海賊、財宝を求めてライダーの歴史を巡る

景 雄大

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第4話:交わる航路、顕る秩序(Cパート)

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「大きいなぁ………」

ユーリは目をかがやかせて
たくましく育った大きな松の樹を眺めていた

「ほら、
お前もいつかあれぐらい大きくなるんだぞ……!」

そう言いながら、ユーリは手に持っていた
小さな盆栽ぼんさいにも見せてあげるように
高く持ち上げる
大きな松の枝葉の間から差し込まれた陽の光が
小さな盆栽を照らし、小さな枝葉が可愛らしく
キラキラと光っていた
そんななごやかな風景を邪魔するように……

「グルルルルッ!!」

先ほどの獣のメギドが現れた

「メギド……!?」

すかさずユーリは
“輝く二本の剣が表紙のライドブック”を取り出す

「グァルルルルァッ!!」

するとメギドは先手必勝と言わんばかりに
球体の状態で高速で回転して向かってくる

「うわっ……!」

ユーリは高速でぶつかってくる球体を
ギリギリでけるが、
持っている物を上空へと放り投げてしまう

「まずい……っ!!」

地面に落ちる前に急いでキャッチするユーリ

「危ない、危ない……大丈夫だったか……?」

落下するライドブック、
ユーリがキャッチしたのは
“盆栽”の方であった……

「グルルルル……」

メギドはライドブックを拾い上げ、
再び読むように開く

『金の武器 銀の武器!』
「………ドクハッ!」

持っていたライドブックが消失すると
両腕に“金と銀の剣ような”鋭利な爪が形成された

「ユーリ!!」

駆けつける飛羽真とうま、ストラルドたちも一緒だ

「トゲトゲが爪になってる!」

メギドの新たな姿に目を丸くしながら指差すカイリ

「飛羽真!あのメギドが俺のライドブックを……
 一体なんなんだアイツは!?」

ライドブックをメギドに奪われたユーリは
盆栽も奪われまいとメギドをにらみながら後ろに隠す

「分からない……
とにかく、あのメギドは強い
力を貸してくれ倫太郎りんたろう!海賊さん!」

「はい!」「りょーかい……!」

飛羽真の要請に倫太郎、ストラルドは了承し
変身アイテムを取り出す
すると突然、

(ウフフッ………)

