277 / 716
2021
台風
しおりを挟む
台風が飛んでくる。自転車は玄関の中、シャッターはおろして。懐中電灯、水の用意。防御一色。準備万端の室内で彼の家に電話を入れる。「お前ん家ボロいんだから、ぶっ壊される前に俺ん家来いよ」「ぶはっ」「なんで笑う」「素直に怖いから来てくれっておねだりしろよ、ばか」台風前にひと嵐ありそう。(了)
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる