【R-18】ザマァされた悪役令嬢ですが、腹癒せにドラゴン(ラスボス)退治に行ってきます!

一花カナウ

文字の大きさ
55 / 82
腹癒せにドラゴン退治に行ってきます!

不本意なショー 2

しおりを挟む

「そうか……」

 私の提案に、アーデルベルトはなにやら思案している。「ならばオレが揉んでやろう」と言いださなかったあたり、希望はあるかもしれない。

「ねえ……お願い……」

 わざと甘ったるい声を出して誘惑してみる。慣れない演技だし、あとから絶対に思い出したくない場面になること間違いなしだが、なりふり構ってはいられない。

 アーデルベルトさまは私をオモチャにして気を晴らそうとなさっているんだから、どんなに安っぽくても乗ってくれていいと思うんだけど。
 それに、こんだけ恥ずかしい思いをさせたんだから、そろそろ解放してほしい。魔力を取り戻したら、全力でいたぶって返してやるんだからっ! ――って、悪役らしいことを妄想しなくてもいいか。

 私が様子をうかがっていると、アーデルベルトはなにかを思いついたような顔をした。

 おっと、嫌な予感……

「そうだな、ルツィエ。そんなに胸に刺激がほしいなら、うつぶせになってみたらどうだ? 腰を浮かせて、尻はオレに向けてすればいい」
「ええっ⁉︎」

 確かにその体勢なら――と思ってしまったのがマズかった。

 やぁんっ⁉︎ 私のバカっ! 納得するなぁっ‼︎

 もっと気持ちよくなりたいという自身の願いには従順らしい。
 アーデルベルトの意見を採用した私の身体は、素直にうつぶせになる。枕に顔を埋めるようにしたあとに、腰を高く持ち上げた。

「おお、いい眺めだな。可愛いじゃないか、ルツィエ」
「い、いやぁっ、褒めないでぇっ」
「ふっ、お前の浅知恵でオレを出し抜けると思うなよ」

 私の意図などお見通しということかっ‼︎ まあ、あなた様のことは確かに賢い人だと評価していましたけどねっ! 私はどっちかというとパワーで押し切る脳筋の方だしねっ‼︎

「や、やぁっ……ああんっ……」

 どうしてこんなことに――と自身を呪いつつ、私はとにかくこのしょうもないショーを終わらせたくて指と身体を動かす。
 腰を動かせば上半身も動いて、シーツに擦れた胸の先端が快感を生む。濡れた指先が溝をなぞって粒に触れれば、ジンジンとヘソの下の辺りが疼いた。濡れた音が私を狂わせる。

「すごく淫らだ……。可愛いルツィエ」

 うっとりとした声がする。アーデルベルトを満足させることに対しては私には不満しかないが、達してしまえば術が解ける。それまでは我慢だ。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

よくある父親の再婚で意地悪な義母と義妹が来たけどヒロインが○○○だったら………

naturalsoft
恋愛
なろうの方で日間異世界恋愛ランキング1位!ありがとうございます! ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 最近よくある、父親が再婚して出来た義母と義妹が、前妻の娘であるヒロインをイジメて追い出してしまう話……… でも、【権力】って婿養子の父親より前妻の娘である私が持ってのは知ってます?家を継ぐのも、死んだお母様の直系の血筋である【私】なのですよ? まったく、どうして多くの小説ではバカ正直にイジメられるのかしら? 少女はパタンッと本を閉じる。 そして悪巧みしていそうな笑みを浮かべて── アタイはそんな無様な事にはならねぇけどな! くははははっ!!! 静かな部屋の中で、少女の笑い声がこだまするのだった。

私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~

あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。 「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?

執着王子の唯一最愛~私を蹴落とそうとするヒロインは王子の異常性を知らない~

犬の下僕
恋愛
公爵令嬢であり第1王子の婚約者でもあるヒロインのジャンヌは学園主催の夜会で突如、婚約者の弟である第二王子に糾弾される。「兄上との婚約を破棄してもらおう」と言われたジャンヌはどうするのか…

恋人が聖女のものになりました

キムラましゅろう
恋愛
「どうして?あんなにお願いしたのに……」 聖騎士の叙任式で聖女の前に跪く恋人ライルの姿に愕然とする主人公ユラル。 それは彼が『聖女の騎士(もの)』になったという証でもあった。 聖女が持つその神聖力によって、徐々に聖女の虜となってゆくように定められた聖騎士たち。 多くの聖騎士達の妻が、恋人が、婚約者が自分を省みなくなった相手を想い、ハンカチを涙で濡らしてきたのだ。 ライルが聖女の騎士になってしまった以上、ユラルもその女性たちの仲間入りをする事となってしまうのか……? 慢性誤字脱字病患者が執筆するお話です。 従って誤字脱字が多く見られ、ご自身で脳内変換して頂く必要がございます。予めご了承下さいませ。 完全ご都合主義、ノーリアリティ、ノークオリティのお話となります。 菩薩の如き広いお心でお読みくださいませ。 小説家になろうさんでも投稿します。

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた

下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。 ご都合主義のハッピーエンドのSSです。 でも周りは全くハッピーじゃないです。 小説家になろう様でも投稿しています。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

気配消し令嬢の失敗

かな
恋愛
ユリアは公爵家の次女として生まれ、獣人国に攫われた長女エーリアの代わりに第1王子の婚約者候補の筆頭にされてしまう。王妃なんて面倒臭いと思ったユリアは、自分自身に認識阻害と気配消しの魔法を掛け、居るかいないかわからないと言われるほどの地味な令嬢を装った。 15才になり学園に入学すると、編入してきた男爵令嬢が第1王子と有力貴族令息を複数侍らかせることとなり、ユリア以外の婚約者候補と男爵令嬢の揉める事が日常茶飯事に。ユリアは遠くからボーッとそれを眺めながら〘 いつになったら婚約者候補から外してくれるのかな? 〙と思っていた。そんなユリアが失敗する話。 ※王子は曾祖母コンです。 ※ユリアは悪役令嬢ではありません。 ※タグを少し修正しました。 初めての投稿なのでゆる〜く読んでください。ご都合主義はご愛嬌ということで見逃してください( *・ω・)*_ _))ペコリン

十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!

翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。 「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。 そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。 死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。 どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。 その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない! そして死なない!! そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、 何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?! 「殿下!私、死にたくありません!」 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ※他サイトより転載した作品です。

処理中です...