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19.耳を塞いだ過去により壊れて、眼前に突き付けられた絶望という未来(国王視点)
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真っ暗な地下牢に閉じ込められて虚ろな目で、まとまらない思考で必死に考える。けれど考えようとするとまるで半身を引き裂かれたような痛みに襲われてなに結局はなにひとつできない。
「どうして??なぜ??こんなことに??」
叫んだ声に答える声はない。誰ひとりとしてここにはいない。
あるのはただ冷たい闇とわずかに照らされる蝋燭の火の揺らめきだけ。その言い知れない孤独に思わず泣き叫ぶ、それ以外が出来ないのだ。
泣いて泣いて……鳴いている。
人とは到底言い難いその声は、まるで獣の咆哮のようで急にその滑稽さがおかしくなり、今度は狂ったように笑う笑う……嗤う。
そんなことをどれくらいか繰り返した時、地下牢への扉が開いて、ここまでひとりの男が歩いてくるのが分かった。
「本当に、番を失うと狂うのだな……もはや人ではないのだな」
何の感情もない声でそう言った男に私は見覚えがあった。黒い髪の長身の男、辺境伯のアレックス。人間だった頃の感情がハッキリと告げるのは私はこの男がとても、苦手だったという感覚。
その感覚から、男を睨みつける。
「アレックス……キライ」
「ああ、安心しろ。俺もあんたがずっと嫌いだった」
そう答えた男の顔には、まるで嘲笑するような笑みが浮かんでいた。
「キライ……」
「姫様を奪いながら大切にしなかった。それだけで俺はあんたを殺したいほど憎んでいる。その上、実子のルティア殿下まで冷遇するなんて……。まぁ、もうどうしようもない。あんたはもうすぐ、あんたが命じた『狂った竜王』として『暗黒の森』でルディア殿下に殺されるのだから」
吐き捨てるように告げられた言葉に思わず怒りが湧いた。その原因は分からない。ただ男へ憎しみが湧いたのだ。
「ナゼ、ナゼダ!!」
「あんたが、ルディア殿下を殺そうなどしなければこんなことにはならなかったよ。姫様は自分を犠牲にしてもルディア殿下が笑えるなら、この国が平和ならそれでいいって思ってたんだからな。それなのに……」
男の澄んだグレーの瞳の中には、今私が抱いているものなど比ではないくらいの深い憎しみが浮かんでいた。
「チガウ、ナゼ、ナゼ!!」
そもそも、何故、私は番をないがしろにしてしまったのだ。竜族にとって番とはかけがえのないもののはず、なのに、なのに、何故私は、正妃であるアリア嬢を嫌悪して遠ざけたのだろう。
そこまで、考えた時に結婚式の日が浮かんだ。
何故か彼女からは嫌な臭いがした。そして、その腹はまだ初夜も迎えてないのに大きく膨らんでいた。
周りは、番なのだから大切にしろと言った。けれど、どうしてもあの嫌な臭いを再び嗅ぐこともその胎に見知らぬ男の子を宿している女も番とは思えなかった。
結婚式の後、初夜は結局ないままに腹の中に宿っていた子が生まれた。
どうせ、見知らぬ男の色を持っていると思っていたその子は驚くほどに私に似ていた。自身が、何もしていないのに何故これほどまでにそっくりな子供が生まれたのか。
恐怖だった。番というものへの愛なんてものは抱けなかった。ただただ、アリア嬢もその子であるルディアも恐ろしかった。
竜族の子はとても体が強いが、竜族自体が子を孕みにくいため基本的に一代にひとり以上は生まれることがない。
しかし、自分がそのような行為をしていないなら、この国で他にその色の子を宿せるのは父である先王しかいないと宰相が教えてくれた。
そうだ、アリア嬢の子は間違いなく父である先王との子で、自分の弟になるはずだ。
