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別視点
side ルイ②
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そのルアンが帰ってきた。
だが奴は、団長室に勝手に窓から侵入し、あろう事か団長とシーザーが昨日採取した薬草や木の実を盗んで行きやがった。
団長は笑って許してくれたが、俺は捕まえて必ず荷物を持って帰ると団長に宣言しルアンを追いかけた。
ルアンは一直線に死の森へ飛んでいる。
何度も呼びかけるがアイツは無視したままだ。
そのまま追いかけ、やっと見つけた先には驚きの光景が広がっていた。
本当に、本当に小さな子供がいた。
シーザーの腕の中に囲い込まれているその子供の前で、ルアンが熱烈に求愛している。
「可愛い。可愛い。早く呼んでほしいな。ボクらの愛しい子。君の為に出来る事ならなんでもするよ」
おい、ルアン。
お前、そんなキャラじゃないだろ。
いつもの女王様キャラはどこ行ったんだよ。
しかし、あの子供はなんだ。
獣人の特徴がないから人族かと思ったがそれにしたって小さすぎる。
妖精か。
アレが、まさか、コロポックルなのか。
初めて見たな。
妖精はほとんど人前には出てこない為、文献で見る程度の知識しかないがあの小ささなら納得だ。
コロポックルは泣きながら必死にルアンとシーザーを見逃してくれと訴えてくる。
食べたのは自分だ、悪いのは自分だけだと。
どう考えたってシーザーがルアンに取ってくる様に言ったんだろ。
あんなに大切そうに抱えて、涙まで舐めとってるし。
「お前、巫山戯てんのか。何、ボクらの愛しい子を泣かしてんだよ。まぁいい、消し炭にするの確定したから」
おい。
ガチギレしてんじゃん。
一気に翼に炎を纏わせて、俺に攻撃体制をとる相棒。
これは、死ぬかもしれない。
「ぼくの、とこ、きて」
コロポックルに呼ばれた瞬間、炎が消えた。
「何、何、愛しい子。可愛いね。ボクが何でも叶えてあげる」
一瞬でコロポックルの前に移動している。
この鳥は俺の相棒じゃないな。
鳳凰が世界に1匹しか居ないと言われていようが、別の個体だ。
俺の相棒があんな可愛い声、出せる訳ない。
コロポックルに声をかけると、自分はシーザーの餌だと言い出した。
獣は基本、魔素で生きている為食事を必要としない。
食べても精々、薬草だ。
「シーちゃん」
コロポックルに名前を呼ばれたシーザーは嬉しそうだ。
だが、興奮しすぎて色んな意味で危ない。
俺の声に反応すらしない。
獣は相棒以外に興味がないので、元より俺の存在など認識していないかもしれないが。
「シーザー、ボクらの愛しい子が怖がってるよ。ゆっくり下ろしてあげてよ」
ルアン、お前、すげえな。
あの状態のシーザーに近寄り、コロポックルに危険がない様、聖火を操りながらシーザーを宥めている。
聖火とは、鳳凰が扱える炎の中でも特殊で熱を全く感じさせずに状態異常を治す事が出来るのだが、使うと疲れるからと俺が頼んでも殆ど使用してくれないのに。
「ボクも呼んで。ボクらの愛しい子」
コロポックルはシーザーに顔中を舐められくすぐったいのか笑っている。
「シーザーばっかり、狡いよ!ボクの名前も呼んで!ボクらの愛しい子!お願いだよ!」
だが奴は、団長室に勝手に窓から侵入し、あろう事か団長とシーザーが昨日採取した薬草や木の実を盗んで行きやがった。
団長は笑って許してくれたが、俺は捕まえて必ず荷物を持って帰ると団長に宣言しルアンを追いかけた。
ルアンは一直線に死の森へ飛んでいる。
何度も呼びかけるがアイツは無視したままだ。
そのまま追いかけ、やっと見つけた先には驚きの光景が広がっていた。
本当に、本当に小さな子供がいた。
シーザーの腕の中に囲い込まれているその子供の前で、ルアンが熱烈に求愛している。
「可愛い。可愛い。早く呼んでほしいな。ボクらの愛しい子。君の為に出来る事ならなんでもするよ」
おい、ルアン。
お前、そんなキャラじゃないだろ。
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しかし、あの子供はなんだ。
獣人の特徴がないから人族かと思ったがそれにしたって小さすぎる。
妖精か。
アレが、まさか、コロポックルなのか。
初めて見たな。
妖精はほとんど人前には出てこない為、文献で見る程度の知識しかないがあの小ささなら納得だ。
コロポックルは泣きながら必死にルアンとシーザーを見逃してくれと訴えてくる。
食べたのは自分だ、悪いのは自分だけだと。
どう考えたってシーザーがルアンに取ってくる様に言ったんだろ。
あんなに大切そうに抱えて、涙まで舐めとってるし。
「お前、巫山戯てんのか。何、ボクらの愛しい子を泣かしてんだよ。まぁいい、消し炭にするの確定したから」
おい。
ガチギレしてんじゃん。
一気に翼に炎を纏わせて、俺に攻撃体制をとる相棒。
これは、死ぬかもしれない。
「ぼくの、とこ、きて」
コロポックルに呼ばれた瞬間、炎が消えた。
「何、何、愛しい子。可愛いね。ボクが何でも叶えてあげる」
一瞬でコロポックルの前に移動している。
この鳥は俺の相棒じゃないな。
鳳凰が世界に1匹しか居ないと言われていようが、別の個体だ。
俺の相棒があんな可愛い声、出せる訳ない。
コロポックルに声をかけると、自分はシーザーの餌だと言い出した。
獣は基本、魔素で生きている為食事を必要としない。
食べても精々、薬草だ。
「シーちゃん」
コロポックルに名前を呼ばれたシーザーは嬉しそうだ。
だが、興奮しすぎて色んな意味で危ない。
俺の声に反応すらしない。
獣は相棒以外に興味がないので、元より俺の存在など認識していないかもしれないが。
「シーザー、ボクらの愛しい子が怖がってるよ。ゆっくり下ろしてあげてよ」
ルアン、お前、すげえな。
あの状態のシーザーに近寄り、コロポックルに危険がない様、聖火を操りながらシーザーを宥めている。
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「ボクも呼んで。ボクらの愛しい子」
コロポックルはシーザーに顔中を舐められくすぐったいのか笑っている。
「シーザーばっかり、狡いよ!ボクの名前も呼んで!ボクらの愛しい子!お願いだよ!」
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