特殊戦争

karatu

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第一話、始まり

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ある一つの小さな島国の国王が病気でもう長くないことがわかり王位継承の噂が流れた、


非加盟国、龍我国現国王、我王 陸


そのリク王には二人の孫がいる。

息子は戦争で戦死したとのことだった、そして孫二人の内兄の名前が「天人」弟が「力也」と言う、

天人は戦争で行方不明になり、力也は17才の時に国を出たきり帰ってなく、すでに二年がたっていた、そして現在早急に探している模様、







そして、龍我国から少し離れた場所国名を加盟国「ハラザ」という国で一人の男が騒ぎを起こしていた、


「おい、お前❗賞金首だろ?」


声をだしたのは、身長185センチくらいの無精髭の男だった、

「確か800万のクシナだったな、」

その賞金首は名をクシナと言うらしい、身長は2メートルを余裕で越していて体つきもプロレスラーなみの肉付きだ、



「だったらなんだ?殺されたいのか?」



すると髭の男が「いや、加盟国の国で顔を出して歩いてるからよっぽど自信があるんだろうなと」



加盟国の国には世界政府軍の支部が設置してあるので賞金首は大体顔を隠している。



「ふん、雑魚しか居ないのにびびる必要があるのか?」

クシナは鼻で笑って言った、



すると、

「じゃあ死ね」


次の瞬間クシナの右腕が吹き飛んだ、


「ぐがあぁぁぁぁ!腕があぁぁーー!」



「大人しく捕まるなら命までは取らない、どうする?」


するとクシナは左腕でケーベルを抜いた

「てめえーーー!!」


そう言うと薄暗い紫色の煙みたいなものがクシナのサーベルに巻き付いた。

「はぁ、はぁ、はぁ、」



「そうか、ジャネスを使えるのか」

すると髭の男の右手からクシナと同じような煙が出てきた、


「だがそれは使えているのではない、ジャネスを放出しているだけだ」


と言いながら髭の男の右手にその薄暗い紫の煙がまとわり付いてだんだん濃くなっていきやがて手刀の形で炎のように纏った、


「うる」


サクッ!シューーーー!

クシナが斬りかかった瞬間クシナの首が飛んだ。


「小物が」


真っ赤な返り血で髭の男が真紅に染まった、そこに世界政府軍が到着した


「大尉!力也殿を確認しました。」

若い兵士が叫ぶ


「そうか」

するとゆっくり髭の男の所に近寄る小柄な男、そして目の前まで来ると

「ご苦労であったな懸賞金の800万だ、また何か来たら頼むよ、力也殿」



「あぁ、わかっている、ハナビシ」


ハラザの世界政府軍の指揮官はハナビシ大尉と言うらしい、各階級があるが大尉から支部を任される。


「では後は我々が処理しよう」


「あぁ、頼む」と言って力也という男は帰っていった、


その夜事件は怒った


一人の兵士が血相を変えて力也の寝床まで走っている




ドン!ドン!ドン!「力也殿!起きてください‼️緊急事態です!」

ドアを勢いよく叩く、すると

ガチャ、


「なんだ、さっき寝ついたと言うのに」

力也はねむたそーに言った

「大変であります❗懸賞金2200万の海賊が港町で暴れいます、大尉はすでに交戦中とのことです❗何とぞお力をお貸し下さい‼️」


兵士の顔を見て力也は

「すぐ向かう、各兵士の装備は?」


「はっ、鉄砲体(火縄銃)が50名、サーベル隊が80名です、今から残り40名を連れて向かいます❗」

「敵の数は?」


「はっ、約90名です❗」


「わかった、すぐに向かう」

そう言うと力也はすぐに家を出た❗


港町


「いいか!敵は残り半分だ❗怯むなーー!、鉄砲隊はすぐに次填装填!サーベル部隊は三人で一人を狙え❗確実に倒すのだ!」


ハナビシが叫びながら全軍に指揮をとる、


「いた!サナツです!懸賞金2,200万のサナツが鉄砲隊に突っ込みます❗」


そこには190センチの細身の男が鉄砲隊に突っ込んでいた

パン、パパン、パンパン!


乾いた音が鳴り響くもサナツには当たらない、


「なんなんだ❗当たってるだろ❗」

鉄砲隊長が怯えながら叫ぶ、

ザシュ!ザシュ!シューー!


「うぁぁ!」ボキッ、


突っ込だサナツに二人の兵士が切られて、一人の兵士が首を折られた、


「弱すぎるだろ」

圧倒的な強さの前で兵士の士気はさがった、


しかし、


キンキン!カン!キン!

ハナビシが仕掛けた、上から振り下ろしがふさがれ、そのまま切り上げもふさがれ、底に鉄板が入った靴で回し蹴りを繰り出すもふさがれ、すかさず横からの首を狙った一撃もふさがれた。


「さすが強いな」

ハナビシは勝てないことに気づいた、だが時間稼ぎをする必要がある。


残り海賊、32名、政府軍、87名、


ハナビシは苦戦するもなんとかサナツの攻撃を抑えていた、しかも政府軍自体は海賊を次々に倒して行くので全体的には政府軍が優勢である




「もういい、飽きた」

するとサナツのからだからジャネスが流れ出てきた、そのジャネスはサナツの持っているサーベルに巻き付いた、


「すまんがこれで終わりだ、応援が来たら面倒だからな」


それにあわせてハナビシもまたジャネスを放出している、だがサナツや力也みたいに濃縮して使うことはできないようだ、



「そんな弱いジャネスでよく生きてこれたな」


「そうでもないさ、これでも大尉だしな(とはいっても、もう力が入らない)」

ハナビシはすでに他の船員との戦いで疲労がでていた



「ふっ、やってみろ❗」

ぶん!

