犬も歩けば恋をする

ゆあ

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犬も歩けば恋をする

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「ワンワン!」
さっきから付いてくる柴犬から逃げようと必死に走っているのに、運動神経皆無のオレは早々に息を切らせ、いつ倒れてもおかしくない状況で
「な、なんで…ついて、くんだよー!!」



忘れ物を取りに教室に寄ったところ、クラスのカースト上位勢が楽しげに集まっており、クラス最底辺であるオレにはなかなか踏み込むことが出来ず、教室の前をウロウロしていた
「ん?大河くん何してんの?」
「ひゃうっ!!?」
いきなり後ろから声を掛けられ、心臓が飛び出しそうなほど驚いて変な声が出てしまった
振り返るとカースト上位どころか、学年でも人気者の彼がニコニコと笑いながら立っており、大変居心地が悪い

「ごめんごめん。驚かせちゃったみたいだね。ひゃうって、返事?」
彼の言葉に自分が真っ赤になっていくのがわかる
「お、驚いて、変な声出ただけだから…か、帰る!!」

忘れ物を取りに来たはずなのに、居た堪れなくなり、逃げるように校門に走って行った
それまでは良かった。いや、良くはないけど…


その後、何故か突然現れた柴犬がオレのことを追いかけてくる
他にも人がいるし、犬好きらしい人が犬を誘っているのに完全無視
オレに向かって走って来るのが見え、思わずなりふり構わず全力で逃げていた



必死に逃げていたせいで、行き止まりに入り込んでしまいこれ以上逃げられない
壁をよじ登れば何とかなるだろうが、運動神経0のオレにはここまで走ってきただけでもう体力も残っていなければ、壁を登る力もない

噛みつかれると諦めて鞄で頭を防御して蹲っていると


「ワン!キューン、キューン」
犬はオレの目の前でお腹を見せ、撫でて欲しそうにこちらを誘っていた

イヤイヤと言うように、首を横に振ってなんとか無理だと伝えようとするも犬に伝わるはずもなく

「む、無理だって、オレ…犬苦手なんだよ。なんで、オレに付いてくんだよ…」

涙目であっちに行けと言うように手をシッシッと振るも、遊んで貰えると勘違いした犬が嬉しそうに尻尾を振りながらオレに飛びかかってきた

「ひぃぃぃーっ!?だから、ダメだって!!」
あまりの恐怖に声が裏返り、勢いよく尻餅を着いた瞬間に押し倒され、顔中を好きなように舐めまくられベタベタにされ、逃げようにも、余りの恐怖に腰を抜かしてしまい力が入らない



いきなりボフンっと音がして、さっきまでいた柴犬の姿が消え、代わりに見覚えのある人物がオレに覆いかぶさっていた

「……え?小野、くん…?」
さっき教室前で会ったはずの人気者の彼…
学校の人気者である彼が全裸で自分に覆いかぶさっていることに気付きみるみる顔が赤くなる

「なっ!?なんで服着てないの!ってか、さっきいた犬が、小野くん?」

程よく筋肉に付いた肉体美
そりゃモテるよね…って違う!!

自分の着ていた学ランの上着を彼に投付け、これ以上見ないように背を向けて頭を抱える


「…ご、ごめん…大河くんともっと話しがしたかったのに、逃げられたのが結構ショックだったらしくって…
気が付いたら柴化してしてた…」

オレの上着をそそくさと羽織るも、丈が全然足りてないせいで下半身が丸見えになってしまい恥ずかしそうにしている

うわぁ…やっぱりオレのよりもでっか…じゃない!!
こんな変態みたいな格好にするために渡したわけじゃない!!

