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序章
最初の世界1
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この物語の主人公はただただどうしようもない人生を送っていた
そんな人生が始まったのは言って仕舞えば生まれた時から始まっていたのであろう
子が親を選べないとはよく言ったものだ
この話をすると長くなりそうだ
だから短く
主人公生誕→→親が亡くなる→→何も無く働けない……
そんなこんなで今に至る
「はっ」
目を覚ますと見知らぬ廃墟で寝ていた
私はしがないサラリーマン田中智、何故こんなことになってしまったのか原因は分かっていた
カラン カラン
「ヒイッ」
ナイフが足下まで転がって来た
「あんたか?田中智ってのは」
声が聞こえて来た
何処かの柱の陰に誰かがいるのであろう
「そ、、そうです」
振り絞った声は震えていた
「そうか」
そ言うと少し先の柱から怪しい人影が現れる
仮面を被りボロボロのマントのようなものを羽織り足音以外何も感じなかった
まるで無機物のように
「前に人違いがあってな、それから確認するようにしているんだ。それじゃあ本題に入るぞ。なぜここにいるかは分かっているな」
「か、、会社のお金の件で しょうか」
「そうだお前の会社はこっちの世界の人間と繋がっていた。これからお前は俺に殺される」
「そうなんですね」
「この建物には無数の監視カメラが設置してある。これから俺があんたを殺すのを配信して楽しむ連中が居る」
「そんな言葉遣いでいいんですか?」
「どうせ日本語もろくに分かんないやつばっかりだ。それにこんなのはどうでもいいことだ。あんたが人生の最後を命の終わりをどう足掻くかが見たい。ただそれだけなんだからな、どうせ」
そう言うと彼はかかってこいとジェスチャーをして言う
「死にたくないなら俺を殺して見な」
足下のナイフに目をやる
私は今まで何事も波立たないように生きて来た。会社の金に手を出したのだって妻が金融会社から知らない内に多額の借金をしていたから仕方なくだったのに……
こんな言い訳は誰にも通用しないことは分かっている、ならばやるしかないだろう
そして彼はきっと知らないだろう、私が会社の金庫から盗んだのがお金だけではないことを
懐の膨らみを確認してナイフを拾い
相手に目をやる
彼はもう一度かかって来いとジェスチャーをしてくる
いろいろ考えたおかげで吹っ切れた
そうだ私にはこれがあり相手はきっとナイフだけ
ナイフをしっかりと握り走りながら相手に斬りかかる
カキーン
黒づくめの男は目にも止まらぬ速さでナイフを出し、私の攻撃は防がれていた
そのまま押してもビクともしない
その華奢な体にどれだけの力が秘められて居ると言うのだろう
力の差を感じ距離を取る
後ろに跳ねた
こいつから目を離してはいけないと本能が告げていた
きっと後ろを向いた瞬間に命はない
はぁはぁ
大したこともしていないのに息が切れた
呼吸を整えようとして居るとあいつの方からかかってくる
ナイフを振り回してくる
なんとなく分かった手加減しているのだと
そう、これは私にとっては命のやり取りだがあいつにとってはきっとただのショーに過ぎないのだ
そして改めて気づくナイフをナイフで受け止める難しさを圧倒的な力の差を
ああああぁぁぁ
ナイフが当たり血が飛び散る
とてつもない激痛が走る
「悪い悪い、それくらい避けられると思ったんだが」
そう言ってあいつが少しの距離を置いたその時を逃さず私は銃を懐から出しあいつに向かって放つ
バーン
ただ素人の私には『銃を出して相手に向けて打つ』この動作が遅過ぎた
放った方向には相手はおらず気付いた時にはもう懐にいた
カキーン
銃を弾かれ丸腰になった私に話しかけて来た
「結構居るんだよ銃を持ってる奴」
「は、はは」
今まで数え切れないほどの作り笑いをしてきたがここまで引きつった笑いをしたのは初めてだった
「何か言い残すことはあるか」
「母に先立つ不孝を許して下さいと」
そう言って私は目を閉じた
スパッ ゴト
柱の陰から黒ずくめの男が現れた
「はい終了です」
パンパン
そう言って手を叩くとガタイの良い同じ服装をした男達が手際良く死体を片付けた
「お疲れ様でした。怪我などはありませんか?」
「怪我してんのはお前の方だろ」
そいつの足を見ると銃弾に当たった痕がある
「素人の銃なんかに当たりやがって」
「いやいや銃を意図的に避けるなんてのは基本的に離れ業の一種ですよ」
「そうなのか?それよりその怪我どうにかしろよ」
そいつは俺に頭を軽く下げ足を引きずって去っていく
ナイフに着いた血を切り、ナイフをしまう
カチッ カチッ
仮面を外して出口へ向かう
するとさっきの怪我をした黒服が他の黒服にやられていた
「なんでお前のいうこと聞かなきゃなんねぇんだよ」
「なんでお前だけ楽な仕事してんだよ」
「ふざけんなカス」
罵倒を浴びせられながらボコスカと殴られていた
「はぁー」
溜息をしながらナイフを抜き
ザスッ ザスッ ザスッ
「「「ギャアアァァァ」」」
そいつと同じところにナイフを突き立て抜いて×3をした
「こいつは悲鳴どころか物音一つさせなかったぞ」
「「「ああああぁぁぁ」」」
「聞こえてないか」
最初の黒服に肩を貸し立ち上がらせる
「ありがとうございます」
「お前は何でこんな仕事してんだ?」
「何だか俺をかい被ってるみたいですけど俺もあいつらも大して変わりませんよ」
「そうかよ」
