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昔の話⑵
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中学の時から、周りの男子の下ネタ的な話が苦手だった。誰が可愛いとか、胸が大きい子がいいとか、そういう話は正直よくわからなかったし、興味も持てなかった。
女の子に性的興奮しない自分は、どこかおかしいのではないかと本気で悩んでいた時期もあったけど、中2の時1つ上の男の先輩のことが気になって、目で追って、先輩で抜いた時に、自分は性的対象が男なんだなと自覚した。
その先輩もオレと同じだったのかは、わからないけど、少しだけいい感じになったことがあった。付き合っていた訳ではなかったけど、一緒に帰る時に手を繋いだり、休みの日に遊びに行ったりしていた。
その頃のオレは、周りに対する警戒心もゲイに対する偏見もまだあまり理解してなくて、外でも普通に手を繋いで歩いていたから、同じクラスの女子に目撃され、あることないことを吹聴された。それ以降、オレはゲイであると噂され、それに日和った先輩からも距離を置かれた。後で知ったことだが、その女子は先輩のことが好きで告白したけど、断られたらしい。
3年になって一応噂は消えたが、周りのよそよそしさと、時折馬鹿な奴らからのからかいは続き、オレは受験勉強に没頭することで、気を紛らわせていた。
中学の人間関係を教訓に、高校は家から通えるギリギリの遠さと、同中の奴がいないところを受験した。常に周りの気配を察知し、恋愛話もうまくかわして明るいおちゃらけた奴を演じた。その甲斐あってか、高校時代は無難にそこそこ楽しく過ごすことができた。
大学は地元を離れたいと思っていたから、高校3年間バイトをして一人暮らしする資金を貯めた。地元を離れれば、知り合いもいなく、自分の性癖と同じ人にも会えるかもしれないという期待もあった。
だけど、大学で中学の時、あることないこと噂として流したあの女子と再会した。学部こそは違ったけど、1年の選択語学のドイツ語のクラスで見かけたときは、オレの大学生活は終わったと思った。
ただ、あっちもオレのことは気づいてはいたけど、お互いに声をかけることはなかったし、半年だけ我慢すればもう、関わることはないだろうと思っていた。
しかし、そう思ってたのはオレだけだったようで、よっぽどオレを恨んでいるのか、あの時のように陰口に近い話をしているのを運悪く聞いてしまった。
女の子に性的興奮しない自分は、どこかおかしいのではないかと本気で悩んでいた時期もあったけど、中2の時1つ上の男の先輩のことが気になって、目で追って、先輩で抜いた時に、自分は性的対象が男なんだなと自覚した。
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その頃のオレは、周りに対する警戒心もゲイに対する偏見もまだあまり理解してなくて、外でも普通に手を繋いで歩いていたから、同じクラスの女子に目撃され、あることないことを吹聴された。それ以降、オレはゲイであると噂され、それに日和った先輩からも距離を置かれた。後で知ったことだが、その女子は先輩のことが好きで告白したけど、断られたらしい。
3年になって一応噂は消えたが、周りのよそよそしさと、時折馬鹿な奴らからのからかいは続き、オレは受験勉強に没頭することで、気を紛らわせていた。
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