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第5章:建国式典
第201話:脱出
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~長峰結葉 視点~
翌朝、いつもと違うことがあった。
いつもは、マズい硬いパンと薄いミルクの様なものが与えられていた。しかし、今朝はそれが無かった。朝食の時間を過ぎても誰も来ないので不思議に思っていたら、2人の兵士が来て、部屋の外へと連れ出された。
いつもは建物から出ることはないし、階段を下る一方だった。しかし今朝は、1つ階段を上り、真っ直ぐ進んだ後、建物の外へと連れ出された。
少し歩き、建物の外に出ると庭のような空間が広がっていた。あまり手入れされていないのであろうボーボーの芝生が生えた庭を、黒っぽい色をした石でできた建物が囲んでいる。
そして至る所に武装した兵士の姿があった。金属の鎧に身を包み、ヘルムで顔を隠している。腰には剣を差し、長い槍を構えている。
その中心に、2台の馬車が止められていた。
兵士に槍を向けられながら馬車の方へと進む。少し進むと・・・
「結葉!」
懐かしい声が聞こえた。
数日しか経っていないのに、数年ぶり、数十年ぶりに聞いたかのような懐かしさと、嬉しさがこみ上げてきた。
「佳織!」
私も彼女の名前を呼んで駆け寄る。
顔や腕などに、殴られたり切られたりした痕が見える。綺麗な茶髪は、ボサボサになっている。
「結葉、大丈夫!? 怪我してない?」
優しい彼女は、何よりも私のことを気遣ってくれる。身体がそんなに強くない私は、頻繁に体調を崩して保健室のお世話になったり、早退したりしていた。その度に彼女は、私の元を訪れ、体調を気遣い、休んでいた期間の授業内容を教えてくれたり、出来事を話してくれたりしていた。
「うん、大丈夫。佳織は?」
「私は大丈夫! 私の身体が強いのは、結葉も知ってるでしょ?」
「うん。でも、良かった・・・。無事で」
佳織の笑顔を見るだけで、辛かった日々の記憶が薄れていく。
昨晩、ロメイルさんから聞いた話で、佳織が生きていることは分かっていた。しかし、私と同じように痛めつけられたことを考えれば、酷い怪我をしていても不思議では無かった。私は早々に刃向かうことを止めていたが、佳織の性格からして、最後まで抵抗したり、私や浩也を助けようとしたりしていても驚きは無かっただろうから。
そして、分かってはいたが浩也の姿は無い。
佳織も覚悟はできていたのか、浩也がいないことを確認すると、私を見て頷いた。
「お前たち、静かにしろ!」
私と佳織が話していると、昨晩聞いた声が聞こえた。
20代くらいの若い男性。西洋風の顔立ちをしているが、美しい顔立ちをしていることは分かる。ヘルムを付けていない兵士を見たのは初めてだが、この国の兵士はこんなにもイケメン揃いなんだろうか・・・
そんなことを思っていると、中心の男性、おそらくロメイルさんの近くにいた兵士たちが、私や佳織、一緒にいた人たちの手や足に、金属製の輪っかを付け始めた。手錠のようなものだ。
「よし。付けた者から馬車に乗れ。静かにしていろよ」
そう指示が出され、馬車に乗り込んでいく。
馬車は、荷台の四隅に木の支柱を立て、布で覆いを付けたもの。確か、幌馬車とか言った気がする。
馬車の中には椅子などは無く、木製の床に座らされた。念のため佳織の近くに座るようにして、身を寄せ合う。
私たちが乗り込んだことを確認すると、
「よし。それでは、出発する」
とロメイルさんが告げ、馬車がゆっくりと動き出した。
♢ ♢ ♢
馬車に乗ってから2時間ほどが経過した。
私たちがいた建物は、森の中にあったらしく、馬車の後部の入り口から見える景色は代わり映えしないものだった。
馬車の中にいる人を見渡せば、おそらく全員が日本人。私と佳織を入れて女性が6人、男性が4人。年齢はばらけているけど、私たちが最年少くらいで15歳。最年長が40歳くらいに見える。みんな佳織や私と同様に顔や腕に傷痕がある。召喚された時に着ていた服のままだから、ボロボロだ。制服を着ているのは私と佳織だけ。男性4人のうち3人はスーツ姿だから社会人だろう。女性も残りの4人のうち3人は余所行きの格好をしていた。残りの2人はジャージっぽいので、家にいたのかもしれない。
