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助けた竜に助けられ
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目の前の銀色の髪に、青い瞳の美丈夫はにっこり微笑んで言った。
「大好きなシャノン、久しぶりだね。僕だよ、君のかわいい竜さんだよ。」
僕はぶんぶん首を振って言った。
「違います、違います!僕のかわいい竜さんは竜さんです。貴方は竜じゃなくて人間ですよね⁉︎」
目の前の美丈夫は強張った僕をゆっくり引き寄せて、言った。
「僕は竜人だよ。竜だけど人にもなれるんだ。僕の匂いは一緒でしょ?僕の目を見て?一緒でしょ?」
僕はハッとして、もう一度目の前の若者を見上げた。確かに顔についてる二つの目はかわいい竜と全く同じ色の青い瞳だった。僕が見つめていると、その瞳が瞬時にあの爬虫類特有の、瞳孔が縦に切り裂いた瞳に変わった。
僕はビクッとして、次の瞬間目の前の若者に抱きついて言った。
「本当に僕のかわいい竜さん⁉︎ 何で人間なの⁉︎ 竜人て何⁉︎ …さっき、僕自分じゃどうしようもなくって。僕、カインの事きっと傷つけたよね。…あはは、僕何言ってるのか自分でも分かんないや。…竜さん、そういえば何でここに居たの?」
「僕の名前はアレクサンダーだよ、シャノン。アレクって呼んでよ。もちろんシャノンを迎えにきたんだ。シャノンは僕の番だからね?」
僕はキョトンとして、アレクを見上げた。
「え?今何て言ったの?」
「僕、シャノンを娶るために来たんだ。シャノンは僕の番、唯一の相手なんだ。」
僕は頭の中で情報の引き出しをあちこち広げまくった。番。つがい。竜人のつがい。あれ、なんかヤバい響き。
「シャノンが怪我をした僕を見つけてくれた時、僕は弱っていたし、まだ小さかったから気づかなかった。でも身体が回復してきて分かったんだ。シャノンは僕の番だって。でもシャノンも僕が運命の番だって気づいてたはずだよ。僕の匂い大好きでしょう?」
そう言うと、アレクは僕の肩を掴んでじっと僕の瞳を覗き込んだ。僕はアレクの瞳を見つめているうちに、心臓がドキドキと激しく打ち始めた。心なしか息まで荒くなってきた気がする。
僕はふらふらとアレクの腕の中に倒れ込んで、アレクの良い匂いを胸いっぱい吸い込んだ。途端に僕は多幸感でいっぱいになってしまって、僕はうっとりとアレクの背中に手を回してしがみついた。
アレクは僕の頭の上でクスクス笑いながら囁いた。
「ほらね、番の匂いにはあらがえないんだ。僕たちは運命の相手だから。シャノン大好きだよ。」
そう言うと僕の顎に指を絡めて、赤くなってるだろう僕の顔を見つめて優しく口づけた。
冷んやりしたアレクの唇は僕を優しく溶かした。やわやわと押し付けるアレクの唇はしっとりとしていて、僕はその柔らかさにうっとりと息をついた。僕の口の中に忍び込んで来たアレクの舌は、少し先端が二つに分かれていて、長くて分厚いソレが僕の繊細な場所を暴く様に、僕の口いっぱいに動き回った。
「あぁっ、んっ。アレク…。まって…。」
アレクは僕から顔を文字通り引き剥がすと、欲情して縦になった瞳をぎらつかせた。
「…僕、こんな場所でアレクと結ばれたくない。」
僕は普段、他の人と比べて自分の何とも頼りないソレが、ズクズクと脈打っているのを微かな痛みと共に感じていた。経験のない身体の高まりに息をするのも辛く感じた。
アレクは僕の首筋に鼻を押し付けて大きく深呼吸すると、嬉しそうな顔で言った。
「シャノンが発情してくれて嬉しい。僕をシャノンが番と認めた証拠なんだ。僕、シャノンとさよならしてから、必死で大きくなる為に頑張ったんだ。早くしないと、他の奴に奪われてしまいそうで。実際、今日も危なかった。あいつ殺せばよかった。シャノンが嫌がっていたのに!」
僕はアレクの瞳の色が赤くなるのを見て、慌てて言った。
「僕がもっと注意すればよかったんだ。昔から似たような目には遇いがちだったんだから。実際カインは悪い奴じゃない。ただ、恋心を拗らせただけだ…。」
アレクは僕をギロっと見ると言った。
「でもシャノンの意に反したことをしようとしていた。あいつが悪い。」
僕はアレクをぎゅっと抱きしめると囁いた。
「そうだね。無理矢理はダメだと僕も思うよ。でも、僕はアレクに会えたから、それ以外の事はもうどうでも良いんだ。アレクは僕をお家に連れ帰ってくれないの?」
アレクは僕の耳元でため息を吐くと、僕をゾクゾクさせる低い声で囁き返した。
「もちろん連れ帰るよ、僕たちの赤いお家にね。覚悟してね、かわいい竜の飼い主さん。」
…僕たち、こんな広い野外で囁きあってて、バカップルみたい!