自分でも驚くほど混乱しているのか、一人ツッコミしてしまう

「え?柴化って、小野くんはシバーズってやつなの?ってか、オレみたいな影も薄いオタクの隠キャと話しって…
ってより、こんな状態を人に見られるのはヤバいし…」

人が通らないか不安で心臓がバクバクする
服を貸そうにもサイズも合わなければ、自分が渡せるのは先程渡した上着くらいで他にはなく、途方に暮れる


「大河くん、オレの家、この裏手だから悪いけど一緒に来てくれない?」
テンパっているオレとは違い、冷静な声で話しかけてきたので、ついウンウンと頷いてついて行くことにした




他よりも一回りは大きい家に案内され、驚きで口をぽかーんと開きながら手を引かれるままに着いていく
「あ…あの、家に着いたし、オレは…」
玄関の扉が閉まり、他の人に見られなかったことに安堵したものの、自分の状況に一気に落ち着かなくなり踵を返して扉を開けようとドアノブに手をかける

バンッ

顔の横、当たる寸前の扉に彼の手があり、目だけで振り返ると笑顔なのにこれで帰りますってのを全く受け入れて貰えない状況に冷や汗が止まらない

「なんで帰るの?お礼もしたいから上がっていくよね?」

声色は優しいのに、拒否できない

「は、はい。おじゃま、します…」
涙目になりながらも頷いてトボトボと彼の後をついて行く
あ、やっぱりオレなんかに柴化したところ見られたから怒ってるんだ…

今日、欲しかった新刊買う為にちょっとだけお金持ってきたけど、これで許して貰えるかな…
足りないって言われたら…お小遣い、今月ピンチだから前借り?
どうしよう…このまま許して貰えなかったら…


2階の彼の部屋に連れて行かれ、ベッドに座るように促される
恐怖でベッドの横の床に正座をして座り、俯いて解放されるを待つ

「お待たせ。上着ありがとう、助かっちゃった」
綺麗に畳まれた上着と優しい声におずおずと顔を上げると、女子からキャーキャー騒がれているのが納得できてしまう素敵な笑顔がそこにはあった

「あ、あの…オレ、絶対言わないので。
きょ、今日はお金全然持ってなくて…あの、明日、お小遣い全部持ってくるから、許してくださいっ!!!」
ガンッと音が響くほど勢い良く床に額を打ち付けて土下座する

「え?なんのこと?何でオレがカツアゲしてるみたいになってるわけ?」
困惑と怒りを含んだ声に身が震えて顔を上げられない
「ら、来月分のお小遣いは…ちょっと待って貰えたら渡せるので…それ以上になると、オレもツラいから勘弁してください…」


ハァァァ…
盛大な溜息が頭上で聞こえる
急に顎をクイッと持たれ、顔を無理矢理上げさせられる
殴られるのかと目をしっかり瞑って痛みに耐えようとしていると、チュッとリップ音がして唇に柔らかいナニかが当たった気がした

「これで許してあげる
でも、柴化しちゃったのは黙っててくれるとありがたいかな」
驚いて目を見開き、唇の触覚を確かめるように指を当て
「え…?今、何して…」

「もっとして欲しかった?」
悪戯っぽく笑う彼に再度キスをされてしまい、何をされたのか理解する
顔を真っ赤にし、これ以上されないように彼の胸を突き飛ばして唇を手の甲で拭い
「なんでっ!?き、嫌いだからってこんな嫌がらせしなくてもいいだろっ!!」

涙目になりながら上着や鞄を引っ掴み、後ろを振り返ることなく、逃げるように家を出て行った






翌日、学校を休むことなど許されず、憂鬱になりながらとぼとぼと登校する

「せ、せめてクラスが違えば、会わなくて済むのに…」
扉の端から教室内をこっそり見渡し、彼がいつも通りグループの中心となって楽しげに話しているのを見て呟く

教室に入りたくないせいでモジモジと扉の前を行ったり来たりしていたが、無情にも予鈴を告げるチャイムが鳴り響く
「はぁぁぁぁ…出来るだけ目立ちませんように…」


コソコソと自分の席に向かい、鞄を机机に置き、隠れるように着席した瞬間、机の前に人影があり
「おはよ、大河くん。やっと蜂の巣ダンスが終わって入ってきたね」
今、一番会いたくない人物
しかも、自分か教室に入りあぐねているのがバレていたこともあり、顔が引き攣る