「ん……?」

メギドの目があやしく光り、
嘲笑あざわらうような女性の声が聞こえる

「なんだ……今の声は……?」

謎の声に一瞬、行動が遅れるストラルドたち
すると突然メギドは叫ぶ

「ヒ…カリ……ア……レッ!!」

体から閃光を放ち、メギドは全員の目をくらませる

「うっ……!?この技はユーリの……!?」

「まぶしくて何も見えません……!!」

思わず手で顔を隠してしまう飛羽真と倫太郎
その隙にメギドは高速で近づき、
2人が持っていたライドブックを強奪する

「あっ……!?」

「僕のライドブックが……!?」

「グルルルル……!!」

勝ちほこるようにうなり声を上げると
メギドは手に入れた
2冊のライドブックを同時に開く

『ライオン戦記!』『ストームイーグル!』
「………ドクハッ!」

ライドブックの消失と共に、
肩に“ワシのような”翼、
胸に本を口にくわえた
“ライオンのような”顔が形成された

「おいおい……なんだあの姿は……!?」

様々な動物のパーツが形成された
異形なメギドの姿に、あ然とするストラルド

「動物……そうかあのメギドは……!」

飛羽真は何かを閃き、言いかけるが、

「グォォォオオオオオオッ!!!」

かき消すかのようにメギドは大きな雄叫おたけびを上げる

「くっ……!」

「キャアアアッ!!」

雄叫びは衝撃波となり、建物の窓を全て粉砕するとメギドは背中に大きな翼を形成して
割れた天窓から逃げ出し、
そのままどこかへ飛び去ってしまった……

「大丈夫か……?」

両耳をふさぎしゃがみ込んでいたカイリを
ストラルドは着ていたコートで上から
おおうように守っていたのだ

「う、うん……大丈夫……」

ストラルドのおかげでカイリにケガは無かった
……のだが、

「(なんだろう………この感じ……
前にもあったような気がする………?)」

“デジャヴ”のようなものを感じて
少しモヤモヤするカイリだった



メギドに逃げられた飛羽真たち一同は
1度態勢を立て直すため、再び本屋へと戻る

「うっ………」

ベッドに寝かされたボロボロの賢人けんと
手をかざすユーリ、
おだやかで温かそうな光が
徐々に賢人を癒やしていった

「へぇー!ロボットなんてウチ初めて見た!
意外と触った感じは人間とおんなじなんだね!
うわぁすごい、やわかいねぇ~」

その一方で店内では芽依めい
ヒューマギアのウィズを珍しそうに触っていた

『い……いひゃいれす……』

ぷにぷにとほおをつままれて困り果てるウィズ

「芽依ちゃん、
ちょっと一旦止めてもらっていいかな……
今それどころじゃないから……」

マイペースな芽依を軽く言い聞かせる飛羽真

「とりあえず先ずは状況を整理しましょう」

ここまでに起こったことを倫太郎は説明する

「突如、現れた謎のメギドによる襲撃により
僕達はライドブックを奪われてしまいました
それにより僕とユーリさんは変身ができず、
また奪われた4冊のブックはメギドに吸収され
強さがさらに増していると思われます
いったい、メギドは何のためにブックを奪うのか
そして、何をするつもりなのか
今のところ全く分かっておりません」

上手くまとめてくれたのはいいが、
結局のところ“何もわからない”というのが現状だ
飛羽真も自身が気づいたことを説明する

「おそらくあのメギドの正体は“キメラ”だ
神話の中に登場する
複数の動物が合わさった怪物の一種、
メギドが奪ったライドブックが
全て“生き物”なのが
その証拠だ」

飛羽真の説明に倫太郎は疑問に思う

「でも“金の武器 銀の武器”は
“物語”のライドブックですよね……
なんでメギドはあれを
手に入れようとしたのでしょうか……?」

「そこなんだよなぁ……」

分からないと言わんばかりに頭をく飛羽真
「手に入れられるものは
全部手に入れたい性分しょうぶんなんじゃないか?
そのキメラのメギドも」

相変わらず突拍子とっぴょうしのない推理をするストラルドに

「そんな、ストラルドじゃないんだから……」

と、呆れたようにカイリはツッコミを入れる
謎多きキメラメギド、その不可解な行動に
その場にいる全員が頭を抱えた

「あっ!」

突然、カイリが声を上げる

「ん?なにか分かったのか?」

「んーん、怪物の方じゃなくて……これ!」

ストラルドの問いかけにカイリは否定すると
ポケットから何かを取り出した

「それ!飛羽真たちと同じベルト!?」

驚く芽依、カイリが取り出したのは
飛羽真たちが変身するのに使った
さやに納められた剣”のような形をしたベルトと
同じパーツであった
やはり裏側には舵輪だりんのような紋章が刻まれている
しかし……

「でも“聖剣”がありませんよ……?」

倫太郎が指摘した通り、
パーツには本を装填する部分はあるが剣が無かった

「あれ?さっきはあったはずなのに……」

カイリはポケットの中を探すが見当たらず
辺りをキョロキョロと探す

「なぁ……もしかしてあれじゃないか……?」

指をさすストラルド、
そこには店内の隅で
“聖剣を抱きしめて刀身に耳を当てる男”がいた

「なんだあれ……」

「何やってるんですか……“大秦寺だいしんじさん”」

飛羽真は剣を抱きしめる男に向かって話しかけると
その男は振り向いて立ち上がる
髪を後ろで束ねた背の高い男は見た目に合わず
ボソボソとしゃべりだす

「………聖剣の声が聴こえた」

そう言うと大秦寺と呼ばれる男は、
再び聖剣に耳を当てる

「………だが、“これ”は聖剣ではないようだ」

大秦寺は持っていた“赤い剣”をカイリに返す

「聖剣じゃない?それはどういうことだ?」

ストラルドは大秦寺に詰め寄ると
視線を避けるように
急いで手で自分の目もとを遮りながら
大秦寺はブツブツと答える

「………この剣からは声が全く聴こえない、
すなわちこれは偽物、ただの“レプリカ”だ」

「レプリカ……ッ!?」

カイリに返された聖剣を手に取って
まじまじと見つめるストラルド
海賊にとって、
“お宝が手に入らなかったこと”
“お宝を奪われること”
そしてなにより“お宝が偽物だったこと”
これ以上にガッカリする出来事はない……

「レプリカ………」

あまりのショックにストラルドは膝から崩れ落ちた

「……とにかく、あのメギドは
なんとしてでも倒さなければなりません」

ガッカリするストラルドは一旦置いといて、
倫太郎は本題に戻す

「とはいえ、目的が分からない以上
あの神出鬼没しんしゅつきぼつなメギドを
どうにかしておびき出す必要があるな……」

その方法を飛羽真は考えていると、
すかさず芽依は叫ぶ

「だったらうちに良い作戦があるよ!」



「芽依ちゃんが言ってた作戦って………」

「そう!名付けて“メギド釣り上げ大作戦”!!」

芽依が思いついた作戦というのは
広場の真ん中に糸をくくり付けたエサを置き、
そのエサにメギドがつられて寄ってくるまで待つ
といった、なんともシンプルすぎる方法であった
そしてそのエサというのは……