・・・・・・でも、そんなことは関係なく、私たちは無理矢理この世界に連れて来られた。そして能力を調べるという意味の分からない目的のために痛めつけられ、そして殺されようとしている。
「よし、この辺りでいいか。全員聞いてくれ」
そう言って馬車の前部、御者台にいたロメイルさんが中に向かって声を掛けてきた。
「馬車から降りてくれ。お前たち、手枷を外せ」
そう言われ、馬車を降りると兵士が集まってきて、私たちの手枷や足枷を外してくれた。
「いいか、時間が無いから手短に言うぞ。ユイハ殿。私が説明に向かった関係で、貴殿に一番詳しく説明してある。この魔道具を見てくれ。この矢印が北側を指している。北側を向いて、右に進むんだ」
ロメイルさんが渡してきたのは方位磁石のような小さなものだった。説明を聞く限り、方角に関する法則は、地球と同じようだ。
「ここから東に進むと歩いて1時間ほどで森を出る。そのまま進むと、更に2時間ほどで、クライスの大森林の入り口に到着する。クライスの大森林に入ってからも、真っ直ぐ東に進むんだ。そうすると大きな川が見えてくる。幅が数十メートルにもなる大きな川だ。それまでにも小さい川があるが、大きいのはこれだけだ。川が見えたら、その川に沿って北に向かって進むんだ。そうすれば、森を抜けることができる。その大きな川はクラリオル山という、ここからでも見える大きな山から流れている。その山が、ダーバルド帝国とカーラルド王国を隔てているわけだ。森を抜けたらクラリオル山を左手に見ながら、北と東の間を進んでくれ。そうすればカーラルド王国の王都に到着するはずだ」
・・・とりあえず、進む方角自体や目印は簡単で助かった。とはいえ、どれだけ歩けばいいのか分からない。どう考えても、1日や2日でたどり着けるとは思えない。
ただ、行くしかない。行かなければ殺されるのだから。
私と佳織は互いに頷き合ってそう覚悟を決めたのだが・・・
「ま、待ってくれよ。歩いて行けって? それも森の中をか? 魔獣とかいうのがいるんだろ?」
そう、男性の1人が声を上げた。
「ええ。だが、この魔道具を携帯していれば襲われる心配はない。元は余所から入手したものだが、改良を重ねてかなりの性能を誇る。私もこれを身に付けてクライスの大森林に何度も入っている。少人数であれば、問題ないだろう」
「いや、だとしてもよー。そんな小っさい道具信じらんねえよ。あんたらが守ってくれよ」
ロメイルさんの説明に、別の男性が食ってかかった。
「いや、申し訳ないがそれはできない」
「おい、ふざけんじゃねえぞ! お前らが勝手に俺たちを召喚したんだろうが! 責任取れよ!」
そう、更にもう1人の男性が言い募る。
「憤りは理解する。だが、我々も一緒に逃げれば、あなた方が脱走したことがバレてしまう。どうにか偽装工作をする必要があるんだ」
ロメイルさんが何度も説明したが、結局男性4人と女性2人はロメイルさんの提案を拒否した。そして町の方向を聞くと、兵士たちが止めるのも聞かずに町に向かって歩き出してしまった。
「・・・どうしたものか」
ロメイルさんが兵士の皆さんと相談している。
指示に従わなかった男性たちを止めようとした際にも、強引な手段に出なかったことから、彼らが本気で私たちに申し訳なく思っていることは理解できた。そして、今も次善の策を必死に考えてくれている。
ダーバルド帝国というこの国は、とんでもない国だと思うが、末端の兵士にはまともな人もいるようだった。
結局、私と佳織、残った2人の女性は最初のロメイルさんの指示に従うことにした。
水や携帯食料を3週間分、方位磁石に魔獣を寄せ付けないようにするという魔道具を受け取った。
「我々は、彼ら6人が脱走し、あなた方4人が亡くなったと報告する。万が一、脱走した者が捕まれば、あなた方の脱走についても証言されるかもしれない。なので、少しでも早く逃げてくれ」
「分かりました」
「最後に、この国を代表して、改めて謝罪する。せめて、無事にカーラルド王国にたどり着けることを、心から願っている」
「うん。ありがとう」
そう言うと、私たちは言われたルートを、ロメイルさんたちはもう一台の馬車から何かを取り出し、作業を始めた。