「大好きなシャノン、久しぶりだね。僕だよ、君のかわいい竜さんだよ。」
僕はぶんぶん首を振って言った。
「違います、違います!僕のかわいい竜さんは竜さんです。貴方は竜じゃなくて人間ですよね⁉︎」
目の前の美丈夫は強張った僕をゆっくり引き寄せて、言った。
「僕は竜人だよ。竜だけど人にもなれるんだ。僕の匂いは一緒でしょ?僕の目を見て?一緒でしょ?」
僕はハッとして、もう一度目の前の若者を見上げた。確かに顔についてる二つの目はかわいい竜と全く同じ色の青い瞳だった。僕が見つめていると、その瞳が瞬時にあの爬虫類特有の、瞳孔が縦に切り裂いた瞳に変わった。
僕はビクッとして、次の瞬間目の前の若者に抱きついて言った。
「本当に僕のかわいい竜さん⁉︎ 何で人間なの⁉︎ 竜人て何⁉︎ …さっき、僕自分じゃどうしようもなくって。僕、カインの事きっと傷つけたよね。…あはは、僕何言ってるのか自分でも分かんないや。…竜さん、そういえば何でここに居たの?」
「僕の名前はアレクサンダーだよ、シャノン。アレクって呼んでよ。もちろんシャノンを迎えにきたんだ。シャノンは僕の番だからね?」
僕はキョトンとして、アレクを見上げた。
「え?今何て言ったの?」
「僕、シャノンを娶るために来たんだ。シャノンは僕の番、唯一の相手なんだ。」
僕は頭の中で情報の引き出しをあちこち広げまくった。番。つがい。竜人のつがい。あれ、なんかヤバい響き。
「シャノンが怪我をした僕を見つけてくれた時、僕は弱っていたし、まだ小さかったから気づかなかった。でも身体が回復してきて分かったんだ。シャノンは僕の番だって。でもシャノンも僕が運命の番だって気づいてたはずだよ。僕の匂い大好きでしょう?」
そう言うと、アレクは僕の肩を掴んでじっと僕の瞳を覗き込んだ。僕はアレクの瞳を見つめているうちに、心臓がドキドキと激しく打ち始めた。心なしか息まで荒くなってきた気がする。
僕はふらふらとアレクの腕の中に倒れ込んで、アレクの良い匂いを胸いっぱい吸い込んだ。途端に僕は多幸感でいっぱいになってしまって、僕はうっとりとアレクの背中に手を回してしがみついた。
アレクは僕の頭の上でクスクス笑いながら囁いた。
「ほらね、番の匂いにはあらがえないんだ。僕たちは運命の相手だから。シャノン大好きだよ。」
そう言うと僕の顎に指を絡めて、赤くなってるだろう僕の顔を見つめて優しく口づけた。
冷んやりしたアレクの唇は僕を優しく溶かした。やわやわと押し付けるアレクの唇はしっとりとしていて、僕はその柔らかさにうっとりと息をついた。僕の口の中に忍び込んで来たアレクの舌は、少し先端が二つに分かれていて、長くて分厚いソレが僕の繊細な場所を暴く様に、僕の口いっぱいに動き回った。
「あぁっ、んっ。アレク…。まって…。」
アレクは僕から顔を文字通り引き剥がすと、欲情して縦になった瞳をぎらつかせた。
「…僕、こんな場所でアレクと結ばれたくない。」
僕は普段、他の人と比べて自分の何とも頼りないソレが、ズクズクと脈打っているのを微かな痛みと共に感じていた。経験のない身体の高まりに息をするのも辛く感じた。
アレクは僕の首筋に鼻を押し付けて大きく深呼吸すると、嬉しそうな顔で言った。
「シャノンが発情してくれて嬉しい。僕をシャノンが番と認めた証拠なんだ。僕、シャノンとさよならしてから、必死で大きくなる為に頑張ったんだ。早くしないと、他の奴に奪われてしまいそうで。実際、今日も危なかった。あいつ殺せばよかった。シャノンが嫌がっていたのに!」
僕はアレクの瞳の色が赤くなるのを見て、慌てて言った。
「僕がもっと注意すればよかったんだ。昔から似たような目には遇いがちだったんだから。実際カインは悪い奴じゃない。ただ、恋心を拗らせただけだ…。」
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「でもシャノンの意に反したことをしようとしていた。あいつが悪い。」
僕はアレクをぎゅっと抱きしめると囁いた。
「そうだね。無理矢理はダメだと僕も思うよ。でも、僕はアレクに会えたから、それ以外の事はもうどうでも良いんだ。アレクは僕をお家に連れ帰ってくれないの?」
アレクは僕の耳元でため息を吐くと、僕をゾクゾクさせる低い声で囁き返した。
「もちろん連れ帰るよ、僕たちの赤いお家にね。覚悟してね、かわいい竜の飼い主さん。」
…僕たち、こんな広い野外で囁きあってて、バカップルみたい!
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