が綺麗に切り落とされ、転がっている。
当然ながら、ヘビは絶命していた。
♢ ♢ ♢
ヘビが死んだのを確認すると、急いでカイト達のもとへ向かう。
カイトは、意識を取り戻し、身体を起こしていた。
「良かった!」と思い、安堵しながら、カイトのもとへ駆け寄る
「カイト! 大丈夫!? 怪我は!?」
「・・・・・・・・・お、お姉ちゃん。大丈夫だよ。『身体強化』使ってたし、『アマジュの実』を食べたから・・・。痛いところは、その、無いよ」
「そっか。よかった。本当によかった・・・・・・・・・」
思わず、カイトを抱きしめた。
「ポーラも怪我ない?」
「・・・・・・う、うん。大丈夫だよ、コトハ姉ちゃん」
なぜだろう。カイトとポーラの様子がおかしい。
怪我は無いようだし、ヘビも倒した。
それなのに、2人とも、まだどこか怯えているように見える。
それにリンが、後ろの木の陰に隠れて出てこない。
さっきは、私をおいて、カイトのもとへ行くことを渋っていたリンが、こっちに来てくれない。
そう、内心で落ち込んでいると・・・
「・・・・・・えーっと、お姉ちゃん。その、姿は?」
「・・・ん? あー、なんかいきなり、手足に鱗が生えて、ドラゴンみたいになったんだよねー。びっくりしたけど、パワーあったし、おかげでヘビも倒せたよ」
「・・・・・・・・・い、いや、それだけじゃないような・・・」
「・・・ん? それ以外にもなんかなってる?」
「え、えっとね、そ、そのー、「ほっぺたも、首も、鱗がびっしりだよ?」 あっ、ポーラ・・・」
カイトがどう言おうか迷うようにしていると、ポーラがそう言いながら、私の顔や首を指さした。
・・・・・・・・・へ? 顔や首にも鱗があるの?
「・・・それに、角が生えてるよ? 青い角が2本」
諦めたようなカイトにそう言われ、頭を触ると、耳の上辺り、後頭部の部分から、2本の角が生えているのが分かった。
それに、顔や首を触ってみると、確かに鱗の感触がある。
驚いて、『土魔法』で穴を掘って、『水魔法』で水をためる。
水面に、顔を向けると、そこには、目の下からほっぺたを通り首に繋がるように、鱗がびっしりと生え、頭から2本の青い角が生えた、私の顔が映っていた・・・・・・・・・
♢ ♢ ♢
水面に映った姿と、カイトやポーラが教えてくれた情報を合わせるに、私は、二足歩行のドラゴンのような姿になっているようだ。幸い尻尾はないようだが・・・
目や鼻や口、髪はそのままだが、それ以外は、腕や脚を中心に、身体を鱗が覆っている。『身体装甲』を一部解除してみたが、首の鱗は、胸の上あたりまで続いていた。脚の鱗は、太ももからだ。
両脚の、動きやすいポケットの多いズボンのような形にしていた部分の『身体装甲』や、長袖のシャツのようにしていた両腕の『身体装甲』は、腕や脚が変化するときに、消えてしまったようだ。
・・・・・・さて、どうしたものか。
この姿に変化したことで、ヘビを倒すことができたのは間違いない。つまり、この姿は、こと戦闘をするに当たっては、とても有用なのだろう。
しかし、18歳の女の子としては、困る。大変に困る。
実はこの世界に来てから、前世でやっていた入念なお肌のお手入れや、髪のお手入れをしなくても —そもそも、化粧水など無いからできないのだが— 肌がすべすべで、髪のさらさらなのが、自慢だった。
顔や、身長、プロポーションは、前世の私と変わらないようだったが、肌や髪の綺麗さは、増しているように感じていて、嬉しかった。
それが、この姿では、『身体装甲』から露出している肌は全て、カチカチの鱗に覆われている。防御力は高そうだが、見た目はちょっと、いや、だいぶ厳つい。
さっきの戦闘中、この姿に変化したが、どういう理由なんだろうか。
そう思い、一度、自分のステータスを見ることにした。
♢ ♢ ♢
名前:コトハ・ミズハラ
種族:魔竜族
年齢:0
魔法:火魔法5、水魔法5、土魔法5、光魔法5、闇魔法1
スキル:身体装甲3、鑑定3
固有スキル:自動防御大、自動回復大、魔力回復大、竜人化Ⅰ
ユニークスキル:魔法適正極、魔法能力極
耐性:精神耐性4
称号:世界を渡りし者、リンの主
♢ ♢ ♢
・・・・・・うん、理由は分かった。『竜人化』、こいつだな。
本当に自分の身体なのかと疑いたくなるほど、身体が軽い。それに、足も速く、力も増している気がする。
そのまま、ヘビのもとへ走り、ジャンプして、ヘビの顔を、思いっきりグーで殴った。
ヘビの顔は、殴られた方向に、大きくのけぞり、大きな音を立てながら、地面に倒れ込んだ。いや、めり込んだ。
・・・・・・なんなの、今のは。
ものすごい、力だったんだけど!
『身体強化』を使ったカイトの体当たりを軽く受け流して、私の『ストーンバレット』でも倒れなかった、でっかいヘビが、吹っ飛んでいったんだけど!?