翌朝、いつもと違うことがあった。
いつもは、マズい硬いパンと薄いミルクの様なものが与えられていた。しかし、今朝はそれが無かった。朝食の時間を過ぎても誰も来ないので不思議に思っていたら、2人の兵士が来て、部屋の外へと連れ出された。
いつもは建物から出ることはないし、階段を下る一方だった。しかし今朝は、1つ階段を上り、真っ直ぐ進んだ後、建物の外へと連れ出された。
少し歩き、建物の外に出ると庭のような空間が広がっていた。あまり手入れされていないのであろうボーボーの芝生が生えた庭を、黒っぽい色をした石でできた建物が囲んでいる。
そして至る所に武装した兵士の姿があった。金属の鎧に身を包み、ヘルムで顔を隠している。腰には剣を差し、長い槍を構えている。
その中心に、2台の馬車が止められていた。
兵士に槍を向けられながら馬車の方へと進む。少し進むと・・・
「結葉!」
懐かしい声が聞こえた。
数日しか経っていないのに、数年ぶり、数十年ぶりに聞いたかのような懐かしさと、嬉しさがこみ上げてきた。
「佳織!」
私も彼女の名前を呼んで駆け寄る。
顔や腕などに、殴られたり切られたりした痕が見える。綺麗な茶髪は、ボサボサになっている。
「結葉、大丈夫!? 怪我してない?」
優しい彼女は、何よりも私のことを気遣ってくれる。身体がそんなに強くない私は、頻繁に体調を崩して保健室のお世話になったり、早退したりしていた。その度に彼女は、私の元を訪れ、体調を気遣い、休んでいた期間の授業内容を教えてくれたり、出来事を話してくれたりしていた。
「うん、大丈夫。佳織は?」
「私は大丈夫! 私の身体が強いのは、結葉も知ってるでしょ?」
「うん。でも、良かった・・・。無事で」
佳織の笑顔を見るだけで、辛かった日々の記憶が薄れていく。
昨晩、ロメイルさんから聞いた話で、佳織が生きていることは分かっていた。しかし、私と同じように痛めつけられたことを考えれば、酷い怪我をしていても不思議では無かった。私は早々に刃向かうことを止めていたが、佳織の性格からして、最後まで抵抗したり、私や浩也を助けようとしたりしていても驚きは無かっただろうから。
そして、分かってはいたが浩也の姿は無い。
佳織も覚悟はできていたのか、浩也がいないことを確認すると、私を見て頷いた。
「お前たち、静かにしろ!」
私と佳織が話していると、昨晩聞いた声が聞こえた。
20代くらいの若い男性。西洋風の顔立ちをしているが、美しい顔立ちをしていることは分かる。ヘルムを付けていない兵士を見たのは初めてだが、この国の兵士はこんなにもイケメン揃いなんだろうか・・・
そんなことを思っていると、中心の男性、おそらくロメイルさんの近くにいた兵士たちが、私や佳織、一緒にいた人たちの手や足に、金属製の輪っかを付け始めた。手錠のようなものだ。
「よし。付けた者から馬車に乗れ。静かにしていろよ」
そう指示が出され、馬車に乗り込んでいく。
馬車は、荷台の四隅に木の支柱を立て、布で覆いを付けたもの。確か、幌馬車とか言った気がする。
馬車の中には椅子などは無く、木製の床に座らされた。念のため佳織の近くに座るようにして、身を寄せ合う。
私たちが乗り込んだことを確認すると、
「よし。それでは、出発する」
とロメイルさんが告げ、馬車がゆっくりと動き出した。
♢ ♢ ♢
馬車に乗ってから2時間ほどが経過した。
私たちがいた建物は、森の中にあったらしく、馬車の後部の入り口から見える景色は代わり映えしないものだった。
馬車の中にいる人を見渡せば、おそらく全員が日本人。私と佳織を入れて女性が6人、男性が4人。年齢はばらけているけど、私たちが最年少くらいで15歳。最年長が40歳くらいに見える。みんな佳織や私と同様に顔や腕に傷痕がある。召喚された時に着ていた服のままだから、ボロボロだ。制服を着ているのは私と佳織だけ。男性4人のうち3人はスーツ姿だから社会人だろう。女性も残りの4人のうち3人は余所行きの格好をしていた。残りの2人はジャージっぽいので、家にいたのかもしれない。
・・・・・・でも、そんなことは関係なく、私たちは無理矢理この世界に連れて来られた。そして能力を調べるという意味の分からない目的のために痛めつけられ、そして殺されようとしている。
