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28.社畜サラリーマンは恐ろしい陰謀に巻き込まれている事実を知る
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黒髪の騎士の言葉に、捕らえられたリュカとその配下の騎士達は呆然としているのが分かる。
そんな中で、一番若い騎士が口を開いた。
「アヴェルさん、どういうことですか??」
「……俺には最初から、この人、ペット様が多少不健康そうではあったがちゃんと綺麗な人に見えていた。しかし、お前たちはこの人を異常に貶めていたのが気になっていて、これと同じことが番い様の時にもあったことを思い出したんだ」
アヴェルの言葉に、リュカの眉がピクリと動いた。私には全く分からないが何か心当たりがあったようだ。
「番い様も醜い男だったと僕は記憶している。僕は醜いものが嫌いなのとあいつの性格がとにかく嫌いだった。スタガーから話しを事前に聞いていたのも影響していたとは思うが……」
その言葉に一旦大人しくしていたセシルが再度、リュカに馬乗りになり叫ぶ。
「偉大なる番い様にして、僕の最も尊敬するルゼル様が醜いだと??あの誰よりも美しい黄金の髪も金色の煌めく瞳も、自らかがやかんばかりの白い肌も、薔薇のような紅い唇も、そのどれをとってもなにひとつ醜いところなどない!!」
「なっ、あいつは冴えない薄茶色の髪に辛うじて金色に見える黄色の目に、そばかすだらけの醜い顔をしていたはず……」
「リュカ殿下、セシルの言う通り、番い様、小公爵は美しい人でした。少なくともリュカ殿下の目に見えていたような人ではありません」
アヴェルの言葉に、リュカはわなわなと震え始めた。
「そんな、僕は皇族なのに……暗示にかかっていたというのか??そんな、そんなの……」
「リュカ殿下だけではないです。ここに居るほぼ全員が該当の暗示をかけられていました。そして、その暗示をかけた犯人は……」
アヴェルがその名前を言いかけた時だった。今まで、他の騎士達と同じようにひれ伏していた糸目の男が妙な動きをしようとしたことに私は気付いた。
そして、あの男が以前私の動きを封じたことも思い出したのだ。
「あっ……竜帝陛下、あの男はもしかしたら我々の動きを止めるつもりかもしれません」
咄嗟に小声で竜帝陛下に私は訴えた。
「……シヅルありがとう」
竜帝陛下は私の額に再びキスを落としてから足元に転がっていた何かを華麗に蹴り上げて糸目の男に正確にぶつけた。
ガスッ!!
といういい音と共に、男の顎下らへんにクリーンヒットして、そのまま男が気絶したのが分かった。
「なっ、伯父上??」
「……どうやら、この事件に関係するものはひとりやふたりではなさそうだな。そこで伸びているレイニーも共犯者らしい。うむなるほどな」
普段とは打って変わって真剣な表情の竜帝陛下にちょっとカッコいいかもしれないなどとおもってしまったことは秘密だ。
そして、カッコイイ状態のまま、竜帝陛下はひとこと命令を下した。
「イグリュウ系の血筋の者を集めろ。城の中に居るものすべて」
そんな中で、一番若い騎士が口を開いた。
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「……俺には最初から、この人、ペット様が多少不健康そうではあったがちゃんと綺麗な人に見えていた。しかし、お前たちはこの人を異常に貶めていたのが気になっていて、これと同じことが番い様の時にもあったことを思い出したんだ」
アヴェルの言葉に、リュカの眉がピクリと動いた。私には全く分からないが何か心当たりがあったようだ。
「番い様も醜い男だったと僕は記憶している。僕は醜いものが嫌いなのとあいつの性格がとにかく嫌いだった。スタガーから話しを事前に聞いていたのも影響していたとは思うが……」
その言葉に一旦大人しくしていたセシルが再度、リュカに馬乗りになり叫ぶ。
「偉大なる番い様にして、僕の最も尊敬するルゼル様が醜いだと??あの誰よりも美しい黄金の髪も金色の煌めく瞳も、自らかがやかんばかりの白い肌も、薔薇のような紅い唇も、そのどれをとってもなにひとつ醜いところなどない!!」
「なっ、あいつは冴えない薄茶色の髪に辛うじて金色に見える黄色の目に、そばかすだらけの醜い顔をしていたはず……」
「リュカ殿下、セシルの言う通り、番い様、小公爵は美しい人でした。少なくともリュカ殿下の目に見えていたような人ではありません」
アヴェルの言葉に、リュカはわなわなと震え始めた。
「そんな、僕は皇族なのに……暗示にかかっていたというのか??そんな、そんなの……」
「リュカ殿下だけではないです。ここに居るほぼ全員が該当の暗示をかけられていました。そして、その暗示をかけた犯人は……」
アヴェルがその名前を言いかけた時だった。今まで、他の騎士達と同じようにひれ伏していた糸目の男が妙な動きをしようとしたことに私は気付いた。
そして、あの男が以前私の動きを封じたことも思い出したのだ。
「あっ……竜帝陛下、あの男はもしかしたら我々の動きを止めるつもりかもしれません」
咄嗟に小声で竜帝陛下に私は訴えた。
「……シヅルありがとう」
竜帝陛下は私の額に再びキスを落としてから足元に転がっていた何かを華麗に蹴り上げて糸目の男に正確にぶつけた。
ガスッ!!
といういい音と共に、男の顎下らへんにクリーンヒットして、そのまま男が気絶したのが分かった。
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「……どうやら、この事件に関係するものはひとりやふたりではなさそうだな。そこで伸びているレイニーも共犯者らしい。うむなるほどな」
普段とは打って変わって真剣な表情の竜帝陛下にちょっとカッコいいかもしれないなどとおもってしまったことは秘密だ。
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