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2020
271.小声
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大きな声が苦手だった。いつも教室の隅に逃げ込むようにして生活していた俺に対して、そいつは土足で俺のテリトリーに踏み込んでくる。「なあ、カバディって興味ある? 部員数少なくて廃部危機なんだわ」勧誘だった。しつこく追い抱えてくるわけは俺が寂しそうだから? それは間違い。彼の一目ぼれ。(了)2020.09.14
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