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期間限定不老不死
皇太子side御令嬢
「では、その御令嬢は、今夜王宮に泊まっていくのだな?」
私は執事から受けた報告を聞きながら窓辺に立って、空が赤く染まっていくのを眺めた。
「はい。なかなか情報を集めるのも大変でした。側妃が御令嬢の情報を流さない様に気をつけていらっしゃる様で、皆口が固かったのです。
たまたま、侍女頭が指示を出している所に遭遇しまして、こっそり聞いてましたら、今夜はお泊まりになるから、一式揃えておくようにと指示を出していたのです。
私がそっと侍女頭を呼んで話を聞こうとしましたらば、目をさまよわせて、この件に関しては側妃から重々内密にとの指示を受けてまして、自分からは申せませんと言うのです。
ですが、私はその御令嬢が露の間にお泊まりになるとこっそり聞きました。」
私は黒い瞳の、私が良く知る人物を思い浮かべた。なぜ御令嬢なのかは不明だが、デービス殿下との絡みを考えても、その御令嬢がマモルの様な気がした。
「そうか。…では私はその御令嬢に今夜こっそり逢いに行こう。手引きしてくれ。」
そう私が言うと、執事は驚愕の表情を浮かべて口籠った。
「皇太子、そ、それは…。」
私は執事ににっこりと微笑んで言った。
「なに、問題にはならぬ。多分その御令嬢は私の知り合いで、まして私は皇太子。問題にはなりようがないだろう?」
私は執事に伴われるまま、露の間の扉の前に立った。護衛が一人立っていたが、私を見るとどうしたものかと部屋の扉と私を交互に見つめた。
「良い。私はここに居る者を存じておる。少し話をするだけだ。」
そう言って、半ば強引に扉をノックして言った。
「…マモル?私だ。皇太子だ。ここを開けてくれないか?」
しばらくして鍵が開く音がして、そっと扉が開いた。予想通り、そこには湯上がりらしきマモルが顔を覗かせていた。私は高鳴る胸を感じながら、護衛と執事に下がるように目線を送ると、部屋の扉を掴んで中に半ば強引に押し入った。
「マモル、こっそり登城するとは酷いじゃな…いか。」
私の言葉はそれ以上続かなかった。マモルが着ていた夜着は、そう、令嬢の着るようなナイトドレスだったからだ。少し透けた淡い水色の胸元がくれたドレスは胸元のリボンを解けばあっという間に床に落ちるだろう。
私は思わず喉を鳴らした。その時マモルは、私の目元に両手を置いて早口に言った。
「側妃の悪ふざけだったんです。今日は令嬢で王宮に入ったのだから、全てその様にと。」
私は執事から受けた報告を聞きながら窓辺に立って、空が赤く染まっていくのを眺めた。
「はい。なかなか情報を集めるのも大変でした。側妃が御令嬢の情報を流さない様に気をつけていらっしゃる様で、皆口が固かったのです。
たまたま、侍女頭が指示を出している所に遭遇しまして、こっそり聞いてましたら、今夜はお泊まりになるから、一式揃えておくようにと指示を出していたのです。
私がそっと侍女頭を呼んで話を聞こうとしましたらば、目をさまよわせて、この件に関しては側妃から重々内密にとの指示を受けてまして、自分からは申せませんと言うのです。
ですが、私はその御令嬢が露の間にお泊まりになるとこっそり聞きました。」
私は黒い瞳の、私が良く知る人物を思い浮かべた。なぜ御令嬢なのかは不明だが、デービス殿下との絡みを考えても、その御令嬢がマモルの様な気がした。
「そうか。…では私はその御令嬢に今夜こっそり逢いに行こう。手引きしてくれ。」
そう私が言うと、執事は驚愕の表情を浮かべて口籠った。
「皇太子、そ、それは…。」
私は執事ににっこりと微笑んで言った。
「なに、問題にはならぬ。多分その御令嬢は私の知り合いで、まして私は皇太子。問題にはなりようがないだろう?」
私は執事に伴われるまま、露の間の扉の前に立った。護衛が一人立っていたが、私を見るとどうしたものかと部屋の扉と私を交互に見つめた。
「良い。私はここに居る者を存じておる。少し話をするだけだ。」
そう言って、半ば強引に扉をノックして言った。
「…マモル?私だ。皇太子だ。ここを開けてくれないか?」
しばらくして鍵が開く音がして、そっと扉が開いた。予想通り、そこには湯上がりらしきマモルが顔を覗かせていた。私は高鳴る胸を感じながら、護衛と執事に下がるように目線を送ると、部屋の扉を掴んで中に半ば強引に押し入った。
「マモル、こっそり登城するとは酷いじゃな…いか。」
私の言葉はそれ以上続かなかった。マモルが着ていた夜着は、そう、令嬢の着るようなナイトドレスだったからだ。少し透けた淡い水色の胸元がくれたドレスは胸元のリボンを解けばあっという間に床に落ちるだろう。
私は思わず喉を鳴らした。その時マモルは、私の目元に両手を置いて早口に言った。
「側妃の悪ふざけだったんです。今日は令嬢で王宮に入ったのだから、全てその様にと。」
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