それ以外で、あの銀髪も蒼い目も生まれてはこない。そして、そうならば全て合点がいった。先王がアリア嬢を何らかの原因で孕ませた、ただ、自身の妃に迎えるには外聞が悪いので息子の婚約者として婚姻させた。
そうでなければ、いきなり婚約を解消することはありえない。実際、長年の婚約を解消されたカメーリヤは衰弱して領地に篭っていると聞いている。
可哀そうなカメーリヤ。
(私はあんな得体のしれない女ではなく、彼女と結ばれたかったのに……)
そう思ったら、耐え切れなかった。
先王をカメーリヤの父である宰相と毒で殺して病死に偽装した。それと同時にアリア嬢は塔へ幽閉し、赤子のルディアも離宮へ閉じ込めた。
本当は、ルディアは殺そうと思った。けれど何故かそれがどうしてもできなかった。
殺そうと刃を向けると何故か自身の心臓が痛くなるのだ。まるで、呪いでもかけられたように動悸を繰り返す心臓に仕方なく殺すことをやめて閉じ込めた。
そして、可哀そうな最愛のカメーリヤを妃に迎えた。それからまもなくカメーリヤも子を産んだ。金髪に碧眼のカメーリヤによく似たふたりの子供であるヴィンターを。
王家の色は受け継がなかったが、だからなんだというのか、それでもヴィンターが愛しくて可愛くて仕方なかった。
カメーリヤとヴィンターのふたりが居ればいい。アリア嬢もルディアもいらない。
(本当にそうだったのか??)
何故か心の中から声がした。
『本当に、お前はカメーリヤとヴィンターを愛していたのか??』
「ソウダソレイガイ……」
頭の声を肯定しようとした時、それは突如遮断された。
「しかし、一度でも姫様と会っていれば変わっていたのにな」
澄んだ声だった。辺境伯アレックスの言葉に思わず目を見開く。意味が分からなかったので首を傾げる。
「姫様は、何度も面会を希望したはずだ。大方それについてあいつらに『そうして誘惑やら同情を買うつもりだから会う必要はない』とでも言われていてその言葉だけを信じたのだろう。お前は昔からどうしてそうと思ったら時に他の可能性を考えることを放棄してしまう??昔からの婚約者がお前だけを本当に愛していたのか??竜族の血の濃いはずの子が金髪に碧眼で生まれた前例がいままであったのか??姫様との婚姻は何故結ばれたのか??おかしいと思って考えれば、いくらでも立ち止まる機会があった。そして俺も真実を何度も話したはずだ。確かにお前は『魅了』を掛けられたうえに『番除け』の呪い香までたかれていた。けれど、だからこそ一度公平に姫様ともしっかり話すべきだった、逃げるのではなくな。そして、ルディア殿下のこともしっかり見るべきだった。あんなにお前にそっくりな他人がいるはずないのだからな」
「あっあああああああああああああああああ!!!!やめろおおおおおおおおおおお!!」
その言葉に、何故アレックスが苦手かを思い出す。この男だけは周りとはいつも違う嫌なことばかり言っていたことを……。
『アリア妃様は貴方の番です。そしてそのお腹の中に居る子は貴方は覚えていないかもしれませんが、アリア妃様にお会いした際に殿下が一時的に狂化してしまい孕んだ子で貴方の息子です。そのような行いは例え番であっても許されることではありません。貴方は責任を取り、ふたりを幸せにしなければいけません』
『カメーリヤ妃の子は貴方の子ではありませんよ。考えてみてください。先王が亡くなって半年で婚姻して、初夜を迎えたのに計算がどう考えても合わないではありませんか。それに金髪に碧眼の竜族など今まで生まれたことがありません。それよりも、あの顔が本当にカメーリヤ妃に似ていると思っているのですか??あの顔は彼女の護衛騎士だった男にそっくりではありませんか、そう今は近衛騎士団の団長であるあの男の顔に……』
「チガウ!!ちがううううううっ!!!」
頭をハンマーで殴られたような痛みと共に私は、その場をのたうちまわる。今まで信じていた世界が壊れていくのが分かる。