サナツがサーベルを振り下ろす


すると


ガキン!

「なんとか間に合ったか」

そこには力也が刀でサナツのサーベルを止めていた、


「すまん、遅れた」


「いや、大丈夫だ問題ない」



「あとは任せろ」

力也はハナビシを背に告げた


「あぁ、たの、む、」

パタン

ハナビシは緊張が緩んだのかその場に倒れた。


「お疲れさん」



 
「お前誰?」


「通りすがりの便利屋だ」



力也がサナツに斬りかかった

キン!キキン!

「殺すにはおしいな、」


キン!


「殺す?おれを?面白い」


サナツが反撃に出る


ガキン!ガキン!ガン!  キン!

サナツの猛攻撃を防ぐ力也、


キン!キン!キキン!  カン!カン!

両者一歩も譲らない攻防が続く


「はぁ、はぁ、」

サナツが肩を揺らして息をしている

「………………」


力也は無言で立っている


「くそ!(なんなんだよ、何で俺だけ息きらしてるんだよ)」

サナツは力也の強さに気づき始めた

「強いよあんたは、だけど俺よりは弱い」

力也は小声で言った

「10%」


サナツは気づいた、明らかに力也のジャネスが増大したことに

「続ける?やめる?」

力也はサナツに問いかけた。

「…………」

サナツは無言になった。


「力也❗捕まえろ❗」

ハナビシの声が聞こえた

するとサナツは

「俺の負けだ、好きにしろ」


サナツが降参した次の瞬間、


ドゴーン!ドゴーン!ドゴーン!

大砲の音が鳴り響く


「なんだ?」

力也は海上を見た、するとそこには一隻の海賊船がこちらを向いて砲撃していた


「嘘だろ、何でバーズ海賊団がここにいる」

ハナビシは驚いた



「ちっ、しつけーなー」

サナツは不機嫌そうに言った


すると、


バガーン、ドーン!ドーン!


大砲の弾が港町に着弾する


すると、海賊船が港に着いて中から戦闘員らしき人員が流れ出てきた、


「全員動くな❗」

カチャ、カチャ、カチャ、カチャ

出てきた中の一人が言った、そして船員達が最新銃(回転式単発銃、細長いリボルバーみたいなもの)を構える、


「どうも皆さんお疲れのようで、私世界政府管轄十傑士、第六席、バーズ提督率いるバーズ海賊団、七番船、第三小船船長、ガブスです。以後お見知りおきを、」



「なんの用だ」

力也が言った


「実はですね、そこのサナツは我らバーズ海賊団が勧誘をしていたんですよ、なので連れていっても宜しいですかな?」

ガブスが力也とハナビシに言った


「おい、ハナビシ十傑士ってのはなんだ?」

「十傑士って言うのは、世界政府が色々な組織、海賊、ヤクザ、犯罪組織、格闘寺、などを政府公認で存在を認めて十傑士同士の争いや加盟国での犯罪行為を禁止した上で十傑士と名付けて非加盟国を威圧してるんだよ、」

ハナビシは冷静に話した


「ご理解いただけましたかな?」

ガブスは笑みを浮かべながら言った


「で、だからなんだ?俺には関係ない、サナツは渡さん」

「いや、いい、連れていってくれ」

「おい!ハナビシ❗もうつかまえるだけだぞ!」


「いや、すまん力也俺の地位では十傑士に意見はできないんだ、悪い」


「そうか、お前は組織の人間だったな、なら俺はいいな」


「バカ!やめろ」

ハナビシが叫んだ!

すると力也は銃を構えていた戦闘員を三人斬りつけた、


ザシュ!ザシュ!ザゴォ!

一人は首を一人は心臓をそして最後の一人は頭蓋骨に刺さり鈍い音がした、


「やりましたね、全員構えー!撃てー!」

パパン!パパン!パパン!


「63式回転式単発銃、龍我国の五年前のモデルだな、次填装填時間約2.7秒おれが一人斬るのに0.7秒…三人は斬れるな、」

力也は

ザシュ❗ザシュ❗ザシュ❗

さらに三人を斬り捨てる

「力也❗やめろ!世界政府を敵に回すのか!」


パパン❗パパン❗パパン❗

「それもいいな」

ザシュ!ザシュ!ザシュ!


さらに三人


「下がってなさい!」


ブオン!ギン!


ガブスが大剣で振り抜いた、それを片手で止めた力也


「ほほー、あなた只者じゃないですね、しかも銃の性能出荷国も知っていた何者ですか?」


「俺は通りすがりの便利屋だ」

すると

「力也!落ち着いて、ここはもう落ち着いて、サナツは渡すことになった、あとは政府が決めるから!頼む」


必死で止めるハナビシ、すると

サナツを政府軍がガブスの船まで連行した、



するとガブスは攻撃をやめ、大剣をしまった


「あなたの顔は覚えましたよ、今から十傑士のターゲットになるので覚えといて下さいね、それではハナビシ大尉殿ごきげんよう」


そう言って船に戻っていった、

ガブス達が海上に出て見えなくなるまで力也は立ち竦んでいた、



重い空気のなか力也が口を開いた

「ハナビシ、俺がここにいたら迷惑かけるかもだからでていくわ」

「力也❗何を!大丈夫だ、俺から上に話をつける❗だから」


「もういいんだ、ありがとう、俺は帰るよ」

「帰るってどこに!」


「地元にさ、2年ぶりか〰️、じじいはくたばったかなー、」


「お、おい!地元って、」


「龍我国」

「な、な、なんだって!力也は龍我国の出身地だったのか!」

「まぁな、じゃあ〰️世話なったなハナビシ」

そう言うと力也は姿を消した、











    
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