入れ替わり

月夜桜

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入れ替わり

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 もし、いま、チャットアプリで話している相手が自分の認識している相手じゃなかったら……。
 これは、中の人こと、月夜桜つきよさくらが実際に体験している・・・・・・ことである。

 ☆★☆★☆

「ふぅ……疲れたぁ……電車に乗ってる間の暇つぶしであいつと話すかぁ」

 そう言いながら自称災害時連絡アプリ、LANEレーンを起動し、目的の相手とのチャットを開く。

「今日バカ暑くね?」
『普通だよ?』
「……25度ですって、奥さん」
『22度ですってよ』
快晴SKY CLEARだから……体感29度ぐらい」

 少しの違和感を感じつつも、会話を続けていく。
 そして、転機が訪れた。

「うーん。やっぱりお前から〝笑〟が出てくるの、違和感しかねぇ。んでもって、その違和感が煽られてる感じしかしねぇ……」
『お、気付いた?』

 ん~~~~~~~??????????
 気付いた????????

『彼女に返信させるって、結構イってるよねこの人。あ、どうも、初めまして、彼女です』

 え? ん? ごめん。なんて言った? 彼女? あれ? 俺、友達と話してた気がするんだが???? え、ちょっと待って。えっと、取り敢えず。

「あ、どうも、初めまして。友人Aです(????)」
『彼氏がいつもお世話になっています。彼女Aです』

 やばい。この状況の意味が分からない。
 あれ? 俺、やっぱりあいつと会話してたよな? 何時から中の人が入れ替わった?? というか、あいつ頭マジやばくね? この彼女さんに共感マックスなんだが????

 こうして俺は、終始困惑したまま彼(彼女?)との会話を終えたのだった。



 P.S.
  めっちゃ困惑したし、恥ずかしかった。これは、物書きによる精一杯の復讐である。
                       月夜 桜
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