2 / 15
1.洗濯ものの気持ちを知った王子様と突然のプロポーズ
しおりを挟む
(正直、何故僕のところに報告にしたのか分からないな……それに今は大切な話し合い、いや最後通告の最中だ)
「わかった。一旦、こちらの話が完了するまで待ってほしい」
「し、しかし……」
何故か従者が困っていたが大切な話の最中なので一旦出て行ってもらった。
その後に席に戻り、再び婚約者の方を見て思わず唖然とした。
何故か彼女の表情が先ほどまでと異なり妙に嬉々として見えたのだ。
「イクシオン様は……やっぱり……ルートで分岐なのね……ふふっ」
しかも、意味の分からないことをブツブツ口走っていた。
とりあえず僕はこの異常者と話をつけてとっとと婚約者という関係をやめたいと強く思ったので立ち上がって告げる。
「この話は、伯爵も知っている。だから、近日中に君の自宅へ書面も届くだろう。これ以降は当人同士で話し合うつもりはないのでいくら覆したいと望んでももう無駄だ」
そう必要なことだけ告げて僕は、そのままお茶会の席を後にする。その去り際に伯爵令嬢が、
「イクシオン様と結ばれるんだし、もうキープはいらないわね」
と妙に冷えた声で言ったのが聞こえたが、頭がおかしい狂人の戯言など聞くに堪えなかったのでそのまま、先ほどの従者に急いで促されるまま自室に戻る。
すると、自室の前に誰かが立っているのが分かった。
その人物はとても長身、体は筋骨隆々で男らしい。僕は割と華奢な体型なので羨ましい。
さらに、髪の色は元は淡い色なのだろうが長年太陽に晒されていたためか痛みパサついて赤みがかっているが、それがより逞しい感じを演出している。
後ろ姿だけでも、彼が勇ましい武人であると分かるが、全く見覚えがなかったのでとりあえず話しかける。
「そちらの方、そこは僕の部屋なのですがどうかされましたか??」
そう話しかけると彼はこちらを振り返った。その顔は美形に間違いない。凛々しくキリっとした目鼻立ちをしていることがわかったから。しかしそれ以上に気になる部分があった。
左目の部分に彼は黒い眼帯をしていたのだ。
今まで、物語の中の海賊の船長くらいしか見たことのない容貌に思わず見入っていると、逞しい武人がいきなり僕の方に駆け寄りなぜかそのまま抱擁してきた。
「な!!」
「可愛いルクス。やっと戻れた。これで可愛い君とした約束を守ることが出来るよ」
ムキムキの筋肉が付いた胸にいきなり抱き込まれてしまう。
その胸の硬さに潰されて息が出来ずに死にそうになる僕を尻目にムキムキの武人は続ける。
「ルクス、こんなに華奢で……。ちゃんと食事はしているのかい??元々食も細かったしとても叔父くんは君を心配していたんだよ」
と言われて、その言葉からどうやらこの人が先ほど帰還した叔父上であると直感した。
「叔父上ですか??」
「ははは、ルクス、叔父上なんて堅苦しい。親しみやすいように叔父くんと呼んでおくれ」
「叔父くんですか??」
ちょっと色々意味がわからないのだが、完全に筋肉ホールドされているのであまり深くツッコミを入れられない。そんな僕の様子に気付いているのか謎のまま叔父上はさらに続ける。
「そうだよ。私はずっと可愛いルクスとの約束を守るために頑張ってきたんだ。だから私の望みも叶えておくれ」
そう言って思いきり胸筋に洗濯板でゴシゴシされる洗濯もののように僕はゴリゴリされた。
ゴリゴリされる過程でほのかに香ったサンダルウッドの香り。初恋相手と同じ香りで好きな香りだけれど今は僕が洗濯もののような感じになってしまっているため、なんだから洗剤の香りに染まっていく洗濯ものの気分を味わっているようで複雑だった。
「その……叔父くん上……あの」
「ルクス、それではさかなク〇さんみたいだ。叔父くんでその後に敬称はいらない」
「誰です、その人……とりあえず、その苦しいです」
「すまない、うっかり極東の国の海を支配する魚類の王の名を口にしてしまった。そして、力加減を間違えちゃったね、可愛いルクスは小鳥さんのように繊細だから大切に扱わないといけないね」
そう言うと少し力が弱まったので離してくれるかと思ったが、何故かそのまま僕は俗にいうお姫様抱っこをされてどこかへ連れ去られそうになった。
「いや、ちょっと待ってください。僕をどこへ連れて行く気ですか??」