「なんで私のライドブックなんだ………」
『ブレーメンのロックバンド!』

大秦寺の持っていたライドブックであった

「……で、なんでオレが糸を持つんだ?」

そして釣り担当はストラルドである
その理由を芽依は答える

「だって海賊だからお魚釣るの上手でしょ?」

「いや……
やったことはあるけど、得意ではないよ」

否定するストラルドに芽依は驚く

「えぇっ!?じゃあご飯とかどうしてるの!?」

芽依の質問にカイリが変わりに答える

「いつもはどっかの街に立ち寄った時に
買い出しとかしてるよね?」

「いったい海賊をなんだと思ってるんだ、
漁師じゃないんだぞ……?」

ストラルドの言葉を聞いて、
今度は倫太郎が質問する

「あ、では変身する時は踊りますか?」

「……踊らないといけないのか?」

「「ええぇ!?踊らないの!?ですか!?」」

「踊らないよ!アンタら、
 マジで海賊をなんだと思ってるんだ!?」

同時に驚く芽依と倫太郎に逆にストラルドも驚く
どうやら世海には“踊る海賊”がいるらしい
まだまだ知らないことばかりである

「しっ!うるさいぞ、お前たち………」

3人の漫才のような掛け合いに一喝する大秦寺
すると……

「グルルルル………」

キメラメギドが上空から翼を広げて降り立ち
ライドブックが落ちていることを確認する

「来た……!」

メギドに見つからないように柱の後ろに隠れる
飛羽真たち

「もう巻き取ってしまってもいいのでは……?」

「いや、まだ距離がありすぎる………
 せめて……あと少し……」

「グルルルルルル…………」

段々とライドブックに近づくメギド
巻き取るのが早すぎると
攻撃を仕掛ける前に逃げられてしまう
反対に巻き取るのが遅すぎると
ライドブックを奪われ、やはり逃げられてしまう
タイミングを計るストラルド、
糸を持つ手に力が入る

「あと……一歩……!」

だがここで計算外のことが起こる
近づいていたメギドの足が止まってしまった

メギドはスンスンと獣のように匂いを嗅ぐ

「チガウ」

「………“違う”?」

メギドが発した人語に
疑問の表情を浮かべて大秦寺は呟く

「チガウ………チガウ………
チガウ、チガウ、チガウ、チガウ、チガウ
チガウゥッ…グゥォォォオオオッッッ!!!!」

突然、声を荒げて怒りだすメギド
その衝撃波は木々を大きく揺らし、建物を破壊し
嵐のような暴風が吹き荒れる

「な……なんだぁ!?」

飛ばされないように柱に掴まりストラルドは叫ぶ

「やっぱり……ライドブックが
“生き物”じゃなかったのがダメだったのか……!」

帽子を押さえながら分析する飛羽真

「えぇ!?ブレーメンって動物じゃないの!?」

倫太郎にしがみつきつつ芽依は驚きの声を上げる
“ブレーメンのロックバンド”は
ロバ、イヌ、ネコ、ニワトリと4匹の動物が
描かれてはいるものの
残念ながらジャンルは“物語”なのである

「グゥォォォオオオッッッ!!!!」

叫び続けるメギド、すると胸のライオンの口に
くわえられていた本が開き、
中から古いボロ布のような物を纏った
鉄仮面の怪物が大量に召喚される
召喚された怪物はゾンビのように彷徨いながら
暴れ回り様々な物を破壊していく
そのうちの1体が
逃げ惑う人達に襲いかかろうとしたその時、

「………フンッ!」

鮮やかな“マゼンタの剣”を持った大秦寺が
怪物を叩き斬る

「………コイツら私が引き受ける、
飛羽真はメギドを頼む」

そう言うと大秦寺は
“お菓子の家が表紙のライドブック”を
取り出して開く

『ヘンゼルナッツとグレーテル!』
 ~とある森に迷い込んだ、
  小さな兄妹のおかしな冒険のお話…~

本を閉じて剣にセットし、
両手で正面に剣を構えトリガーを引く

銃剣撃弾じゅうけんげきだん!』

「変身!ハッ!」

“銃でGO!GO!”
『否!剣でいくぞ!音銃剣おんじゅうけん錫音すずね!』

跳び回る色とりどりのお菓子が装甲に、
突き放ったポップな斬撃が仮面へと変化し

『錫音楽章!甘い魅惑の銃剣が、
おかしなリズムでビートを斬り刻む!』

大秦寺は“仮面ライダースラッシュ”へと
変身した!

