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夏休み
和也side俺たちの検証
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トモがなぜデートした事を知ってるのかとタクミが問い詰めたら、トモはクスリと笑って、ちょっとキャサリンに聞いたんだと言った。トモの情報をかき集める力は人並み外れてる。いつの間にキャサリンからそんな話を聞き出したのやら。
「ちょっとキャサリンの欲しい情報をあげたら、代わりに内緒でその話を教えてくれたってわけ。」
俺たちはトモだけは敵に回したくないと思いながら、タクミの顔を見た。
「仕方ねーな。話せば良いんだろ?
…最初は夏休みに、前にみんなで行ったあの人気のプールへ、地元のダチと行ったんだよ。ナンパ目的で。そしたらバッタリけいちゃんに会って。正確にはグラマラス美人の友達と、さっきのマッチョ玲と3人で来てたんだけど。
俺一目惚れしちゃって。でも、もしトモの言う通りけいちゃんが漆原だったとしたら、俺、漆原が好きなんかなぁ。
…でも聞いてくれよ、けいちゃんは水着着てたんだよ。ビキニの。絶対女の子だよ。…アレはついてなかったはずだ。その時も玲に邪魔されてさ、でもダチが頑張ってくれて美人と話つけてくれて遊園地デートが実現したんだ。
けいちゃんはホント女の子ぽくて、凄く可愛かった。…でもふとした時に俺も漆原を思い出しちゃって、そんな話から漆原のこと話したら、けいちゃんと従兄弟同士だって美人が言いだして。
でもけいちゃんに一目惚れしたのはホント。俺、誰にも負けねーから。」
トモはうん、うんと頷きながら、指を一本立てて大きく目を見開いて言った。
「ひとつわかった事。けいちゃんはビキニを着てた。胸の谷間はあったの?」
タクミは腕を組んで目を閉じて言った。
「んー、無かった。というか見えなかった。フリルが胸元にあったからね。でも、ビキニパンツにはフリルとかなかったから、絶対もっこりは付いてない!」
俺はタクミの話を聞いてるうちに急に色々思い出した。
「あいつ、風呂上がりにバスタオル胸まで巻いてた。ていうか、俺あいつの上半身の裸見た事ないかも。体育の着替えもいつも部屋でシャワー浴びてたし…。」
その時タクミはハッとした顔をして、みんなの顔を見た。
「俺、漆原の性別わかっちゃったかも。」
「ちょっとキャサリンの欲しい情報をあげたら、代わりに内緒でその話を教えてくれたってわけ。」
俺たちはトモだけは敵に回したくないと思いながら、タクミの顔を見た。
「仕方ねーな。話せば良いんだろ?
…最初は夏休みに、前にみんなで行ったあの人気のプールへ、地元のダチと行ったんだよ。ナンパ目的で。そしたらバッタリけいちゃんに会って。正確にはグラマラス美人の友達と、さっきのマッチョ玲と3人で来てたんだけど。
俺一目惚れしちゃって。でも、もしトモの言う通りけいちゃんが漆原だったとしたら、俺、漆原が好きなんかなぁ。
…でも聞いてくれよ、けいちゃんは水着着てたんだよ。ビキニの。絶対女の子だよ。…アレはついてなかったはずだ。その時も玲に邪魔されてさ、でもダチが頑張ってくれて美人と話つけてくれて遊園地デートが実現したんだ。
けいちゃんはホント女の子ぽくて、凄く可愛かった。…でもふとした時に俺も漆原を思い出しちゃって、そんな話から漆原のこと話したら、けいちゃんと従兄弟同士だって美人が言いだして。
でもけいちゃんに一目惚れしたのはホント。俺、誰にも負けねーから。」
トモはうん、うんと頷きながら、指を一本立てて大きく目を見開いて言った。
「ひとつわかった事。けいちゃんはビキニを着てた。胸の谷間はあったの?」
タクミは腕を組んで目を閉じて言った。
「んー、無かった。というか見えなかった。フリルが胸元にあったからね。でも、ビキニパンツにはフリルとかなかったから、絶対もっこりは付いてない!」
俺はタクミの話を聞いてるうちに急に色々思い出した。
「あいつ、風呂上がりにバスタオル胸まで巻いてた。ていうか、俺あいつの上半身の裸見た事ないかも。体育の着替えもいつも部屋でシャワー浴びてたし…。」
その時タクミはハッとした顔をして、みんなの顔を見た。
「俺、漆原の性別わかっちゃったかも。」
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