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1.秘密の時間
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図書準備室の窓から差し込む夕陽が、木の机にまだらな光を落としている。
今日も、図書室に訪れる生徒はまばらで、さっき本を借りにきた生徒が帰ったから、ここには僕ひとりだけだ。
本棚の隙間を通り抜ける光が、床に細長い影を伸ばし、静かな部屋に落ち着いた空気を漂わせている。
窓の外では、校庭の木々が春の終わりを告げるように葉を揺らしていた。
埃がふわっと宙に舞い、静かな部屋に微かなきらめきを添えている。
もうすぐここの鍵を閉めて帰らなきゃいけない。
今日は、彼は来ないようだ。
いつもなら、彼の足音が聞こえる時間なのに、今日は校庭の喧騒だけが遠くに聞こえるだけ……
心のどこかで、彼の笑顔を待っている自分に気づき、胸が少しだけ重くなる。
僕はノートにペンを走らせながら、時折窓の外に目をやる。
校庭の向こうには微かに海が見えけど、それは本当に微かに見えるだけだ。
この町の海は、いつも少しだけ寂しげに見える。
聞こえないはずの波の音が、遠くから聞こえてくる気がするけど、本当に気のせいだと思う。
だって、僕の家からは海は近いけど、山側にあるこの学校からはかなりの距離があるから……
でも僕は、ここから見える海が好きだった。
静かに、だけどキラキラと光を反射して輝く海が好きだった。
僕の物語は、いつもどこか切ない色に染まっている。
僕の陰湿な心を溶かし込んだような、ただ暗い話が多いから……
昼間と違って、今見える海は青よりも夕陽に染まった赤みを帯びている。
夕陽が溶け込んだ場所はキラキラと光っているのに、街に近い部分は影になっていて、僕のノートに綴る物語の色を映しているようだ。
波の音が、僕の心にそっと寄せては返す。
あの日から、相沢が勝手にこの部屋にやってくるようになった。
時々、バスケ部の練習が終わると、彼は準備室のドアをノックもせず開けて入ってくる。
決まった規則はない。
気まぐれな猫のように、思い出したようにここにやってくる。
彼の足音は、いつも突然廊下に響き、静かな準備室に活気をもたらす。
ドアが開くたび、僕の心は一瞬だけ高揚し、来てくれたことが嬉しいって気持ちを隠すために、落ち着かせようと必死になる。
「よ、岡崎。今日も書いてる?」
相沢の声を聞いて、ピタリと僕の手は一瞬止まってしまう。
心臓が小さく跳ねて、ペンを握る指に力が入る。
「う、うん……。まあ、ちょっとだけ……」
僕は目をノートに落としたまま、曖昧に答える。
彼の視線を感じながら、顔が熱くなるのを抑えるのに必死だ。
彼の声は、いつも明るく響き、準備室の静けさを軽やかに破る。
僕はその声に引き込まれそうになりながら、平静を装うのに必死になってしまう。
「あ~、今日の練習めちゃくちゃハードだったんだよ。なぁ、ここのクーラーはまだ入んねぇの?」
パタパタと手で首元を煽ぎながら、彼は当然のように僕の隣の席にどっかりと腰を下ろす。
今日も、相沢は汗ばんだユニフォームのままだ。
ほんのりと彼の汗の匂いが漂ってくる。
汗の匂いに混じって、シトラスの香りほんのりとする。
窓から吹く風が、彼の髪を軽く揺らしていた。
「なぁ、続きできた?」
くるっと僕の方を急に振り向き、相沢は椅子をガタガタと揺らしながら聞いてくる。
彼の声は明るくて、僕の書く物語が彼の日常の一部であるかのように、自然に続きをねだってくる。
でも、僕にはそれが怖い。
僕の書いた言葉を、彼がそんなふうに楽しみにしてくれるなんて、信じられないから……
彼の期待する眼差しが、僕の心をそっと押す。
ノートに綴った物語が、彼の手元で生きていると思うと、胸が締め付けられるような喜びと不安が混じる。
「まだ……ちょっとしか進んでない」
僕はノートをそっと閉じ、彼の視線から隠すように胸に抱える。
ウソだ。