「国王陛下のところだよ。君と幼い頃に交わした約束を守るために行かないといけないからね」
叔父上の笑顔を見つめながら、そう言えばさっきから叔父上は僕とした約束を守るためと何度も言っているけれど、僕は叔父上に幼い頃に会った記憶はない。
10年前以降は隣国との戦争を治めるべく辺境地で戦い続けていた叔父上と、王都で王子教育は受けていたが割とぬくぬく育ってきた僕では接点がないはずなのだ。
「その……叔父くん、約束って……えっ!???」
謎の約束について聞こうと思ったが僕をお姫様抱っこにした叔父上は、人間とは思えない速度で走り出したためそのスピードによってかかるGにより何も言えないまま、ものの数秒で父上の執務室前にやってきてしまった。
ちなみに僕の部屋からふたつほど練が離れているはずなので、執務室にはいつもなら5分程度はかかることをここに補足しておこう。
そのまま、叔父上は僕をお姫様抱っこしたまま執務室へ入ってしまった。
「イクシオン、大義であった」
叔父上を見るなり父上は笑顔で言った。お姫様抱っこされている息子には全く触れてこない。
「はい、全ては陛下との契約のためにやり遂げました」
笑顔で答えた叔父上に、僕は小さな声で聞いた。
「叔父くん、契約ってなんですか??」
その言葉に、聞こえたらしく父上が静かに答えた。
「10年前に起こった戦争を終結させたならなんでもひとつ褒美を与えるというものだ」
「なるほど……」
戦争を終結させた救国の英雄になった叔父はどんな地位や名誉を望むのかと考えたが、その望みはとんでもないものだった。
「はい、そのためにこの10年戦に明け暮れました。国王陛下、いえ、兄上。私の望みはただひとつ、ルクスを私の花嫁として迎えたいのです」
「わかった。一旦、こちらの話が完了するまで待ってほしい」
「し、しかし……」
何故か従者が困っていたが大切な話の最中なので一旦出て行ってもらった。
その後に席に戻り、再び婚約者の方を見て思わず唖然とした。
何故か彼女の表情が先ほどまでと異なり妙に嬉々として見えたのだ。
「イクシオン様は……やっぱり……ルートで分岐なのね……ふふっ」
しかも、意味の分からないことをブツブツ口走っていた。
とりあえず僕はこの異常者と話をつけてとっとと婚約者という関係をやめたいと強く思ったので立ち上がって告げる。
「この話は、伯爵も知っている。だから、近日中に君の自宅へ書面も届くだろう。これ以降は当人同士で話し合うつもりはないのでいくら覆したいと望んでももう無駄だ」
そう必要なことだけ告げて僕は、そのままお茶会の席を後にする。その去り際に伯爵令嬢が、
「イクシオン様と結ばれるんだし、もうキープはいらないわね」
と妙に冷えた声で言ったのが聞こえたが、頭がおかしい狂人の戯言など聞くに堪えなかったのでそのまま、先ほどの従者に急いで促されるまま自室に戻る。
すると、自室の前に誰かが立っているのが分かった。
その人物はとても長身、体は筋骨隆々で男らしい。僕は割と華奢な体型なので羨ましい。
さらに、髪の色は元は淡い色なのだろうが長年太陽に晒されていたためか痛みパサついて赤みがかっているが、それがより逞しい感じを演出している。
後ろ姿だけでも、彼が勇ましい武人であると分かるが、全く見覚えがなかったのでとりあえず話しかける。
「そちらの方、そこは僕の部屋なのですがどうかされましたか??」
そう話しかけると彼はこちらを振り返った。その顔は美形に間違いない。凛々しくキリっとした目鼻立ちをしていることがわかったから。しかしそれ以上に気になる部分があった。
左目の部分に彼は黒い眼帯をしていたのだ。
今まで、物語の中の海賊の船長くらいしか見たことのない容貌に思わず見入っていると、逞しい武人がいきなり僕の方に駆け寄りなぜかそのまま抱擁してきた。
「な!!」
「可愛いルクス。やっと戻れた。これで可愛い君とした約束を守ることが出来るよ」
ムキムキの筋肉が付いた胸にいきなり抱き込まれてしまう。
その胸の硬さに潰されて息が出来ずに死にそうになる僕を尻目にムキムキの武人は続ける。
「ルクス、こんなに華奢で……。ちゃんと食事はしているのかい??元々食も細かったしとても叔父くんは君を心配していたんだよ」
と言われて、その言葉からどうやらこの人が先ほど帰還した叔父上であると直感した。