そんな私に追い打ちをかけるようにアレックスは酷薄な微笑みながらこう告げた。
「自分の愛する番を殺し、本当の息子に殺される気分はどうだ??」
その言葉を聞いた瞬間、今までの幸福だと思っていた世界が全て壊れるのが分かった。
「どうして??なぜ??こんなことに??」
叫んだ声に答える声はない。誰ひとりとしてここにはいない。
あるのはただ冷たい闇とわずかに照らされる蝋燭の火の揺らめきだけ。その言い知れない孤独に思わず泣き叫ぶ、それ以外が出来ないのだ。
泣いて泣いて……鳴いている。
人とは到底言い難いその声は、まるで獣の咆哮のようで急にその滑稽さがおかしくなり、今度は狂ったように笑う笑う……嗤う。
そんなことをどれくらいか繰り返した時、地下牢への扉が開いて、ここまでひとりの男が歩いてくるのが分かった。
「本当に、番を失うと狂うのだな……もはや人ではないのだな」
何の感情もない声でそう言った男に私は見覚えがあった。黒い髪の長身の男、辺境伯のアレックス。人間だった頃の感情がハッキリと告げるのは私はこの男がとても、苦手だったという感覚。
その感覚から、男を睨みつける。
「アレックス……キライ」
「ああ、安心しろ。俺もあんたがずっと嫌いだった」
そう答えた男の顔には、まるで嘲笑するような笑みが浮かんでいた。
「キライ……」
「姫様を奪いながら大切にしなかった。それだけで俺はあんたを殺したいほど憎んでいる。その上、実子のルティア殿下まで冷遇するなんて……。まぁ、もうどうしようもない。あんたはもうすぐ、あんたが命じた『狂った竜王』として『暗黒の森』でルディア殿下に殺されるのだから」
吐き捨てるように告げられた言葉に思わず怒りが湧いた。その原因は分からない。ただ男へ憎しみが湧いたのだ。
「ナゼ、ナゼダ!!」
「あんたが、ルディア殿下を殺そうなどしなければこんなことにはならなかったよ。姫様は自分を犠牲にしてもルディア殿下が笑えるなら、この国が平和ならそれでいいって思ってたんだからな。それなのに……」
男の澄んだグレーの瞳の中には、今私が抱いているものなど比ではないくらいの深い憎しみが浮かんでいた。
「チガウ、ナゼ、ナゼ!!」
そもそも、何故、私は番をないがしろにしてしまったのだ。竜族にとって番とはかけがえのないもののはず、なのに、なのに、何故私は、正妃であるアリア嬢を嫌悪して遠ざけたのだろう。
そこまで、考えた時に結婚式の日が浮かんだ。
何故か彼女からは嫌な臭いがした。そして、その腹はまだ初夜も迎えてないのに大きく膨らんでいた。
周りは、番なのだから大切にしろと言った。けれど、どうしてもあの嫌な臭いを再び嗅ぐこともその胎に見知らぬ男の子を宿している女も番とは思えなかった。
結婚式の後、初夜は結局ないままに腹の中に宿っていた子が生まれた。
どうせ、見知らぬ男の色を持っていると思っていたその子は驚くほどに私に似ていた。自身が、何もしていないのに何故これほどまでにそっくりな子供が生まれたのか。
恐怖だった。番というものへの愛なんてものは抱けなかった。ただただ、アリア嬢もその子であるルディアも恐ろしかった。
竜族の子はとても体が強いが、竜族自体が子を孕みにくいため基本的に一代にひとり以上は生まれることがない。
しかし、自分がそのような行為をしていないなら、この国で他にその色の子を宿せるのは父である先王しかいないと宰相が教えてくれた。
そうだ、アリア嬢の子は間違いなく父である先王との子で、自分の弟になるはずだ。
それ以外で、あの銀髪も蒼い目も生まれてはこない。そして、そうならば全て合点がいった。先王がアリア嬢を何らかの原因で孕ませた、ただ、自身の妃に迎えるには外聞が悪いので息子の婚約者として婚姻させた。