彼が楽しみにしてくれているから、昨日も遅くまで続きを書いてしまった。
どんな冒険をして、どんな人と巡り合うのか、考えるだけで楽しくてしかたない。
夜の静けさの中で、ペンを走らせるたび、物語の主人公が動き出し、僕の心を遠くへ連れて行ってくれる。
でも、まだ悩んでいることがあるから、コレを読んでもらうのは気が引けてしまう。
彼に見せる勇気がまだ持てない。
だから、僕はそっとウソを付く。
そんな僕の返答を聞いて、相座は少し残念そうに唇を尖らせて文句を口にする。
「ちぇ、せっかく楽しみにしてたのに。岡崎先生、めっちゃ遅筆だなぁ。先生の作品を待ってる読者がここにいるんですよ!」
からかうように軽い口調で言ってくる彼に、なぜか胸がちくりと痛む。
彼はただの気まぐれでここにいるだけなのに、僕の心は勝手に期待して高鳴ってしまう。
彼の軽い冗談が、僕の心に小さな波を立てる。
「なあ、岡崎」
突然、相沢が身を乗り出してきた。
彼の顔が急に近づいて、僕は思わず後ずさりをしてしまう。
「な、なに?」
鼻が当たりそうなくらい近くに相沢の顔があり、声が裏返ってしまう。
そんな僕を見て、相沢はニヤッと笑って僕のノートの端を指でツンツンと突いてくる。
「この話の主人公のヤツ、なんかお前に似てるよな。冒険に出たいけど、なんかビビってる感じ」
相沢の言葉に、胸の奥がぎゅっと締め付けられる。
ウソ……見抜かれた?まさか……
目を真ん丸に見開いて固まってしまい、ノートを握る手に力がこもる。
図星を見抜かれてしまい、恥ずかしさで耳まで熱くなっているのが自分でもわかってしまう。
どうやって誤魔化そうって、目が泳いでしまい、余計に挙動不審な行動をとってしまう。
僕の物語は、確かに僕の心の欠片を映している。
でも、それを相沢に気づかれるなんて、想像もしていなかった。
「そ、そんなことないよ。フィクションだし」
慌てて否定してみるけど、声が震えてしまって、誤魔化せた気がしない。
心臓がさっきからドキドキとうるさい。
うるさくて、自分の声すら掻き消えそうになる。
彼の言葉は、僕の心の奥に隠していたものを明るい光の下に引きずり出してくる気がする。
自分でも知らなかったこと、知りたくなかったこと……
隠していたことが、光の下に曝け出される。
勇気もない、自信もない、弱虫の自分。
ノートに書いた物語が、僕自身を映す鏡だと気づかされたのは、相沢に物語を読まれてからだ……
消えてしまいたし気持ちを隠し、相沢の視線から逃げるようにノートをギュッと抱きしめて俯いてしまう。
そんな僕を見て、相沢はくすっと笑って、椅子の背もたれに身体を預けた。
「ふーん、そっか……。まぁ、でもさ。俺、こういう話けっこう好きかも。あんまり本とか読んだことないけど、岡崎の書くやつは好きなんだよね」
ちょっと照れくさそうに鼻の頭を擦りながら、笑う彼をそっと盗み見るように顔を上げる。
夕陽に照らされて少し赤く染まった相沢の顔。
照れて赤くなっているのかわからない。
でも、彼の優しい視線に僕は目を奪われた。
彼の真っ直ぐな目が、僕の心の奥まで見透かしているみたいだった。
その笑顔は、いつもの明るさとは少し違い、どこか柔らかく、僕だけに向けられている気がした。
僕は、彼からの視線に耐えられず、ノートに視線をまた落としてカウンターの下で手をぎゅっと握りしめる。
「そ、そっか……ありがと」
嬉しくて、でも照れくさくて、小さな声な声で呟くのが精一杯だった。
気を抜いたら、頬が緩んで口元がニヤけてしまう。
彼の言葉が、僕の心に小さな灯りをともす。
普段は誰にも見せない物語が、彼の声を通じて初めて誰かに届いた気がして、胸が温かくなる。
窓の外では、夕陽が海に沈み、校庭を赤く染めていく。
準備室の静かな空気の中、僕と相沢の会話が小さな波のように響き合う。
この瞬間が、僕の物語に新しいページを刻んでいる気がする。
でも、どこかでわかっている。
彼の気まぐれな訪問も、この秘密の時間も、いつか終わるかもしれない。
それでも、僕はこの時間をノートに閉じ込めたいと願う。
物語の続きを書きながら、彼の笑顔をそっと胸に刻む。
今日も、図書室に訪れる生徒はまばらで、さっき本を借りにきた生徒が帰ったから、ここには僕ひとりだけだ。
本棚の隙間を通り抜ける光が、床に細長い影を伸ばし、静かな部屋に落ち着いた空気を漂わせている。
窓の外では、校庭の木々が春の終わりを告げるように葉を揺らしていた。
埃がふわっと宙に舞い、静かな部屋に微かなきらめきを添えている。
もうすぐここの鍵を閉めて帰らなきゃいけない。
今日は、彼は来ないようだ。
いつもなら、彼の足音が聞こえる時間なのに、今日は校庭の喧騒だけが遠くに聞こえるだけ……
心のどこかで、彼の笑顔を待っている自分に気づき、胸が少しだけ重くなる。
僕はノートにペンを走らせながら、時折窓の外に目をやる。
校庭の向こうには微かに海が見えけど、それは本当に微かに見えるだけだ。
この町の海は、いつも少しだけ寂しげに見える。
聞こえないはずの波の音が、遠くから聞こえてくる気がするけど、本当に気のせいだと思う。
だって、僕の家からは海は近いけど、山側にあるこの学校からはかなりの距離があるから……
でも僕は、ここから見える海が好きだった。
静かに、だけどキラキラと光を反射して輝く海が好きだった。
僕の物語は、いつもどこか切ない色に染まっている。
僕の陰湿な心を溶かし込んだような、ただ暗い話が多いから……
昼間と違って、今見える海は青よりも夕陽に染まった赤みを帯びている。
夕陽が溶け込んだ場所はキラキラと光っているのに、街に近い部分は影になっていて、僕のノートに綴る物語の色を映しているようだ。
波の音が、僕の心にそっと寄せては返す。
あの日から、相沢が勝手にこの部屋にやってくるようになった。
時々、バスケ部の練習が終わると、彼は準備室のドアをノックもせず開けて入ってくる。
決まった規則はない。
気まぐれな猫のように、思い出したようにここにやってくる。
彼の足音は、いつも突然廊下に響き、静かな準備室に活気をもたらす。
ドアが開くたび、僕の心は一瞬だけ高揚し、来てくれたことが嬉しいって気持ちを隠すために、落ち着かせようと必死になる。
「よ、岡崎。今日も書いてる?」
相沢の声を聞いて、ピタリと僕の手は一瞬止まってしまう。
心臓が小さく跳ねて、ペンを握る指に力が入る。
「う、うん……。まあ、ちょっとだけ……」
僕は目をノートに落としたまま、曖昧に答える。
彼の視線を感じながら、顔が熱くなるのを抑えるのに必死だ。
彼の声は、いつも明るく響き、準備室の静けさを軽やかに破る。
僕はその声に引き込まれそうになりながら、平静を装うのに必死になってしまう。
「あ~、今日の練習めちゃくちゃハードだったんだよ。なぁ、ここのクーラーはまだ入んねぇの?」
パタパタと手で首元を煽ぎながら、彼は当然のように僕の隣の席にどっかりと腰を下ろす。
今日も、相沢は汗ばんだユニフォームのままだ。
ほんのりと彼の汗の匂いが漂ってくる。
汗の匂いに混じって、シトラスの香りほんのりとする。
窓から吹く風が、彼の髪を軽く揺らしていた。
「なぁ、続きできた?」
くるっと僕の方を急に振り向き、相沢は椅子をガタガタと揺らしながら聞いてくる。
彼の声は明るくて、僕の書く物語が彼の日常の一部であるかのように、自然に続きをねだってくる。
でも、僕にはそれが怖い。
僕の書いた言葉を、彼がそんなふうに楽しみにしてくれるなんて、信じられないから……
彼の期待する眼差しが、僕の心をそっと押す。
ノートに綴った物語が、彼の手元で生きていると思うと、胸が締め付けられるような喜びと不安が混じる。
「まだ……ちょっとしか進んでない」
僕はノートをそっと閉じ、彼の視線から隠すように胸に抱える。
ウソだ。
彼が楽しみにしてくれているから、昨日も遅くまで続きを書いてしまった。
どんな冒険をして、どんな人と巡り合うのか、考えるだけで楽しくてしかたない。
夜の静けさの中で、ペンを走らせるたび、物語の主人公が動き出し、僕の心を遠くへ連れて行ってくれる。
でも、まだ悩んでいることがあるから、コレを読んでもらうのは気が引けてしまう。
彼に見せる勇気がまだ持てない。
だから、僕はそっとウソを付く。
そんな僕の返答を聞いて、相座は少し残念そうに唇を尖らせて文句を口にする。
「ちぇ、せっかく楽しみにしてたのに。岡崎先生、めっちゃ遅筆だなぁ。先生の作品を待ってる読者がここにいるんですよ!」
からかうように軽い口調で言ってくる彼に、なぜか胸がちくりと痛む。
彼はただの気まぐれでここにいるだけなのに、僕の心は勝手に期待して高鳴ってしまう。
彼の軽い冗談が、僕の心に小さな波を立てる。
「なあ、岡崎」
突然、相沢が身を乗り出してきた。
彼の顔が急に近づいて、僕は思わず後ずさりをしてしまう。
「な、なに?」
鼻が当たりそうなくらい近くに相沢の顔があり、声が裏返ってしまう。
そんな僕を見て、相沢はニヤッと笑って僕のノートの端を指でツンツンと突いてくる。
「この話の主人公のヤツ、なんかお前に似てるよな。冒険に出たいけど、なんかビビってる感じ」
相沢の言葉に、胸の奥がぎゅっと締め付けられる。
ウソ……見抜かれた?まさか……
目を真ん丸に見開いて固まってしまい、ノートを握る手に力がこもる。
図星を見抜かれてしまい、恥ずかしさで耳まで熱くなっているのが自分でもわかってしまう。
どうやって誤魔化そうって、目が泳いでしまい、余計に挙動不審な行動をとってしまう。
僕の物語は、確かに僕の心の欠片を映している。
でも、それを相沢に気づかれるなんて、想像もしていなかった。
「そ、そんなことないよ。フィクションだし」
慌てて否定してみるけど、声が震えてしまって、誤魔化せた気がしない。
心臓がさっきからドキドキとうるさい。
うるさくて、自分の声すら掻き消えそうになる。
彼の言葉は、僕の心の奥に隠していたものを明るい光の下に引きずり出してくる気がする。
自分でも知らなかったこと、知りたくなかったこと……
隠していたことが、光の下に曝け出される。
勇気もない、自信もない、弱虫の自分。
ノートに書いた物語が、僕自身を映す鏡だと気づかされたのは、相沢に物語を読まれてからだ……
消えてしまいたし気持ちを隠し、相沢の視線から逃げるようにノートをギュッと抱きしめて俯いてしまう。
そんな僕を見て、相沢はくすっと笑って、椅子の背もたれに身体を預けた。
「ふーん、そっか……。まぁ、でもさ。俺、こういう話けっこう好きかも。あんまり本とか読んだことないけど、岡崎の書くやつは好きなんだよね」
ちょっと照れくさそうに鼻の頭を擦りながら、笑う彼をそっと盗み見るように顔を上げる。
夕陽に照らされて少し赤く染まった相沢の顔。
照れて赤くなっているのかわからない。
でも、彼の優しい視線に僕は目を奪われた。
彼の真っ直ぐな目が、僕の心の奥まで見透かしているみたいだった。
その笑顔は、いつもの明るさとは少し違い、どこか柔らかく、僕だけに向けられている気がした。
僕は、彼からの視線に耐えられず、ノートに視線をまた落としてカウンターの下で手をぎゅっと握りしめる。
「そ、そっか……ありがと」
嬉しくて、でも照れくさくて、小さな声な声で呟くのが精一杯だった。
気を抜いたら、頬が緩んで口元がニヤけてしまう。
彼の言葉が、僕の心に小さな灯りをともす。
普段は誰にも見せない物語が、彼の声を通じて初めて誰かに届いた気がして、胸が温かくなる。
窓の外では、夕陽が海に沈み、校庭を赤く染めていく。
準備室の静かな空気の中、僕と相沢の会話が小さな波のように響き合う。
この瞬間が、僕の物語に新しいページを刻んでいる気がする。
でも、どこかでわかっている。
彼の気まぐれな訪問も、この秘密の時間も、いつか終わるかもしれない。
それでも、僕はこの時間をノートに閉じ込めたいと願う。
物語の続きを書きながら、彼の笑顔をそっと胸に刻む。
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