外に居た別の黒服にそいつを任せると羽織っていたボロボロの布とナイフを渡し帰路に着く
続く
そんな人生が始まったのは言って仕舞えば生まれた時から始まっていたのであろう
子が親を選べないとはよく言ったものだ
この話をすると長くなりそうだ
だから短く
主人公生誕→→親が亡くなる→→何も無く働けない……
そんなこんなで今に至る
「はっ」
目を覚ますと見知らぬ廃墟で寝ていた
私はしがないサラリーマン田中智、何故こんなことになってしまったのか原因は分かっていた
カラン カラン
「ヒイッ」
ナイフが足下まで転がって来た
「あんたか?田中智ってのは」
声が聞こえて来た
何処かの柱の陰に誰かがいるのであろう
「そ、、そうです」
振り絞った声は震えていた
「そうか」
そ言うと少し先の柱から怪しい人影が現れる
仮面を被りボロボロのマントのようなものを羽織り足音以外何も感じなかった
まるで無機物のように
「前に人違いがあってな、それから確認するようにしているんだ。それじゃあ本題に入るぞ。なぜここにいるかは分かっているな」
「か、、会社のお金の件で しょうか」
「そうだお前の会社はこっちの世界の人間と繋がっていた。これからお前は俺に殺される」
「そうなんですね」
「この建物には無数の監視カメラが設置してある。これから俺があんたを殺すのを配信して楽しむ連中が居る」
「そんな言葉遣いでいいんですか?」
「どうせ日本語もろくに分かんないやつばっかりだ。それにこんなのはどうでもいいことだ。あんたが人生の最後を命の終わりをどう足掻くかが見たい。ただそれだけなんだからな、どうせ」
そう言うと彼はかかってこいとジェスチャーをして言う
「死にたくないなら俺を殺して見な」
足下のナイフに目をやる
私は今まで何事も波立たないように生きて来た。会社の金に手を出したのだって妻が金融会社から知らない内に多額の借金をしていたから仕方なくだったのに……
こんな言い訳は誰にも通用しないことは分かっている、ならばやるしかないだろう
そして彼はきっと知らないだろう、私が会社の金庫から盗んだのがお金だけではないことを
懐の膨らみを確認してナイフを拾い
相手に目をやる
彼はもう一度かかって来いとジェスチャーをしてくる
いろいろ考えたおかげで吹っ切れた
そうだ私にはこれがあり相手はきっとナイフだけ
ナイフをしっかりと握り走りながら相手に斬りかかる
カキーン
黒づくめの男は目にも止まらぬ速さでナイフを出し、私の攻撃は防がれていた
そのまま押してもビクともしない
その華奢な体にどれだけの力が秘められて居ると言うのだろう
力の差を感じ距離を取る
後ろに跳ねた
こいつから目を離してはいけないと本能が告げていた
きっと後ろを向いた瞬間に命はない
はぁはぁ
大したこともしていないのに息が切れた
呼吸を整えようとして居るとあいつの方からかかってくる
ナイフを振り回してくる
なんとなく分かった手加減しているのだと
そう、これは私にとっては命のやり取りだがあいつにとってはきっとただのショーに過ぎないのだ
そして改めて気づくナイフをナイフで受け止める難しさを圧倒的な力の差を
ああああぁぁぁ
ナイフが当たり血が飛び散る
とてつもない激痛が走る
「悪い悪い、それくらい避けられると思ったんだが」
そう言ってあいつが少しの距離を置いたその時を逃さず私は銃を懐から出しあいつに向かって放つ
バーン
ただ素人の私には『銃を出して相手に向けて打つ』この動作が遅過ぎた
放った方向には相手はおらず気付いた時にはもう懐にいた
カキーン
銃を弾かれ丸腰になった私に話しかけて来た
「結構居るんだよ銃を持ってる奴」
「は、はは」
今まで数え切れないほどの作り笑いをしてきたがここまで引きつった笑いをしたのは初めてだった
「何か言い残すことはあるか」
「母に先立つ不孝を許して下さいと」
そう言って私は目を閉じた
スパッ ゴト
柱の陰から黒ずくめの男が現れた
「はい終了です」
パンパン
そう言って手を叩くとガタイの良い同じ服装をした男達が手際良く死体を片付けた
「お疲れ様でした。怪我などはありませんか?」
「怪我してんのはお前の方だろ」
そいつの足を見ると銃弾に当たった痕がある
「素人の銃なんかに当たりやがって」
「いやいや銃を意図的に避けるなんてのは基本的に離れ業の一種ですよ」
「そうなのか?それよりその怪我どうにかしろよ」
そいつは俺に頭を軽く下げ足を引きずって去っていく
ナイフに着いた血を切り、ナイフをしまう
カチッ カチッ
仮面を外して出口へ向かう
するとさっきの怪我をした黒服が他の黒服にやられていた
「なんでお前のいうこと聞かなきゃなんねぇんだよ」
「なんでお前だけ楽な仕事してんだよ」
「ふざけんなカス」
罵倒を浴びせられながらボコスカと殴られていた
「はぁー」
溜息をしながらナイフを抜き
ザスッ ザスッ ザスッ
「「「ギャアアァァァ」」」
そいつと同じところにナイフを突き立て抜いて×3をした
「こいつは悲鳴どころか物音一つさせなかったぞ」
「「「ああああぁぁぁ」」」
「聞こえてないか」
最初の黒服に肩を貸し立ち上がらせる
「ありがとうございます」
「お前は何でこんな仕事してんだ?」
「何だか俺をかい被ってるみたいですけど俺もあいつらも大して変わりませんよ」
「そうかよ」
外に居た別の黒服にそいつを任せると羽織っていたボロボロの布とナイフを渡し帰路に着く
続く
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