倒れ込んだヘビは、なんとか身体を起こして、こちらに向いているが、その様子は、最初に私たちを見下ろしていた、あの余裕のある態度とは、まったく違っていた。
しきりに、首を動かし、舌を動かして、まるで逃げ道を探してるようだった。
・・・だが、まあ、逃してやるつもりはない。
カイトをあんな目に遭わせた奴だ。
それに、逃がせば、また襲われるかもしれない。最初、このヘビは地面から飛び出してきた。つまり、こいつは地中を移動できる。
であれば、洞窟の地面から、このヘビが出てこないとも限らない。
やはり、このヘビは、ここで確実に始末しておく必要がある。
腹は決まった。このヘビは殺す。必ず。
そう思っていると、不思議と、なにをすればいいか、分かるような気がした。
本能というのだろうか。無意識に、どうやって攻撃するのが最適か、身体の使い方、攻撃するべき箇所、それらが手に取るように分かった。
ヘビに向かって、走り出す。
ヘビまで5メートルほどの距離になったところで、右足を強く踏み込み、バネのようにして、空中へ飛び上がる。
右手を開き、爪を出すように、猫の手のような形を作る。
それから、右手を振り上げ、バレーのスパイクが如く、ヘビの顔面に叩き付けた。
・・・・・・・・・・・・ヘビは、再び地面へと倒れ込んだ。
ヘビが倒れた際にでた砂煙が晴れると、そこには無残な姿になったヘビが横たわっていた。
ヘビの顔面には、4本の深い傷が入っている。
その内の1本が、ヘビの目を破壊し、残りが口や、牙を破壊している。
しきりに動いていた、舌が綺麗に切り落とされ、転がっている。
当然ながら、ヘビは絶命していた。
♢ ♢ ♢
ヘビが死んだのを確認すると、急いでカイト達のもとへ向かう。
カイトは、意識を取り戻し、身体を起こしていた。
「良かった!」と思い、安堵しながら、カイトのもとへ駆け寄る
「カイト! 大丈夫!? 怪我は!?」
「・・・・・・・・・お、お姉ちゃん。大丈夫だよ。『身体強化』使ってたし、『アマジュの実』を食べたから・・・。痛いところは、その、無いよ」
「そっか。よかった。本当によかった・・・・・・・・・」
思わず、カイトを抱きしめた。
「ポーラも怪我ない?」
「・・・・・・う、うん。大丈夫だよ、コトハ姉ちゃん」
なぜだろう。カイトとポーラの様子がおかしい。
怪我は無いようだし、ヘビも倒した。
それなのに、2人とも、まだどこか怯えているように見える。
それにリンが、後ろの木の陰に隠れて出てこない。
さっきは、私をおいて、カイトのもとへ行くことを渋っていたリンが、こっちに来てくれない。
そう、内心で落ち込んでいると・・・
「・・・・・・えーっと、お姉ちゃん。その、姿は?」
「・・・ん? あー、なんかいきなり、手足に鱗が生えて、ドラゴンみたいになったんだよねー。びっくりしたけど、パワーあったし、おかげでヘビも倒せたよ」
「・・・・・・・・・い、いや、それだけじゃないような・・・」
「・・・ん? それ以外にもなんかなってる?」
「え、えっとね、そ、そのー、「ほっぺたも、首も、鱗がびっしりだよ?」 あっ、ポーラ・・・」
カイトがどう言おうか迷うようにしていると、ポーラがそう言いながら、私の顔や首を指さした。
・・・・・・・・・へ? 顔や首にも鱗があるの?
「・・・それに、角が生えてるよ? 青い角が2本」
諦めたようなカイトにそう言われ、頭を触ると、耳の上辺り、後頭部の部分から、2本の角が生えているのが分かった。
それに、顔や首を触ってみると、確かに鱗の感触がある。
驚いて、『土魔法』で穴を掘って、『水魔法』で水をためる。
水面に、顔を向けると、そこには、目の下からほっぺたを通り首に繋がるように、鱗がびっしりと生え、頭から2本の青い角が生えた、私の顔が映っていた・・・・・・・・・
♢ ♢ ♢
水面に映った姿と、カイトやポーラが教えてくれた情報を合わせるに、私は、二足歩行のドラゴンのような姿になっているようだ。幸い尻尾はないようだが・・・
目や鼻や口、髪はそのままだが、それ以外は、腕や脚を中心に、身体を鱗が覆っている。『身体装甲』を一部解除してみたが、首の鱗は、胸の上あたりまで続いていた。脚の鱗は、太ももからだ。
両脚の、動きやすいポケットの多いズボンのような形にしていた部分の『身体装甲』や、長袖のシャツのようにしていた両腕の『身体装甲』は、腕や脚が変化するときに、消えてしまったようだ。
・・・・・・さて、どうしたものか。
この姿に変化したことで、ヘビを倒すことができたのは間違いない。つまり、この姿は、こと戦闘をするに当たっては、とても有用なのだろう。
しかし、18歳の女の子としては、困る。大変に困る。
実はこの世界に来てから、前世でやっていた入念なお肌のお手入れや、髪のお手入れをしなくても —そもそも、化粧水など無いからできないのだが— 肌がすべすべで、髪のさらさらなのが、自慢だった。
顔や、身長、プロポーションは、前世の私と変わらないようだったが、肌や髪の綺麗さは、増しているように感じていて、嬉しかった。
それが、この姿では、『身体装甲』から露出している肌は全て、カチカチの鱗に覆われている。防御力は高そうだが、見た目はちょっと、いや、だいぶ厳つい。
さっきの戦闘中、この姿に変化したが、どういう理由なんだろうか。
そう思い、一度、自分のステータスを見ることにした。
♢ ♢ ♢
名前:コトハ・ミズハラ
種族:魔竜族
年齢:0
魔法:火魔法5、水魔法5、土魔法5、光魔法5、闇魔法1
スキル:身体装甲3、鑑定3
固有スキル:自動防御大、自動回復大、魔力回復大、竜人化Ⅰ
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