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再びの異世界
騎士団長との話
「シン、今日こちらに寄ってもらったのはフォーカスと話があったからなのだ。先程、同意が得られたのでここで伝えておいても良かろう。皆の者も聞いてくれ。
前回の夜の国との戦闘で我が国は勝利を収めた。協定も結ばれてしばらく戦闘も無いと思われる。そこで王命により、武運の誉れ名高いフォーカス殿に王宮騎士団に務めてもらう事になった。軍部強化の指揮官として仕事をしてもらう。
ちなみにそこの雅な従騎士のシンも一部指揮を取ってもらう事もある。こう見えて、最強の魔法の使い手でもあり、弓の腕は際立っている。若いからと侮るな。ハハハ。」
僕は突然の話に驚いて呆然としてしまった。そんな僕を見て、団長は呆れた顔でジュリアンを見て言った。
「なんだ、少しも話してなかったのか?随分驚いてるではないか。」
ジュリアンは少し険しい顔をして団長に言った。
「団長、やっぱりこの話は考えさせてもらっても…。ここにはシンを誘惑する奴らが多すぎる。」
団長は慌てて言った。
「おいおい!大丈夫だ!お前の横からシンを掻っ攫う様な、豪胆な者はいないぞ。シン、お前のあるじだろ?何とか言ってくれ。」
僕はハッと気を取り直してジュリアンをじっと見つめると言った。
「フォーカス様、公私混同はなさらぬ様願います。王命では?」
ジュリアンはため息をつくと僕を見つめて優しく言った。
「そうであった。少し混乱してしまった。シンがその様な格好をしているので、気が迷ったのだ。許せ。」
え?僕のせいなの?僕は少しジュリアンのポンコツぶりにムカついて言った。
「御意。フォーカス様がその様に血迷わないように、この様な格好はもうしない方がよろしいですね。騎士団長、こちらにお世話になる際はよろしくお願いします。」
僕はジュリアンの困った顔を無視して、僕たちの様子を面白そうに見ている騎士団長に挨拶した。
屋敷に戻ると、やおらジュリアンは僕を自室に連れ込んだ。僕はジュリアンを睨んで言った。
「僕が悪いんでしょう?」
ジュリアンは相変わらず困った顔で、僕を抱きかかえて額に口づけた。
「…シン。すまなかった。私はどうもシンの事となると平静ではいられないんだ。…それに王宮騎士団は陛下の直属だけあって、皆身分も、力量も、見目も申し分の無い奴らばかりだ。私が心配になるのもしょうがないだろう?」
僕はジュリアンを懲らしめすぎたかと、少し可哀想になってジュリアンの頬に手を当てて言った。
「僕にとっては、ジュリアン以上の騎士なんて居ないのに。…知らなかったの?」
ジュリアンは僕を食べてしまいたいとでも言うように、ギラついた雄の眼差しで言った。
「…ああ。知らなかった。…教えてくれ、たっぷり。」
前回の夜の国との戦闘で我が国は勝利を収めた。協定も結ばれてしばらく戦闘も無いと思われる。そこで王命により、武運の誉れ名高いフォーカス殿に王宮騎士団に務めてもらう事になった。軍部強化の指揮官として仕事をしてもらう。
ちなみにそこの雅な従騎士のシンも一部指揮を取ってもらう事もある。こう見えて、最強の魔法の使い手でもあり、弓の腕は際立っている。若いからと侮るな。ハハハ。」
僕は突然の話に驚いて呆然としてしまった。そんな僕を見て、団長は呆れた顔でジュリアンを見て言った。
「なんだ、少しも話してなかったのか?随分驚いてるではないか。」
ジュリアンは少し険しい顔をして団長に言った。
「団長、やっぱりこの話は考えさせてもらっても…。ここにはシンを誘惑する奴らが多すぎる。」
団長は慌てて言った。
「おいおい!大丈夫だ!お前の横からシンを掻っ攫う様な、豪胆な者はいないぞ。シン、お前のあるじだろ?何とか言ってくれ。」
僕はハッと気を取り直してジュリアンをじっと見つめると言った。
「フォーカス様、公私混同はなさらぬ様願います。王命では?」
ジュリアンはため息をつくと僕を見つめて優しく言った。
「そうであった。少し混乱してしまった。シンがその様な格好をしているので、気が迷ったのだ。許せ。」
え?僕のせいなの?僕は少しジュリアンのポンコツぶりにムカついて言った。
「御意。フォーカス様がその様に血迷わないように、この様な格好はもうしない方がよろしいですね。騎士団長、こちらにお世話になる際はよろしくお願いします。」
僕はジュリアンの困った顔を無視して、僕たちの様子を面白そうに見ている騎士団長に挨拶した。
屋敷に戻ると、やおらジュリアンは僕を自室に連れ込んだ。僕はジュリアンを睨んで言った。
「僕が悪いんでしょう?」
ジュリアンは相変わらず困った顔で、僕を抱きかかえて額に口づけた。
「…シン。すまなかった。私はどうもシンの事となると平静ではいられないんだ。…それに王宮騎士団は陛下の直属だけあって、皆身分も、力量も、見目も申し分の無い奴らばかりだ。私が心配になるのもしょうがないだろう?」
僕はジュリアンを懲らしめすぎたかと、少し可哀想になってジュリアンの頬に手を当てて言った。
「僕にとっては、ジュリアン以上の騎士なんて居ないのに。…知らなかったの?」
ジュリアンは僕を食べてしまいたいとでも言うように、ギラついた雄の眼差しで言った。
「…ああ。知らなかった。…教えてくれ、たっぷり。」
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