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2021
転校生
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転入生に誰彼も興味津々だったが彼は無口で何も話さなかった。一ヶ月も過ぎクラスの関心は別に向いたが、俺はもの静かな彼のことが気になって仕方がなかった。「そら、星の砂っていうんだろ?」鞄に揺れるチャームを指さして聞いた。調べたのだ、話題になりそうなこと。彼がゆっくり俺を見て頷いた。(了)
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