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2021
炬燵
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「あんたさ、避けてよ」狭い炬燵の中、足の行き場を求めて抗議を起こした。「って、わっ! 絡めるな!」俺の訴えに彼の返しはひねくれていて、無駄に長い足を俺の体に巻きつけるようにしてくっついてきた。「どうだ、参ったか!」勝ち誇った彼の笑みに腹が立つ。炬燵に入れても、これじゃ動けない。(了)
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