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第1章〜剣と魔法の世界〜
第7話〜秘密の特訓〜
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そこには広大な大地が広がっていた。
ここは俺が初めて訪れた世界。
大地の神ガイアが支配していて、俺達はこの世界のことをダイラフォーラスと呼んでいる。
「ガイアいるか?」
俺が呼ぶと、目の前に上裸の男が現れる。
「おう、アルン久しいな」
「久しぶり、突然だけど頼み事があるんだ」
俺がそう言うとガイアはニヤリと口角を上げ、
「アルンだけに?」
そう言ってガッハッハと笑い出す。
相変わらずだな。
「とりあえずついてきてくれ」
世界にアクセスし、キーボードを出現させた。
そして『転移』と打ち込み、《テレポート》を発動した。
向かった先はガイアの城の最上階。この世界のアカシックレコードがあった場所だ。
「こんなところで何をするんだ、アカシックレコードはお前が取っていっただろ?」
「覚えているか?俺とお前が戦ったときのこと」
「ああ、今でも鮮明に覚えているさ。お前さんがこの部屋に無限に魔物を生み出す魔道具を置いて、俺が率いていた1万の軍を10倍以上の量で蹴散らしてくれたもんな」
だが今はその魔道具に封印魔法をかけてあるのでもう魔物が出てくることは無い。
「その魔道具を再起動しようと思う」
ガイアがギョッとする。
「は!?お前正気か?ついに呆けたのか?」
「これを見てみてくれ」
俺は収納魔法から例の水晶を取り出す。
そしてこの水晶についての記憶を情報の権限を使って共有する。
「お前面白いことを考えたな」
そう、ここで魔物を倒しまくって、たくさんレベルを上げてスキルを強化するのだ。
早速魔道具の封印を解く。
「お前もやっていくか?」
「おう、俺も久しぶりに体を動かすとしよう」
魔道具が怪しい光を放ちながら無数の魔物を生み出す。
レベルの上限は1000。
「油断するなよ、いくら俺でも他のやつを守りながら戦うのは得意じゃないんだ」
「はっ、俺だって少しは戦えるようになったんだ。前の俺と一緒にすんな」
そう言いながらいつも愛用している巨大な斧を持ち上げる。
俺も収納魔法から刀を取り出す。
キーボードに『攻撃速度上昇』と打ち、バフを自分にかける。
「いくぞ!!」
2人は勢いよく無数の敵の山に突っ込んでいった。
100、200と魔物を倒していく。最初はかなりのスピードで上がっていたレベルもだんだん落ち着いてきた。
「よし、一旦休憩をしよう」
一旦魔道具に封印を施す。
創造魔法で生み出したタオルをガイアに渡し、水晶を確認する。
Lv278。
倒しすぎてしまったようだ。
「これだけあれば全部習得できるな」
俺は習得可能なスキル・魔法の欄に書かれている全てのスキルを習得した。
『軌道修正』、『命中率上昇』、『千里眼』、『貫通』など、覚えられるスキルはすべて覚えた。
しかしまだレベルは164、全然減っていない。
何だこれ?
習得可能なスキル・魔法の欄が強化可能なスキル・魔法の欄に変わってる。
「やりこみ要素キターーーー!!」
突然叫んだ俺に驚いてガイアがこちらにやってきた。
「どうしたんだ、急に叫びだして」
「いやなんでもない」
これは嬉しすぎる。
よし、ここはすべてのレベルを『威力上昇』と『弾速上昇』に振り分けた。
『威力上昇』がLv30、『弾速上昇』がLv25になった。
「ガイア、疲れてるところ悪いがちょっとした岩山を作ってくれないか?」
「お、おう」
《テレポート》を使い、元いた場所に戻ってきた。
「何がしたいのかは知らねぇが、《岩山生成》!!これでいいか?」
すると目の前に大きな岩山が現れた。
「ああ、ありがとう」
俺は収納魔法から弓矢を取り出し、岩山に向かって構える。
スキル『威力上昇Lv30』だけを発動し放つと、
ゴゴゴゴという音とともに岩山に大穴が開く。
もう一回生成してもらい、次はスキル『威力上昇Lv30』と『弾速上昇Lv25』を発動して打ってみる。
俺が弓の弦を離すと同時に爆音が鳴り響き、岩山が爆裂四散する。
単純な力に速度が乗り、威力が3倍ぐらいに跳ね上がった。
「ほぉ~、こりゃたまげたな。スキルとやらはこんなに凄いものだったんだな」
ガイアが感心して消し飛んでしまった岩の方を見ている。
「よし、強化はこれぐらいでいいだろう」
「少し休んでいくか?」
「そうだな、じゃあ少しだけお邪魔するよ」
もう一度城に戻ってきた。
今回は正門から入る。
「ようこそベルタリアンへ、そしてお久しぶりです。アルン様」
俺たちが城に着くや否や城の管理者であるバリランが出迎えてくれた。
「久しぶり、元気にしてた?」
「はい、おかげさまで」
「おまえらは俺の城に来たとき毎度同じ会話をしているなぁ」
ガイアが不思議そうにしている。
「恒例行事だからな」
そうかと言いながら近くにいた執事に手招きをして何かを話し始める。
「26年ぶりですな、いや~時が流れるのは早いものです」
「そうだな、今日は少し休みに来ただけだから少ししたら帰るからな」
「そうですか、久しぶりに会えたのに残念です」
すると紅茶のいい香りが漂ってきた。
アップルティーか。
俺はバリランとの会話を楽しみながら城の庭にあるテラスに向かう。
「ここで少々お待ちください、今ガイア様を呼んできますので」
そう言ってバリランは城の中に戻っていった。
あいつもマイペースな主を持って忙しいなぁ。
途端、大きな爆音が響く。
なんだ!?
俺は城内に駆け込んだ。
ここは俺が初めて訪れた世界。
大地の神ガイアが支配していて、俺達はこの世界のことをダイラフォーラスと呼んでいる。
「ガイアいるか?」
俺が呼ぶと、目の前に上裸の男が現れる。
「おう、アルン久しいな」
「久しぶり、突然だけど頼み事があるんだ」
俺がそう言うとガイアはニヤリと口角を上げ、
「アルンだけに?」
そう言ってガッハッハと笑い出す。
相変わらずだな。
「とりあえずついてきてくれ」
世界にアクセスし、キーボードを出現させた。
そして『転移』と打ち込み、《テレポート》を発動した。
向かった先はガイアの城の最上階。この世界のアカシックレコードがあった場所だ。
「こんなところで何をするんだ、アカシックレコードはお前が取っていっただろ?」
「覚えているか?俺とお前が戦ったときのこと」
「ああ、今でも鮮明に覚えているさ。お前さんがこの部屋に無限に魔物を生み出す魔道具を置いて、俺が率いていた1万の軍を10倍以上の量で蹴散らしてくれたもんな」
だが今はその魔道具に封印魔法をかけてあるのでもう魔物が出てくることは無い。
「その魔道具を再起動しようと思う」
ガイアがギョッとする。
「は!?お前正気か?ついに呆けたのか?」
「これを見てみてくれ」
俺は収納魔法から例の水晶を取り出す。
そしてこの水晶についての記憶を情報の権限を使って共有する。
「お前面白いことを考えたな」
そう、ここで魔物を倒しまくって、たくさんレベルを上げてスキルを強化するのだ。
早速魔道具の封印を解く。
「お前もやっていくか?」
「おう、俺も久しぶりに体を動かすとしよう」
魔道具が怪しい光を放ちながら無数の魔物を生み出す。
レベルの上限は1000。
「油断するなよ、いくら俺でも他のやつを守りながら戦うのは得意じゃないんだ」
「はっ、俺だって少しは戦えるようになったんだ。前の俺と一緒にすんな」
そう言いながらいつも愛用している巨大な斧を持ち上げる。
俺も収納魔法から刀を取り出す。
キーボードに『攻撃速度上昇』と打ち、バフを自分にかける。
「いくぞ!!」
2人は勢いよく無数の敵の山に突っ込んでいった。
100、200と魔物を倒していく。最初はかなりのスピードで上がっていたレベルもだんだん落ち着いてきた。
「よし、一旦休憩をしよう」
一旦魔道具に封印を施す。
創造魔法で生み出したタオルをガイアに渡し、水晶を確認する。
Lv278。
倒しすぎてしまったようだ。
「これだけあれば全部習得できるな」
俺は習得可能なスキル・魔法の欄に書かれている全てのスキルを習得した。
『軌道修正』、『命中率上昇』、『千里眼』、『貫通』など、覚えられるスキルはすべて覚えた。
しかしまだレベルは164、全然減っていない。
何だこれ?
習得可能なスキル・魔法の欄が強化可能なスキル・魔法の欄に変わってる。
「やりこみ要素キターーーー!!」
突然叫んだ俺に驚いてガイアがこちらにやってきた。
「どうしたんだ、急に叫びだして」
「いやなんでもない」
これは嬉しすぎる。
よし、ここはすべてのレベルを『威力上昇』と『弾速上昇』に振り分けた。
『威力上昇』がLv30、『弾速上昇』がLv25になった。
「ガイア、疲れてるところ悪いがちょっとした岩山を作ってくれないか?」
「お、おう」
《テレポート》を使い、元いた場所に戻ってきた。
「何がしたいのかは知らねぇが、《岩山生成》!!これでいいか?」
すると目の前に大きな岩山が現れた。
「ああ、ありがとう」
俺は収納魔法から弓矢を取り出し、岩山に向かって構える。
スキル『威力上昇Lv30』だけを発動し放つと、
ゴゴゴゴという音とともに岩山に大穴が開く。
もう一回生成してもらい、次はスキル『威力上昇Lv30』と『弾速上昇Lv25』を発動して打ってみる。
俺が弓の弦を離すと同時に爆音が鳴り響き、岩山が爆裂四散する。
単純な力に速度が乗り、威力が3倍ぐらいに跳ね上がった。
「ほぉ~、こりゃたまげたな。スキルとやらはこんなに凄いものだったんだな」
ガイアが感心して消し飛んでしまった岩の方を見ている。
「よし、強化はこれぐらいでいいだろう」
「少し休んでいくか?」
「そうだな、じゃあ少しだけお邪魔するよ」
もう一度城に戻ってきた。
今回は正門から入る。
「ようこそベルタリアンへ、そしてお久しぶりです。アルン様」
俺たちが城に着くや否や城の管理者であるバリランが出迎えてくれた。
「久しぶり、元気にしてた?」
「はい、おかげさまで」
「おまえらは俺の城に来たとき毎度同じ会話をしているなぁ」
ガイアが不思議そうにしている。
「恒例行事だからな」
そうかと言いながら近くにいた執事に手招きをして何かを話し始める。
「26年ぶりですな、いや~時が流れるのは早いものです」
「そうだな、今日は少し休みに来ただけだから少ししたら帰るからな」
「そうですか、久しぶりに会えたのに残念です」
すると紅茶のいい香りが漂ってきた。
アップルティーか。
俺はバリランとの会話を楽しみながら城の庭にあるテラスに向かう。
「ここで少々お待ちください、今ガイア様を呼んできますので」
そう言ってバリランは城の中に戻っていった。
あいつもマイペースな主を持って忙しいなぁ。
途端、大きな爆音が響く。
なんだ!?
俺は城内に駆け込んだ。
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