532 / 716
2020
200.イワナガ
しおりを挟む
妹は美しく、姉は醜い。姉だけ返された。彼女の持っていた「岩のような永遠」を失って――。唇を尖らして彼は言う。「日本の神話ってんでこういうの読んでるけどさ、見た目でどうこういうのはひでぇと思う」「じゃあお前、俺を娶れるか?」「お前、姫じゃねぇだろ」話、逸らされた俺の心はどうせ醜い。(了)2020.07.18
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる