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2020
349.空から
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滑空してきた一機がゆったりと優雅な動作で着陸した。風が光り、青草が揺れる。その大地に足を踏み入れた彼がこちらを見て笑った。「ただいま」「おす、元気だったか」久しぶりの再会だというのに彼は何も変わってはいなかった。痩躯に強い眼力を持つ肉体、空に惚れているところも、帰ってくる場所も。(了)2020.12.02
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