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僕たちの新しい伝説

新しい関係※

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「あっ、んーっ、んっ、あっくん、あ、あぁ…。」

僕にゆっくり入って来てから、あっくんは焦ったいほどゆっくりと動いた。僕がひどく濡れそぼっていたせいで、あっくんはもう我慢できないと、愛撫も早々にゆっくりと、硬く張り詰めた昂りを僕に突き立てた。

浴室で綺麗にした時に、僕もすっかり解されていたので、あっくんの太ましいそれを痛みなく受け入れた。元々番同士の睦ごとは、お互いの匂いで身体が欲しがって簡単に受け入れることが出来るらしい。


「あっくんキスして…。」

僕があっくんの顔を両手で引き寄せると、あっくんは甘やかな眼差しで吸い付く様な優しくも激しい口づけをした。同時にコツコツと僕の弱い部分を抉る様に押し込むので、僕はキスをしてるのか、息をしてるのかもう分からなくなっていた。

「いいっ、逝っちゃう!あっくんっ、きてっ。おねがいっ。」


僕の懇願にあっくんは、僕の怪我の無い方の脚をグッと引き上げると、一気に奥まで突き上げた。僕は痺れる様な快感に声にならない嬌声をあげてあっくんにしがみついた。

あっくんはさっきまでの優しさを投げ捨てて、激しくも力強く僕の中へ何度も何度も自身を突き立てた。僕はもう目の前がチカチカしながらも、止まらない絶頂にあっくんを締め付けるのが分かった。


あっくんの口から出る悪態と一緒に、あっくんが大きく呻くのと同時に膨らんだ根元のコックが、僕をもっと攻め立てた。

しばらく続くあっくんの射精と同時に、同じリズムで僕自身もガクガクと震えて、僕はクラクラする様な気持ち良さに息をするのも忘れた。

「…理玖、理玖?」

少し焦った声のあっくんが僕を覗き込んでいた。


「ああ、良かった。すっかり飛んでたから…。ああ、理玖、俺は記憶は無くしたかもしれないけど、身体は良く覚えてるみたいだ。理玖の身体は、俺の手に馴染んでいたよ。それに…俺の昂りも、理玖を覚えていたみたいだ。

不思議だな…。でも理玖が俺だけの番だって良く分かった。こんなに幸せを感じた事はなかったし、こんなに快感を貪った経験もないんだ…。

きっと前からずっと貪っていたんだろうけど、ほら、リセットされただろう?」


最後は罰が悪そうにボソボソ言うあっくんに、僕は意地悪な気持ちで囁いた。

「そうだね。今のあっくんは、僕と最後までしたのは今日が初めてなんだもんね?…じゃあ、きっと毎日可愛がってくれるんでしょう?」
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