「お、おはよ…小野、くん…えっと…」
「今日のお昼、一緒にご飯食べよう。絶対、逃さないから」
耳元で囁かれる言葉に血の気がひくのを感じた
彼はそのまま席に戻ったけど、午前中の授業は処刑宣告を受けるまでの時間のようで、まともに覚えていなかった…






お昼休みを告げるチャイムが鳴ると同時に、教室を逃げ出した
購買にパンを買いに行く名目だったけど、1秒でも早くあの場所から逃げたくて
パンを買って、人気のない校舎裏まできたのに、そこには何故か彼が待ち構えており
「大河くん、パン買えたんだね。待ってたよ。じゃ、行こっか」
がっしり手を握られ、連れて行かれる
逃げようにもしっかり握られた手を振り払うことが出来ず、本来なら生徒が入ることのできない屋上に当然のように連れて来られ



ヤバい…かも…



背中を冷たい冷や汗が流れ落ち、持っていたメロンパンを握り潰す

「大河くん?あ~あ、せっかく買ったパン、ダメになってんじゃん
じゃあ、こっち一緒に食べようよ」

彼が屈託のない笑顔で隣に座らせてくる
目の前には美味しそうなお弁当があり、ついゴクリと喉を鳴らしてしまう

「嫌いな物ある?ってか、大河くんいっつもそのパンじゃない?」
「……や、安いから…ってか、なんでいつもコレって知ってるの?」
モソモソと潰れたパンを齧りながら答える

「はい、じゃあコレ食べて」
口元に美味しそうな唐揚げを差し出され、本当に食べていいのかと不安になり、彼と唐揚げを交互に見る

「唐揚げ嫌い?他のがいい?」
首を横に振り、取られないように勢い良く齧り付く

「んっ!?」
余りの美味しさに目を輝かせ、ゆっくり噛み締めて堪能する

「ふぁ…おいしかったぁ…」
余韻を楽しみながらうっとりと呟くオレの顔をマジマジと見られているのがわかり、急に恥ずかしくなる

「明日から、大河くんのお弁当も作って来てあげようか?
これ、オレが作ったんだよね」

節約もしたいし、さっきの唐揚げが余りにも美味しかったこともあり、無意識に頷いてしまっていた

「じゃあ、明日からお昼はオレと一緒にここで食べよう。
あ、お礼はコレでいいよ」
いきなり頬を撫でられたと思った瞬間、チュッと軽くキスをされる
驚いて口をパクパクさせていると卵焼きを入れられてしまい文句が言えない

「うぅ…おいしぃ…」

そんな調子で文句も言えず、お昼が過ぎていった





お昼は大智だいちくんと一緒にとるのが日課になってきた
いつも美味しいお弁当を作ってくれ、喋ると意外に話しも合って普通に楽しい
ただ、ご飯を食べ終わるといつもお礼と言う名のキスを強請られた

「あ、あのさ…大智だいちくんみたいなイケメンがオレなんかのキスがお礼って変じゃない?えっと、もっと…美人な子とか、他のお礼の方が…」

言い終わる前に頬を撫でられ、キスされる
毎日されているせいで、頬を撫でられるだけでキスをされる準備をするように目を閉じるようになってしまった

「大河、舌べってして」
啄むようなキスだったのに、言われた通り舌を出すと大智だいちくんの舌が絡まってくる

すごく優しくて、舌が、吐息が、すごく熱くて甘い

濡れた音が響いて恥ずかしいはずなのに、頭の芯がジーンと甘く痺れて、気持ちいい
「んっんっ…ふぁ…だい、ち」

くちゅっと音を立てて離れると、唾液が糸を引き
「大河、上手にできたね。明日からは、コレがお礼だよ」

酸欠で頭が回らない
ただ、いつもより気持ちよくて、大智だいちくんからお礼と言われると素直に頷いてしまう



帰ってから我に返り、恥ずかしさの余りに死にたくなった…
なのに、今日のキスが忘れられなくて、触れる唇が熱い
あの感覚を思い出してしまい、夜に1人で気持ちよくなってしまった…






