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戻りまして候
僕の怒り
僕が部屋に入った途端、アスランの済まなそうな顔を見て、ムカムカしてきていた。誰も悪くないし、アスランは自分の仕事や立場に相応しい振る舞いをしただけだ。最善を尽くしただけなんだ。それなのに謝ってなんて欲しくなかった。
僕の悪口に、アスランは少し顔を青ざめていた。僕はちょっと意地悪が過ぎたかと、クスッと笑って言った。
「僕が怒ってるのは本当です。だって、アスランがそんな済まなそうな顔をするから。僕は全部良く分かってる。きっと僕がアスランの立場でも同じ事をしようとするでしょう。
…出来るかどうかは別にしても、隣国の姫を娶って、更に国内から側妃を娶る。それをやり遂げようとしているアスランは僕よりずっと強い獣人です。…謝らないで。
ただ僕も正直、モヤモヤするのは本当だから、ただ愛してるって言ってくれればいいの…。」
そう、僕が言ってアスランを見上げると、美しい金色の瞳からポロリと涙がこぼれ落ちた。
「…マモル、愛してるよ。マモルが透けてしまってから、私は身を引き裂かれる思いでいたんだ。マモルが少しでも嫉妬してくれて嬉しい。私をもっと困らせて。私にマモルの愛を感じさせて…。
私のマモルへの愛は、この胸の奥の大事な箱に鍵を掛けてしまってあるんだ。決して誰にも気づかせないように、マモルだけに見せるために。」
僕は口角を上げて微笑むと、アスランの首を片手で引き寄せて、もう片方の指先でアスランの唇をゆっくりなぞった。
「小箱の鍵は開いた…?」
直ぐにアスランは僕を荒々しく抱きしめると、貪るような口づけを落とした。僕たちはお互いの慰めを必要としていたんだろう。僕の口内を這い回る熱いアスランの舌が、僕をあっという間に蕩けさせた。
いつの間にか胸がはだけていて、大きな手の指先で僕の胸は弾かれて、その快感に僕は思わず仰け反った。
「随分感じやすいんだね…?」
そう、ぎらついた眼差しで僕を見つめるアスランは、いつもの品行方正な絵に描いた王子様の姿を投げ捨てていた。そこには情熱に満ちて、執着さえ感じる生々しい姿を見せるただの獣人の男の姿しかなかった。
「この世界を離れてから僕を貪った人は居ないから…。久しぶり過ぎて…。」
僕がそう言うと、アスランはゴクリと喉を鳴らして言った。
「…マモル、私にマモルを食べさせてくれるか?」
僕は頷いて、僕の胸の上のアスランの手の熱さを感じながら、熱い息を吐きながら思った。ああ、アスラン。僕だって貴方を食べちゃいたいんだよ?
僕の悪口に、アスランは少し顔を青ざめていた。僕はちょっと意地悪が過ぎたかと、クスッと笑って言った。
「僕が怒ってるのは本当です。だって、アスランがそんな済まなそうな顔をするから。僕は全部良く分かってる。きっと僕がアスランの立場でも同じ事をしようとするでしょう。
…出来るかどうかは別にしても、隣国の姫を娶って、更に国内から側妃を娶る。それをやり遂げようとしているアスランは僕よりずっと強い獣人です。…謝らないで。
ただ僕も正直、モヤモヤするのは本当だから、ただ愛してるって言ってくれればいいの…。」
そう、僕が言ってアスランを見上げると、美しい金色の瞳からポロリと涙がこぼれ落ちた。
「…マモル、愛してるよ。マモルが透けてしまってから、私は身を引き裂かれる思いでいたんだ。マモルが少しでも嫉妬してくれて嬉しい。私をもっと困らせて。私にマモルの愛を感じさせて…。
私のマモルへの愛は、この胸の奥の大事な箱に鍵を掛けてしまってあるんだ。決して誰にも気づかせないように、マモルだけに見せるために。」
僕は口角を上げて微笑むと、アスランの首を片手で引き寄せて、もう片方の指先でアスランの唇をゆっくりなぞった。
「小箱の鍵は開いた…?」
直ぐにアスランは僕を荒々しく抱きしめると、貪るような口づけを落とした。僕たちはお互いの慰めを必要としていたんだろう。僕の口内を這い回る熱いアスランの舌が、僕をあっという間に蕩けさせた。
いつの間にか胸がはだけていて、大きな手の指先で僕の胸は弾かれて、その快感に僕は思わず仰け反った。
「随分感じやすいんだね…?」
そう、ぎらついた眼差しで僕を見つめるアスランは、いつもの品行方正な絵に描いた王子様の姿を投げ捨てていた。そこには情熱に満ちて、執着さえ感じる生々しい姿を見せるただの獣人の男の姿しかなかった。
「この世界を離れてから僕を貪った人は居ないから…。久しぶり過ぎて…。」
僕がそう言うと、アスランはゴクリと喉を鳴らして言った。
「…マモル、私にマモルを食べさせてくれるか?」
僕は頷いて、僕の胸の上のアスランの手の熱さを感じながら、熱い息を吐きながら思った。ああ、アスラン。僕だって貴方を食べちゃいたいんだよ?
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