「よし、この辺りでいいか。全員聞いてくれ」
そう言って馬車の前部、御者台にいたロメイルさんが中に向かって声を掛けてきた。
「馬車から降りてくれ。お前たち、手枷を外せ」
そう言われ、馬車を降りると兵士が集まってきて、私たちの手枷や足枷を外してくれた。
「いいか、時間が無いから手短に言うぞ。ユイハ殿。私が説明に向かった関係で、貴殿に一番詳しく説明してある。この魔道具を見てくれ。この矢印が北側を指している。北側を向いて、右に進むんだ」
ロメイルさんが渡してきたのは方位磁石のような小さなものだった。説明を聞く限り、方角に関する法則は、地球と同じようだ。
「ここから東に進むと歩いて1時間ほどで森を出る。そのまま進むと、更に2時間ほどで、クライスの大森林の入り口に到着する。クライスの大森林に入ってからも、真っ直ぐ東に進むんだ。そうすると大きな川が見えてくる。幅が数十メートルにもなる大きな川だ。それまでにも小さい川があるが、大きいのはこれだけだ。川が見えたら、その川に沿って北に向かって進むんだ。そうすれば、森を抜けることができる。その大きな川はクラリオル山という、ここからでも見える大きな山から流れている。その山が、ダーバルド帝国とカーラルド王国を隔てているわけだ。森を抜けたらクラリオル山を左手に見ながら、北と東の間を進んでくれ。そうすればカーラルド王国の王都に到着するはずだ」
・・・とりあえず、進む方角自体や目印は簡単で助かった。とはいえ、どれだけ歩けばいいのか分からない。どう考えても、1日や2日でたどり着けるとは思えない。
ただ、行くしかない。行かなければ殺されるのだから。
私と佳織は互いに頷き合ってそう覚悟を決めたのだが・・・
「ま、待ってくれよ。歩いて行けって? それも森の中をか? 魔獣とかいうのがいるんだろ?」
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「ええ。だが、この魔道具を携帯していれば襲われる心配はない。元は余所から入手したものだが、改良を重ねてかなりの性能を誇る。私もこれを身に付けてクライスの大森林に何度も入っている。少人数であれば、問題ないだろう」
「いや、だとしてもよー。そんな小っさい道具信じらんねえよ。あんたらが守ってくれよ」
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「いや、申し訳ないがそれはできない」
「おい、ふざけんじゃねえぞ! お前らが勝手に俺たちを召喚したんだろうが! 責任取れよ!」
そう、更にもう1人の男性が言い募る。
「憤りは理解する。だが、我々も一緒に逃げれば、あなた方が脱走したことがバレてしまう。どうにか偽装工作をする必要があるんだ」
ロメイルさんが何度も説明したが、結局男性4人と女性2人はロメイルさんの提案を拒否した。そして町の方向を聞くと、兵士たちが止めるのも聞かずに町に向かって歩き出してしまった。
「・・・どうしたものか」
ロメイルさんが兵士の皆さんと相談している。
指示に従わなかった男性たちを止めようとした際にも、強引な手段に出なかったことから、彼らが本気で私たちに申し訳なく思っていることは理解できた。そして、今も次善の策を必死に考えてくれている。
ダーバルド帝国というこの国は、とんでもない国だと思うが、末端の兵士にはまともな人もいるようだった。
結局、私と佳織、残った2人の女性は最初のロメイルさんの指示に従うことにした。
水や携帯食料を3週間分、方位磁石に魔獣を寄せ付けないようにするという魔道具を受け取った。
「我々は、彼ら6人が脱走し、あなた方4人が亡くなったと報告する。万が一、脱走した者が捕まれば、あなた方の脱走についても証言されるかもしれない。なので、少しでも早く逃げてくれ」
「分かりました」
「最後に、この国を代表して、改めて謝罪する。せめて、無事にカーラルド王国にたどり着けることを、心から願っている」
「うん。ありがとう」
そう言うと、私たちは言われたルートを、ロメイルさんたちはもう一台の馬車から何かを取り出し、作業を始めた。
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