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1:魔導師として宮廷入りしたので、そのお仕事はお引き受けしかねます!
記憶は朝に遡る 2
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誰だったかと考えると、その相手がジャクリーヌ・ヴィスコンティであることが記憶から蘇った。長い金髪をシニョンにした美少女で、アルフォンシーヌと同じ歳だ。
「モニック先生があんたをお呼びよ。掃除が終わったらすぐにって」
モニック・ラルフはジャクリーヌの師匠である。グラマラスな体型を露出過多な衣装で包んでいる派手な印象の女性で、歳は二十六だと聞いている。メルヒオールと仲がよく、そういうつてでアルフォンシーヌはモニックと話す機会が多い。
彼女の隣にいるとアルフォンシーヌは自分の貧相な体型が気になって仕方がない。どうしたら彼女みたいに女性として魅力溢れる体型になれるのかを相談したこともあるが、秘密の魔法があるのだと言われただけで、秘訣は教えてもらえなかった。
「そう。わかったわ。何かしら?」
「さあねえ。――ただ、一人で来るようにって忠告していたわよ」
「一人で?」
アルフォンシーヌが聞き返すとジャクリーヌは頷いた。
一体何かしら?
特に話があるとも、そのときは思えなかったのだが――。
モニックから、衝撃的なことを言われたことをアルフォンシーヌは思い出した。
と同時に、メルヒオールに服を脱がされそうになっている現実を直視する。
「ま、待って、メルヒオールさま」
ブラウスのボタンを外しにかかっている彼の手に、アルフォンシーヌは自身の手を重ねる。
このままでは純潔を散らされてしまう。意図せずそうなるのは、やはり抵抗があった。
「待たないと言ったはずですが?」
「こ、これは罠です。あたしたち、はめられているんですって!」
制止を無視して、メルヒオールはボタンを上から一つ二つと外していく。アルフォンシーヌは首を左右に振ってアピールした。
「――それでも俺は構いませんよ」
「え?」
独り言なのだろうか。囁かれた言葉にアルフォンシーヌは目をまるくして、メルヒオールの顔をまじまじと見つめた。
真剣な表情。魔法を指導しているときと変わらないような印象で、冗談でこのような行為をしているようには見えない。
「め、メルヒオールさま、待って。だってあたし――」
本当のことを伝えたいのに、口づけで言葉を奪われた。そして、はだけた場所から手が差し込まれて、小さな膨らみを包まれる。
「あ、やっ……んっ」
気持ちがいい。直接肌に触れられると、そこに炎が宿ったみたいに熱くなった。
流されちゃダメ……。ここにいるのは……ここであたしの相手になる人は――。
アルフォンシーヌはモニックに呼ばれた理由を思い出して、快感に溺れそうになる意識を引き止めた。
「モニック先生があんたをお呼びよ。掃除が終わったらすぐにって」
モニック・ラルフはジャクリーヌの師匠である。グラマラスな体型を露出過多な衣装で包んでいる派手な印象の女性で、歳は二十六だと聞いている。メルヒオールと仲がよく、そういうつてでアルフォンシーヌはモニックと話す機会が多い。
彼女の隣にいるとアルフォンシーヌは自分の貧相な体型が気になって仕方がない。どうしたら彼女みたいに女性として魅力溢れる体型になれるのかを相談したこともあるが、秘密の魔法があるのだと言われただけで、秘訣は教えてもらえなかった。
「そう。わかったわ。何かしら?」
「さあねえ。――ただ、一人で来るようにって忠告していたわよ」
「一人で?」
アルフォンシーヌが聞き返すとジャクリーヌは頷いた。
一体何かしら?
特に話があるとも、そのときは思えなかったのだが――。
モニックから、衝撃的なことを言われたことをアルフォンシーヌは思い出した。
と同時に、メルヒオールに服を脱がされそうになっている現実を直視する。
「ま、待って、メルヒオールさま」
ブラウスのボタンを外しにかかっている彼の手に、アルフォンシーヌは自身の手を重ねる。
このままでは純潔を散らされてしまう。意図せずそうなるのは、やはり抵抗があった。
「待たないと言ったはずですが?」
「こ、これは罠です。あたしたち、はめられているんですって!」
制止を無視して、メルヒオールはボタンを上から一つ二つと外していく。アルフォンシーヌは首を左右に振ってアピールした。
「――それでも俺は構いませんよ」
「え?」
独り言なのだろうか。囁かれた言葉にアルフォンシーヌは目をまるくして、メルヒオールの顔をまじまじと見つめた。
真剣な表情。魔法を指導しているときと変わらないような印象で、冗談でこのような行為をしているようには見えない。
「め、メルヒオールさま、待って。だってあたし――」
本当のことを伝えたいのに、口づけで言葉を奪われた。そして、はだけた場所から手が差し込まれて、小さな膨らみを包まれる。
「あ、やっ……んっ」
気持ちがいい。直接肌に触れられると、そこに炎が宿ったみたいに熱くなった。
流されちゃダメ……。ここにいるのは……ここであたしの相手になる人は――。
アルフォンシーヌはモニックに呼ばれた理由を思い出して、快感に溺れそうになる意識を引き止めた。
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