魔導師として宮廷入りしたので、そのお仕事はお引き受けしかねます!

一花カナウ

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6:魔導師として宮廷入りしたので、やれることだけやってみます!

理性が残っている間に 2 ※6章完結

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「……はぁ……メルヒオールさま……」

 気絶するわけにはいかない。アルフォンシーヌは呼吸を整え、メルヒオールに手を伸ばす。

「好きなのは結構ですが、身体を壊しますよ?」

 メルヒオールが手を握ってくれた。やれやれといった表情なのは、身を案じてくれているからなのか、それとも自身にも反省するところがあるからだろうか。

「だ、だって……」
「――魔力を求めてしまう以上、仕方がないんじゃないですか? メルのそれだって、愛情よりも処理の面のほうが大きいくせに」

 ベッドに腰をかけ、毒づいてきたのはリシャールだ。
 メルヒオールがアルフォンシーヌを引き寄せて守ろうとする間にも彼は言葉を続ける。

「いいなあ、私もアルちゃんに受け入れて欲しいなあ。押せばいけると思ったのになあ」

 言いながら、反り立つ自身の分身をしごき始める。ヌルヌルとすべりがよいのは、アルフォンシーヌの蜜を塗りたくっているからだ。

「胸が育ってくれたら、挟んでもらうので妥協するのに」
「そういうことは、モニック先生に頼んだら、いかがですか?」

 荒い呼吸のままに、アルフォンシーヌはムッとしながら言ってやる。
 おそらくリシャールは、モニックのあの大きくて柔らかな膨らみに挟んで楽しんでいる。想像ができすぎて、アルフォンシーヌはメルヒオールに縋った。勝手に妄想しておいてなんだが、貧相な自分の胸が恨めしい。

「おや。気持ち的には嫌がりつつも、身体が反応してしまうさまが興奮するんじゃないですか。モニックは演技ができすぎて、コレジャナイなあ、って萎えちゃうんです」

 体型は本当に好みすぎて何度でも美味しくイけちゃうんですがね、と、あまり聞きたくない情報も提供された。

 ……聞き流しておこう。

「ああ、風呂の準備をさせておいたので、私の部屋の続きの間へ行くといいですよ。私も混ざることが前提ですが、使用を許可します」
「先に使っても良い、と?」

 メルヒオールが自分の服を直しながら訊ねると、リシャールは頷いた。

「アルちゃんを思いながら自慰をしているところが見たければ、一緒に向かいますが?」

 それはやめてくれと言いたいところだが、言ったところでどうにもならないのだろう。アルフォンシーヌは口ごもる。

 挿れるのを諦めてくれたんだし、妄想でここは引いてやると言っているってことなのよね……。

 生理的には拒否したいところだが、妄想することくらいは自由であってもいいのではないか考え、アルフォンシーヌは頭を抱える。
 そんなアルフォンシーヌの隣でメルヒオールは何かを言いかけたが、グッと堪えた。決意を固めたような顔をすると、素早くアルフォンシーヌを毛布で包み込む。

「わかりました。先にお湯をお借りします」


《第6章 完》
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