「ちょっと顔貸してくれる?」
クラスの女子に呼び出された
いつも大智だいちくんが一緒にいた上位
グループ

「最近、大智だいちが付き合いが悪いんだけど?」
「なんか、弱味でも握ってるわけ?大智だいちが嫌がることやめて欲しいんだけど~」

弱味…
言われて、シバーズの事を思い出した

大智だいちくんがオレを構ってくれるのは、シバーズのコトをオレが知ってしまったからで…
あれは、口止めの為だったことを…


「ご、ごめんなさい…弱味とか、知らないけど…気を付けます」
彼女たちの圧がすごい
ただでさえ苦手な分類なのに、その人達に囲まれると怖くてお腹が痛くなってきた


元に、戻ろう
元々、住む世界が違う人だったんだし…





「明日から、お弁当要らない
もう、一緒には食べないし、話し掛けないで…」

いつもの触れるだけのキスの後、昨日みたいな気持ち良いキスをされそうになり、慌てて彼の胸を押しのけて告げる
声が震えてしまうも、何とか言い切って逃げるようにその場を離れた

彼が、何か言ってたけど、何も聞きたくなかった
聞こうとしなかった






「小野は…今日も休みか…」
大智だいちくんが来なくなって3日が経つ

最初は顔を合わせづらい気持ちが先行して、会わなくて済むことにホッとした
でも、体調不良とだけ担任が告げ、3日目ともなると流石に心配になってくる


ホームルームが終わってから、オレだけ担任にこっそり呼ばれた

「木下、小野の様子を見に行ってくれないか?
実は、ご両親からも木下に来て貰いたいって頼まれててな…
小野の体質のこと、知ってるんだよな?」
周りに人が居ないことを確認し、小声で相談された

ズキンッと胸が痛む

偶然とはいえ、知ってしまったことが原因で、彼が体調を崩しているかもしれない事実に…
誰にも話すつもりはないけど、ご両親にも疑われているんだろうな…


「…はい。わたかり、ました…。
オレが、原因かもしれないし、今日の放課後、行ってきます」

胸がズキズキと痛い
目頭が熱く、泣きそうになるも呼吸を整えて我慢する


放課後になるまで、痛みは取れず、何も手に付かなかった





久々に訪れた彼の家
もう来ることはないと思っていたのに…

深呼吸をして、チャイムを鳴らそうとした瞬間、ガチャッと扉が開いて綺麗な女性が顔を出した

「あら?貴方が大河くんかしら?ホントに居たわ」
涼やかな声でなぜか名前を呼ばれる

「あ、あのっ…えっと、木下…大河です
この度は、本当にすみませんでした!その、小野くんのことは絶対言わないので!」
「いいから早く上がってちょうだい。大智だいちが貴方のことをずっと待っていたのよ」

腕を強引に引かれ、玄関に入らされる
入った瞬間、目の前にいたのは嬉しそうに尻尾を振る柴犬が1匹
「ハァッハァッ、ワンっ!!」
今にも飛び付かんばかりに興奮している柴犬に顔が引き攣る