「叔父上ですか??」
「ははは、ルクス、叔父上なんて堅苦しい。親しみやすいように叔父くんと呼んでおくれ」
「叔父くんですか??」
ちょっと色々意味がわからないのだが、完全に筋肉ホールドされているのであまり深くツッコミを入れられない。そんな僕の様子に気付いているのか謎のまま叔父上はさらに続ける。
「そうだよ。私はずっと可愛いルクスとの約束を守るために頑張ってきたんだ。だから私の望みも叶えておくれ」
そう言って思いきり胸筋に洗濯板でゴシゴシされる洗濯もののように僕はゴリゴリされた。
ゴリゴリされる過程でほのかに香ったサンダルウッドの香り。初恋相手と同じ香りで好きな香りだけれど今は僕が洗濯もののような感じになってしまっているため、なんだから洗剤の香りに染まっていく洗濯ものの気分を味わっているようで複雑だった。
「その……叔父くん上……あの」
「ルクス、それではさかなク〇さんみたいだ。叔父くんでその後に敬称はいらない」
「誰です、その人……とりあえず、その苦しいです」
「すまない、うっかり極東の国の海を支配する魚類の王の名を口にしてしまった。そして、力加減を間違えちゃったね、可愛いルクスは小鳥さんのように繊細だから大切に扱わないといけないね」
そう言うと少し力が弱まったので離してくれるかと思ったが、何故かそのまま僕は俗にいうお姫様抱っこをされてどこかへ連れ去られそうになった。
「いや、ちょっと待ってください。僕をどこへ連れて行く気ですか??」
「国王陛下のところだよ。君と幼い頃に交わした約束を守るために行かないといけないからね」
叔父上の笑顔を見つめながら、そう言えばさっきから叔父上は僕とした約束を守るためと何度も言っているけれど、僕は叔父上に幼い頃に会った記憶はない。
10年前以降は隣国との戦争を治めるべく辺境地で戦い続けていた叔父上と、王都で王子教育は受けていたが割とぬくぬく育ってきた僕では接点がないはずなのだ。
「その……叔父くん、約束って……えっ!???」
謎の約束について聞こうと思ったが僕をお姫様抱っこにした叔父上は、人間とは思えない速度で走り出したためそのスピードによってかかるGにより何も言えないまま、ものの数秒で父上の執務室前にやってきてしまった。
ちなみに僕の部屋からふたつほど練が離れているはずなので、執務室にはいつもなら5分程度はかかることをここに補足しておこう。
そのまま、叔父上は僕をお姫様抱っこしたまま執務室へ入ってしまった。
「イクシオン、大義であった」
叔父上を見るなり父上は笑顔で言った。お姫様抱っこされている息子には全く触れてこない。
「はい、全ては陛下との契約のためにやり遂げました」
笑顔で答えた叔父上に、僕は小さな声で聞いた。
「叔父くん、契約ってなんですか??」
その言葉に、聞こえたらしく父上が静かに答えた。
「10年前に起こった戦争を終結させたならなんでもひとつ褒美を与えるというものだ」
「なるほど……」
戦争を終結させた救国の英雄になった叔父はどんな地位や名誉を望むのかと考えたが、その望みはとんでもないものだった。
「はい、そのためにこの10年戦に明け暮れました。国王陛下、いえ、兄上。私の望みはただひとつ、ルクスを私の花嫁として迎えたいのです」
12
あなたにおすすめの小説
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
婚約破棄を提案したら優しかった婚約者に手篭めにされました
多崎リクト
BL
ケイは物心着く前からユキと婚約していたが、優しくて綺麗で人気者のユキと平凡な自分では釣り合わないのではないかとずっと考えていた。
ついに婚約破棄を申し出たところ、ユキに手篭めにされてしまう。
ケイはまだ、ユキがどれだけ自分に執着しているのか知らなかった。
攻め
ユキ(23)
会社員。綺麗で性格も良くて完璧だと崇められていた人。ファンクラブも存在するらしい。
受け
ケイ(18)
高校生。平凡でユキと自分は釣り合わないとずっと気にしていた。ユキのことが大好き。
pixiv、ムーンライトノベルズにも掲載中
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる