天候を司る神様JK

オリゴ糖

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ものがたり

1話 天照大御神はJKやってます

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私は天照大御神アマテラスオオミカミ。天候を司る神様だ。
いつもは天上世界で事務仕事とかをしている。

__だけど

実は今ちょっと家出中でね
まぁ理由は色々あるけどそんなことはいいのいいの。
年頃だとそういうこともあるし、うんうん。
というわけで上には当分戻る予定はありません。





そんな私は今___地上でJKやってます☆



___
______
_________






駅のホーム。
(...今日は気分が上がんないなぁ。)
私の気分に合わせて、空は曇っている。
私はスマホを見ながら人を待っていた。
すると
神野かみの!」
と名前を呼ばれた。顔を上げると
「__人田ひとだ
茶髪の少年が走ってきていた。
「ごめん遅くなったー。待った?」
息を切らして走ってきたその少年はパチンと顔の前で手を合わせた。
「んーん、そんなに待ってない」
と私が言うと
少年は「良かったー」と安堵の表情を浮かべた。

くせっ毛の茶髪で身長が高く、ぺちゃんこなリュックを背負っているこの少年は、人田 翔という男の子。
私の高校生活で知り合った友達で、最寄り駅が一緒なため、こうして一緒に登校している。
ちなみに付き合ってはいない。ただの友達だ。


「なーあれやった?化学の課題」
「今日提出のやつ?そりゃやったよ」
「うわー俺忘れたんだよなーっ。頼む写させてくれ!」
「自業自得でしょ。貸してあげなーい。自分で頑張りな!」
「むりだわ...もー今日補習じゃ~ん...」
「あはは笑 あの先生厳しーもんね~」
「仕方ねぇ昼までに急いで...って1時間目じゃねーか!終わんねぇ~...」
「ははっ笑 がんば!」
「ちょっとは手伝ってくれよ...」

そんなことを話しながら学校に着く。
さっきまで曇っていた空は晴れていた。

人田は教室に着くなり急いで化学の課題をやっていた。
哀れなり哀れなり。
まぁそんなバカは置いておいて...
(...先輩いるかなぁ)
私は3年生の教室の近くに行く。
本当は他学年の教室はあんまり行かない方がいいんだけど...ちょっとだけ。
ほんのちょっとだけ姿見れないかなぁ。



地上に降りてきたのはもちろん家出だからなんだけど、それと何個かやりたいことがあった。

それは
上じゃ出来なかったことをしたい
っていうこと。
だから恋をするっていうのと、友達を作るっていうのが、私のやりたいこと。

それを叶えるまでは、とりあえず帰る予定は無い。
弟とかが迎えに来ても知らない。

そのために来たんだから。
いや実際家出のついでだけど...。



(っあ!いた!)

3‐1の教室の中に、先輩がいた。

負田おんだ 誠 先輩。
めっちゃかっこよくて優しいから女の子に大人気。
恋をするんだったらこういうみんなの人気がある人がいいなぁなんて思ってたら、本当に気になってきちゃった(*´  `*)

話したことはあんまりないけど、時々見に来てる。
ストーカーっぽいかなぁ...。

神様なんだから私を好きにすることも出来るとは思うけど...それは絶対やりたくない。

として生活するためにここに来たもん。
わざわざ能力まで使って恋したくないし。
まあ私の感情で天気は動いちゃうけど...それは仕方ない。


(...あ、もうそろそろ人たくさん来るかな)

気づけばSHRまであと10分くらい。
ここの生徒たちは10分前くらいになると一気に来るから、そろそろ戻っておこっと。
そして私は3‐1の教室から離れた。




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