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新しい力:11

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「それじゃぁ、基本武装を映し出してくれ。

あと、それを部隊パーティー全員に公開表示で頼む。」

『は~い。』

再び俺の注文に返事を返すレイ。

本当に、色々な表情を見せてくれる。

これで、プログラムなのだと言うのだから驚きだ。

確かに、これで等身大のサイズなら、NPCノンプレイキャラクターと解ってはいても、恋愛感情を抱いたとしても不思議はないかも知れない。

それほどまでに、普通のプレイヤーと遜色のない受け答えを返してくれて。

あまつさえ、表情の変化も分かるのだから。

目の前にパネル表示のスクリーンが浮かび上がり、竜騎兵ドラグーンの基本兵装が表示される。

思っていた通りと言うか。やはりと言うか。

竜騎兵ドラグーンは飛行可能タイプの人型ヒューマンタイプのロボットだった。


背中の部分の翼は、重力制御装置グラビティークラフトと呼ばれるエンジンで、世界に3台しかないとされているエンジンだと説明文には書かれている。

「レイ。この説明文の世界に3台って意味は有るのか?」

『サーバーレアって意味だよ。』

「ふ~ん。・・・・・・・・。えっ?」

余りにもアッサリ言うもので、思わず「ふ~ん。」とか言ってしまった後に驚きが付いてくる。


「サーバーレアだって!?」

『そうだよ。この機体そのものがサーバーレアの機体だよ。』

「いやっ!でも、進化し終わった時の表示はランク3だったぞ!?」

『えっとね。 この機種の上位機種が在るんだけどね。

その上位機種の取得条件が竜騎兵ドラグーンの進化なの。

つまりは、竜騎兵ドラグーン)は、その上位機種に進化する為だけに造られた特殊な機体なの。

だから、上位機種に進化する前の機体ランクは3って事になるのよ。』
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