「芽依ちゃん達は安全な所へ!
ここはお願いします、大秦寺さん!」

「僕も手伝います!」

飛羽真はメギドの方へ向かい、倫太郎は変身せず
生身で剣を持ち大秦寺に手を貸しに向かった
そしてストラルドは……

「よぉし……さっそく使ってみるか!」

カイリからもらった“新たな力”を試そうと
クロスドライバーに“鞘に納められた剣”の
パーツをセットするが、

『セイバー!』

「うっ………あぁッ!」

再びストラルドの頭に強い痛み
前の世海の時と同じ……いやそれ以上の痛みだ

「ストラルド……っ!?」

「えぇ、ちょ、大丈夫っ!?!?」

膝をつくストラルドに声を掛けるカイリと芽依
だが、2人のその言葉は……

“命をけてでも宝を手放さない…”

頭の中で何度も繰り返される声にかき消されていた

一方その頃、
怒り狂ったように暴れるメギドは
目の前にいる人間達を見境無く襲う
泣き叫び逃げ惑う人々、
そしてその内の1人が転んでしまい逃げ遅れる

「グオォォォオオッッ!!」

「わぁぁぁ!?」

逃げ遅れた男をメギドは大きく鋭い2本の爪で
切り裂…

「はぁッ!!」

切り裂く前に飛羽真が“赤い剣”でメギドを斬った

「グウゥッッ!?」

不意打ちによろめくメギド、

「今のうちに早く!」

その隙に飛羽真は男を逃がした

「グルルオォォォォォッ!!」

邪魔をする飛羽真に怒りの矛先を変えるメギド
飛羽真は赤い剣をベルトに納めて立ち向かう

「俺がこの街のみんなを守る……“約束”だ!」

そう言うと、
飛羽真は“ドラゴンが表紙のライドブック”を開き

『ブレイブドラゴン!』
 ~かつて、全てを滅ぼすほどの
 偉大な力を手にした神獣がいた…~

本を閉じるとベルトに装填し、剣を抜く

烈火抜刀れっかばっとう!』

「変身!ハァッ!ハッ!!」

“ブレイブドラゴン!!”

天翔る赤き竜が装甲に、
斬り払った赤き2つの斬撃が仮面へと変化し

『烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火かえんけんれっかが交わる時、
真紅の剣が悪を貫く!』
『火炎剣烈火!』

飛羽真は“仮面ライダーセイバー”へと変身した!

「うっ……く……っ!」

飛羽真とメギドが交戦する最中、
ストラルドはようやく目を覚ました

「ストラルド!大丈夫……!?」

「あぁ……やっぱりそうだ、理由は分からんが
新しい力を手に入れると頭が痛くなる………
そして……」

頭を押さえていた右手を確認するストラルド
その手には“ドラゴンが表紙のライドブック”を
持っている

「それ、飛羽真が持ってる本!
なんで!?どういうこと!?」

芽依は驚き飛羽真とストラルドを交互に見る

「………同じライドブックが2つ?」

「どういうことですか……?」

芽依の声に気づき戦いながら振り返る大秦寺
あり得ない状況に倫太郎も疑問を唱える

「よく分かんねぇけど……まぁ、
これを使わない手は無いな……!」

立ち上がって、ストラルドは本を開く

『ブレイブドラゴン!』
 ~かつ……全てを滅ぼす………神獣……~

本を閉じるとベルトに装填し、剣を抜く

「変し…………ん?」

しばし流れる静寂………

「「え……?」」

顔を見合わせる芽依とカイリ
再びストラルドを確認するが、
見間違えでもなくストラルドの姿は変わってない

もう一度ストラルドは右手で
剣の持ち手を掴み力を込める………が、抜けない

「は……?」

何度も力を込めて剣を抜こうとするが
剣は鞘に納められたままビクともしない

「なっ………おいこれ、抜けねぇぞ
どうなってんだ!!?」

驚きの声を上げるストラルド
その理由を倫太郎は怪物と戦いながら叫んだ

「その聖剣は、
“普通のホモ・サピエンスには
抜けないんです!”」

「ホモサピ……?」

倫太郎の言ったことを聞き取れなかったカイリ

「普通の!“人間”には!抜けないってさ!
くっ……何言ってんだ、オレは海賊だぞ!!」

ストラルドは右手に力を込めながら文句を言う
海賊だろうが何だろうが、
どうやらストラルドは
普通のホモ・サピエンスだったようだ

Dパートに続く……
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