そうでなければ、いきなり婚約を解消することはありえない。実際、長年の婚約を解消されたカメーリヤは衰弱して領地に篭っていると聞いている。
可哀そうなカメーリヤ。
(私はあんな得体のしれない女ではなく、彼女と結ばれたかったのに……)
そう思ったら、耐え切れなかった。
先王をカメーリヤの父である宰相と毒で殺して病死に偽装した。それと同時にアリア嬢は塔へ幽閉し、赤子のルディアも離宮へ閉じ込めた。
本当は、ルディアは殺そうと思った。けれど何故かそれがどうしてもできなかった。
殺そうと刃を向けると何故か自身の心臓が痛くなるのだ。まるで、呪いでもかけられたように動悸を繰り返す心臓に仕方なく殺すことをやめて閉じ込めた。
そして、可哀そうな最愛のカメーリヤを妃に迎えた。それからまもなくカメーリヤも子を産んだ。金髪に碧眼のカメーリヤによく似たふたりの子供であるヴィンターを。
王家の色は受け継がなかったが、だからなんだというのか、それでもヴィンターが愛しくて可愛くて仕方なかった。
カメーリヤとヴィンターのふたりが居ればいい。アリア嬢もルディアもいらない。
(本当にそうだったのか??)
何故か心の中から声がした。
『本当に、お前はカメーリヤとヴィンターを愛していたのか??』
「ソウダソレイガイ……」
頭の声を肯定しようとした時、それは突如遮断された。
「しかし、一度でも姫様と会っていれば変わっていたのにな」
澄んだ声だった。辺境伯アレックスの言葉に思わず目を見開く。意味が分からなかったので首を傾げる。
「姫様は、何度も面会を希望したはずだ。大方それについてあいつらに『そうして誘惑やら同情を買うつもりだから会う必要はない』とでも言われていてその言葉だけを信じたのだろう。お前は昔からどうしてそうと思ったら時に他の可能性を考えることを放棄してしまう??昔からの婚約者がお前だけを本当に愛していたのか??竜族の血の濃いはずの子が金髪に碧眼で生まれた前例がいままであったのか??姫様との婚姻は何故結ばれたのか??おかしいと思って考えれば、いくらでも立ち止まる機会があった。そして俺も真実を何度も話したはずだ。確かにお前は『魅了』を掛けられたうえに『番除け』の呪い香までたかれていた。けれど、だからこそ一度公平に姫様ともしっかり話すべきだった、逃げるのではなくな。そして、ルディア殿下のこともしっかり見るべきだった。あんなにお前にそっくりな他人がいるはずないのだからな」
「あっあああああああああああああああああ!!!!やめろおおおおおおおおおおお!!」
その言葉に、何故アレックスが苦手かを思い出す。この男だけは周りとはいつも違う嫌なことばかり言っていたことを……。
『アリア妃様は貴方の番です。そしてそのお腹の中に居る子は貴方は覚えていないかもしれませんが、アリア妃様にお会いした際に殿下が一時的に狂化してしまい孕んだ子で貴方の息子です。そのような行いは例え番であっても許されることではありません。貴方は責任を取り、ふたりを幸せにしなければいけません』
『カメーリヤ妃の子は貴方の子ではありませんよ。考えてみてください。先王が亡くなって半年で婚姻して、初夜を迎えたのに計算がどう考えても合わないではありませんか。それに金髪に碧眼の竜族など今まで生まれたことがありません。それよりも、あの顔が本当にカメーリヤ妃に似ていると思っているのですか??あの顔は彼女の護衛騎士だった男にそっくりではありませんか、そう今は近衛騎士団の団長であるあの男の顔に……』
「チガウ!!ちがううううううっ!!!」
頭をハンマーで殴られたような痛みと共に私は、その場をのたうちまわる。今まで信じていた世界が壊れていくのが分かる。
そんな私に追い打ちをかけるようにアレックスは酷薄な微笑みながらこう告げた。
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