「ヒィッ!?ぁ…や、やだっ!こないで…」
声がひっくり返り、背中に冷や汗が流れ落る
逃げ出したいのに腕を掴まれているから逃げれない

「あ、あの…オレ、犬は…犬だけは苦手、なんです」

涙目で手を離してと訴えるも、一向に解放しては貰えない
脚元をクンクンと匂いを嗅いでくる柴犬が怖くて、今にも倒れそうになる

大智だいち、大河くんが怖がってるわよ」

大智だいちくん?
柴犬に向かって声をかける女性にやっとこの柴犬が彼だということを思い出す

「あの…だい、ち、くん…?」

「ワンっ!」
名前を呼ばれたことが嬉しいのか、お座りをして、千切れんばかりに尻尾を振りながらこちらを見てくる柴犬

恐々としゃがみ込み、柴犬の目を見つめる

知っている目
いつも見ていたあの目


怖がらせないようにしてくれているのか、おずおずと近付いてくる彼にギュッと目を閉じて身体を強張らせる
チュッと鼻に、何か冷たい濡れたものが触れる


ボフンっ



音がした瞬間、柴犬の姿は跡形もなく消え、オレに覆いかぶさって抱きしめてくる彼が居た

「大河、大河、大河!」
驚き過ぎて固まってしまっていると頬を撫でられ、キスせれそうになる
いつも通り受け入れてしまいそうになるも、視線を感じ、慌てて大智だいちくんの口を両手で押さえてカバーする

「はぁーっ…やっと戻ったのね
戻って早々に盛らないでちょうだい
あと、さっさと部屋に戻って服を着てから話し合いなさい
貴方のせいで仕事を休むハメになったんだから」
盛大な溜息を付き、頭を抱える女性

「母さん、ごめんね。心配かけて…
次からこうならない為にも、大河とはしっかり話し合いをするから」

爽やかな笑顔なのに、オレの手はしっかり握って離してくれない
そのまま自室に連れ込まれ、鍵をかけられる

話し合いって言ってたけど、処刑宣告を受ける前のようで、心臓が飛び出しそうなほどバクバクしている


帰りたい…
秘密もこの気持ちも絶対に言わないから…
もう、期待するのも辞めるから…


泣き出しそうな気持ちに扉の前で俯いて服の裾を握って堪える

「ごめん、着替えてからちゃんと話すから…だから、逃げないでよ」
声をかけられ、大智だいちくんを恐る恐る見ると、何故かオレよりも寂しげな顔をしていた
そんな顔を見たら、頷くことしか出来なかった





「大河のせいだよ…責任とって…」
服を着て向かい合わせに座った大智だいちくんの一言目
やっぱり、オレが言いふらすかもって不安から柴化しちゃったのかと悲しくなった


「大河も、オレのこと好きになってくれたと思ってたのに…
いきなりあんな別れ話みたいなこと言われたら、ストレスMAXになっちゃうよ
失恋で柴化ってよくある話しだし」


………言われたことが、理解できない…


「え…、あれ?オレが、大智だいちくんがシバーズだって言いふらすかもってストレスじゃないの?
え?失恋…?だって、オレ…」

頬を優しく撫でる手が気持ち良い
触れてくれる唇が安心する

「大河、好きだよ。離れられると柴化しちゃうくらい、大河のことが好きなんだ」
真剣な眼差しにさっきまでとは全然違うドキドキで胸が痛い

大智だいちくんが、オレを好き?
諦めようと思っていた気持ちが溢れ出し、涙が溢れ落ちる

唇を舐められると、条件反射のように舌を出してしまい、舌を絡めて深いキスをされる

「大河も、オレのこと、好きだろ?オレのになってよ」
絡めた舌が気持ちよくて、頭がボーっとする

「オレも、大智だいちくんの、こと…好きだよ…でも、犬は、やっぱり怖いから、あんまり柴化しないで…」
無理なお願いをしている自覚はあるものの、譲れないお願いをする

大智だいちくんはそんなお願いを聞いてニンマリと微笑み、両頬を挟むようにしてまた口付けてくる
「努力する。でも、オレが柴化しないように、大河がいっぱい癒やして」




まだまだ犬嫌いは治りそうにないけれど、好きな人の柴犬なら怖がらずに触れるのは近いかもしれない
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