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新しい生活
僕の矢の力
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僕の射る矢に、何か魔法のような力を感じるというフォーカス様の指示で、僕は元の世界でやっていた魔除けの弓祓いをやってみることにした。
神社での祭事の時のように、僕は呼吸と精神を研ぎ澄ませて弓の弦を指で弾いた。
ビィィィンと懐かしくも耳慣れた冴えた音がして、その音は周囲をピリリと切り裂いた気がした。
少し手応えを感じた僕は、大きく息を吸い込むと細く息を吐き出した。
そして目を閉じると口の中で、無意識にいつもの様に言い慣れた祝詞を呟いていた。
『ヒフミヨイムナヤココノタリ フルへ ユラユラト フルへ マカルガエシノタマ』
そして先程より響く様に弦を弾いた。
ビィィィィィンと周囲の空気をやはり切り裂く様な音が先程より大きく響き渡って、僕は身体がゆっくり熱くなるのを感じた。
僕は熱い身体のまま、前方の的を狙うといつものように無心で弓を引いた。
射ち放たれた矢はキューンと鋭い音を響かせて的に吸い込まれて行ったが、当たった瞬間に的が砕け飛んだ。
僕はハッと我に返って、目の前の光景に目を奪われた。
通常なら矢が突き刺さっている的が跡形も無く消えていた。というか、粉々になって地面に散らばっていた。
弓場は静まりかえっていて、誰も言葉を発しなかった。
「…シン。何をした?」
フォーカス様の静かな声が響き、僕はビクッと肩を震わせた。
「あ、あの。…僕の国の儀式でいつもやる様に、邪悪なものが無くなるように念じて射ちました。
僕の国では的が砕け散るなんて事は起きた事がないんです!僕、何しちゃったんでしょう⁉︎」
僕は何だか周囲の深刻そうな様子が怖すぎて、何なら泣きたくなった。
「私には、この世界のものでは無い、魔法の様な力を感じた。その力が的を破壊したのだろうな。」
フォーカス様は自分に確認するようにそう言うと、兵士長に破壊された破片を持ってくるように命じた。
弓場は一気に騒がしくなって、何なら皆興奮してこちらをチラチラと見ながら騒めいていた。
フォーカス様は僕を側に呼び寄せると、僕の目を見つめながら言った。
「心配しなくてもシンに害をなすものでは無い。どちらかと言うと反対にこの場がかなり清められた感じだ。
馬たちを見てみなさい。どの馬も非常に落ち着いている。
馬は邪悪な力を感じやすい。もしあの力が悪いものであったらシンのフーガでさえじっとしてはいられまい。」
僕はしでかしてしまった事への心配と期待で、胸がドキドキと高鳴るのを感じた。
神社での祭事の時のように、僕は呼吸と精神を研ぎ澄ませて弓の弦を指で弾いた。
ビィィィンと懐かしくも耳慣れた冴えた音がして、その音は周囲をピリリと切り裂いた気がした。
少し手応えを感じた僕は、大きく息を吸い込むと細く息を吐き出した。
そして目を閉じると口の中で、無意識にいつもの様に言い慣れた祝詞を呟いていた。
『ヒフミヨイムナヤココノタリ フルへ ユラユラト フルへ マカルガエシノタマ』
そして先程より響く様に弦を弾いた。
ビィィィィィンと周囲の空気をやはり切り裂く様な音が先程より大きく響き渡って、僕は身体がゆっくり熱くなるのを感じた。
僕は熱い身体のまま、前方の的を狙うといつものように無心で弓を引いた。
射ち放たれた矢はキューンと鋭い音を響かせて的に吸い込まれて行ったが、当たった瞬間に的が砕け飛んだ。
僕はハッと我に返って、目の前の光景に目を奪われた。
通常なら矢が突き刺さっている的が跡形も無く消えていた。というか、粉々になって地面に散らばっていた。
弓場は静まりかえっていて、誰も言葉を発しなかった。
「…シン。何をした?」
フォーカス様の静かな声が響き、僕はビクッと肩を震わせた。
「あ、あの。…僕の国の儀式でいつもやる様に、邪悪なものが無くなるように念じて射ちました。
僕の国では的が砕け散るなんて事は起きた事がないんです!僕、何しちゃったんでしょう⁉︎」
僕は何だか周囲の深刻そうな様子が怖すぎて、何なら泣きたくなった。
「私には、この世界のものでは無い、魔法の様な力を感じた。その力が的を破壊したのだろうな。」
フォーカス様は自分に確認するようにそう言うと、兵士長に破壊された破片を持ってくるように命じた。
弓場は一気に騒がしくなって、何なら皆興奮してこちらをチラチラと見ながら騒めいていた。
フォーカス様は僕を側に呼び寄せると、僕の目を見つめながら言った。
「心配しなくてもシンに害をなすものでは無い。どちらかと言うと反対にこの場がかなり清められた感じだ。
馬たちを見てみなさい。どの馬も非常に落ち着いている。
馬は邪悪な力を感じやすい。もしあの力が悪いものであったらシンのフーガでさえじっとしてはいられまい。」
僕はしでかしてしまった事への心配と期待で、胸がドキドキと高鳴るのを感じた。
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