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24.理解できない感情
一見すると普通の建物の地下にやってきた私達は、そこの地下に閉じ込められているプリプラを見た。
彼が自慢にしている髪は乱れていたがその目はいつもの嫌悪感を抱くような光を宿していた。
その目が何故か私を捉えると彼は頬を赤らめて言った。
「ルーナ、きてくれたんだね。ふふっ、美しいな」
うっとりと細められたその視線に背筋がゾクリとした。私はプリプラが好きじゃない。
それは嫌がらせされたのもあるが、兄のふりをしていた頃も彼は得体がしれない視線を向けてきたからだった。
それがどんな理由からか全く分からないが肌を小虫が這うような気色悪い気がしてしまっていた。
「ルーナ様に話しかけるな」
私の様子に気づいたノクスがその前に立ちはだかり守るようにしてくれたことで少し落ち着いた。
「プリプラ、お前に聞きたいことがある。いつからお前は王族の影と関係を持っている??」
「知らない、私はそんな存在と関係していない」
「……なんだ、嘘じゃないのか」
チッとアルバスが舌打ちした。その手には緑に光る装置を持っていた。
「じゃあ、質問を変える。ルーナを何故攫おうとした??王女様に頼まれたのか??」
「ローザ姫は関係ない」
「ふん、嘘つきが」
今度は手に持っている機材が赤に光る。それは嘘発見器のようだった。
しばらくアルバスが質問したことで、どうやら刺繍は妹からの依頼で私にお願いしにきて偶然目にした私を攫いたいと思い衝動的に行ったことと、あの影は妹が送り込んだことがわかった。
しかし、なぜプリプラは私を攫おうとしたのか意味がわからない。
「貴方は、私が嫌いなはずなのに何故攫おうとしたの??」
あまりに気になりプリプラに問えば彼は首を傾げた。
「ルーナが嫌い??まさか、ルーファス殿下なら許されないが貴方は世界で一番美しい女性だ。同じく1番美しい私に釣り合うのは貴方だけだ」
当たり前のことのように口にした言葉は意味がわからなかった。
「何を言ってる、私は貴方が嫌い」
はっきり口に出した言葉にプリプラの目が点になる。間違いなく彼は私をまるで見ず見かけだけで判断しているのが分かるし、そもそも彼に好かれるようなこともした記憶がない。
「嘘だ、私は美しい、だからみんな私を好きなはずだ!!」
檻の柵越しに暴れて叫ぶプリプラは恐ろしくて後ずさる。
「プリプラ、お前はルーナ様に酷いことをしたことを忘れたのか??大好きな人なら優しくすべきなのにお前は不幸にする行動しかしていない。それで好かれるわけがあるか!!」
ノクスが私を庇いながら檻越しにその胸ぐらを掴んで叫ぶ。
「野蛮な狼男風情が!!私に触るな!!」
「うるさい!!」
ノクスは勢いよく彼を突き飛ばした。
「……ルーナ様、見苦しい姿を見せてしまいすいません」
「大丈夫、それよりもう用事は済んだから行きましょう」
私は地下牢に無様に転がるプリプラを見ずに言った。多分、それは彼にとって屈辱だろうから。
「はい。アルバス、マルクス殿下。先に失礼します」
「待って、ルーナ、ルーナ!!」
悲鳴のような叫びを無視して、私は明るい地上へ上がる階段を登った。
彼が自慢にしている髪は乱れていたがその目はいつもの嫌悪感を抱くような光を宿していた。
その目が何故か私を捉えると彼は頬を赤らめて言った。
「ルーナ、きてくれたんだね。ふふっ、美しいな」
うっとりと細められたその視線に背筋がゾクリとした。私はプリプラが好きじゃない。
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それがどんな理由からか全く分からないが肌を小虫が這うような気色悪い気がしてしまっていた。
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「プリプラ、お前に聞きたいことがある。いつからお前は王族の影と関係を持っている??」
「知らない、私はそんな存在と関係していない」
「……なんだ、嘘じゃないのか」
チッとアルバスが舌打ちした。その手には緑に光る装置を持っていた。
「じゃあ、質問を変える。ルーナを何故攫おうとした??王女様に頼まれたのか??」
「ローザ姫は関係ない」
「ふん、嘘つきが」
今度は手に持っている機材が赤に光る。それは嘘発見器のようだった。
しばらくアルバスが質問したことで、どうやら刺繍は妹からの依頼で私にお願いしにきて偶然目にした私を攫いたいと思い衝動的に行ったことと、あの影は妹が送り込んだことがわかった。
しかし、なぜプリプラは私を攫おうとしたのか意味がわからない。
「貴方は、私が嫌いなはずなのに何故攫おうとしたの??」
あまりに気になりプリプラに問えば彼は首を傾げた。
「ルーナが嫌い??まさか、ルーファス殿下なら許されないが貴方は世界で一番美しい女性だ。同じく1番美しい私に釣り合うのは貴方だけだ」
当たり前のことのように口にした言葉は意味がわからなかった。
「何を言ってる、私は貴方が嫌い」
はっきり口に出した言葉にプリプラの目が点になる。間違いなく彼は私をまるで見ず見かけだけで判断しているのが分かるし、そもそも彼に好かれるようなこともした記憶がない。
「嘘だ、私は美しい、だからみんな私を好きなはずだ!!」
檻の柵越しに暴れて叫ぶプリプラは恐ろしくて後ずさる。
「プリプラ、お前はルーナ様に酷いことをしたことを忘れたのか??大好きな人なら優しくすべきなのにお前は不幸にする行動しかしていない。それで好かれるわけがあるか!!」
ノクスが私を庇いながら檻越しにその胸ぐらを掴んで叫ぶ。
「野蛮な狼男風情が!!私に触るな!!」
「うるさい!!」
ノクスは勢いよく彼を突き飛ばした。
「……ルーナ様、見苦しい姿を見せてしまいすいません」
「大丈夫、それよりもう用事は済んだから行きましょう」
私は地下牢に無様に転がるプリプラを見ずに言った。多分、それは彼にとって屈辱だろうから。
「はい。アルバス、マルクス殿下。先に失礼します」
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悲鳴のような叫びを無視して、私は明るい地上へ上がる階段を登った。
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