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第35話 依頼完了の報告
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樹とアリアはギルドマスター室へ通された。
ギルマスと対面する形でソファーに腰を降ろしている。
「今回の件、ご苦労だった。それで、どうだったかね?」
「はい、やはり、新たに組織が結成していました。ボスは例の眼鏡野郎です。組織は粉塵爆発に巻き込まれ、一応の解体には成功しました」
「では、ボスも巻き込まれたということか?」
「ええ、巻き込まれたことは確かですが、ヤツは生きています。あなにあっさり死ぬような男ではありません。ヤツはもっと狡猾な男です」
樹は真剣な目でギルマスを見つめた。
「そうか、お前さんがそこまで言うなら、ギルドの調査専門部署に調べさせよう」
「ありがとうございます」
「今回の報酬だが、ちょいと高額なもんでな、樹とアリアのギルドパーティ口座に振り込んでおくが、それで構わないか?」
「はい、助かります。それでお願いします」
樹とアリアは共用のギルドパーティ口座を作成していたのだ。
「うむ、今回はご苦労だったな。また、何かあったらよろしく頼む」
「分かりました。では、我々はこれで失礼します」
樹たちは席を立つとギルドを後にした。
「ただいまー」
「ただいま戻りました」
二人は屋敷へと戻ってきた。
「「おかえりなさいませ」」
セザールとシャルが出迎えてくれた。
「その、エルフの里の方はどうだったのでしょうか?」
シャルが不安そうな目で尋ねてきた。
「聞く覚悟はあるか?」
「は、はい」
シャルは真剣な目を向けてきた。
「そうか。なら話そう。正直、エルフの里は里としての機能は完全に失って誰一人として住んでいなかった」
「そ、そんな……」
「でも、一人だけ里であった爺さんが居たぞ。ブレーズさんと言っていたな」
「ブレーズ、確かにその人はそう名乗ったのですか?」
シャルがグッと樹に近づいてきた。
「そ、そうだが、それがどうかしたのか?」
「おかしい。彼は、五年前に亡くなっているはずです」
「「亡くなった!?」」
樹とアリアは声をそろえて驚いた。
確かに存在した彼は一体誰だったのだろうか。
「はい、ブレーズさんは父の先々代の長老でした。しかし、五年前、病に倒れてこの世を去りました」
「あの人、長老だったのか。というか、俺たちが話したのは誰だったんだ」
「ま、まさか、幽霊とか」
アリアが怯えた表情をした。
「そんな訳あるか。きっと何かの魔法か幻術の類だろ」
「そ、そうですよね」
二人はそう信じたかった。
「あ、あの、今度、私をそこに連れて行っては頂けないでしょうか? 私ならブレーズさんが本物かどうかの見分けもつきます」
「ああ、分かった。じゃあ、明日から稽古をつけてやる。自分の身を守れるくらいになったら一緒に行こう」
「はい! ありがとうございます!」
シャルの表情がパッと明るくなった。
「じゃあ、とりあえず、飯だな。腹減ったぜ」
「すぐ、準備させます」
そう言ってセザールが厨房へと出向いた。
「アリアも今日はゆっくり休んでくれな」
「はい、ありがとうございます」
こうして、長い一日が幕を降ろそうとしていた。
ギルマスと対面する形でソファーに腰を降ろしている。
「今回の件、ご苦労だった。それで、どうだったかね?」
「はい、やはり、新たに組織が結成していました。ボスは例の眼鏡野郎です。組織は粉塵爆発に巻き込まれ、一応の解体には成功しました」
「では、ボスも巻き込まれたということか?」
「ええ、巻き込まれたことは確かですが、ヤツは生きています。あなにあっさり死ぬような男ではありません。ヤツはもっと狡猾な男です」
樹は真剣な目でギルマスを見つめた。
「そうか、お前さんがそこまで言うなら、ギルドの調査専門部署に調べさせよう」
「ありがとうございます」
「今回の報酬だが、ちょいと高額なもんでな、樹とアリアのギルドパーティ口座に振り込んでおくが、それで構わないか?」
「はい、助かります。それでお願いします」
樹とアリアは共用のギルドパーティ口座を作成していたのだ。
「うむ、今回はご苦労だったな。また、何かあったらよろしく頼む」
「分かりました。では、我々はこれで失礼します」
樹たちは席を立つとギルドを後にした。
「ただいまー」
「ただいま戻りました」
二人は屋敷へと戻ってきた。
「「おかえりなさいませ」」
セザールとシャルが出迎えてくれた。
「その、エルフの里の方はどうだったのでしょうか?」
シャルが不安そうな目で尋ねてきた。
「聞く覚悟はあるか?」
「は、はい」
シャルは真剣な目を向けてきた。
「そうか。なら話そう。正直、エルフの里は里としての機能は完全に失って誰一人として住んでいなかった」
「そ、そんな……」
「でも、一人だけ里であった爺さんが居たぞ。ブレーズさんと言っていたな」
「ブレーズ、確かにその人はそう名乗ったのですか?」
シャルがグッと樹に近づいてきた。
「そ、そうだが、それがどうかしたのか?」
「おかしい。彼は、五年前に亡くなっているはずです」
「「亡くなった!?」」
樹とアリアは声をそろえて驚いた。
確かに存在した彼は一体誰だったのだろうか。
「はい、ブレーズさんは父の先々代の長老でした。しかし、五年前、病に倒れてこの世を去りました」
「あの人、長老だったのか。というか、俺たちが話したのは誰だったんだ」
「ま、まさか、幽霊とか」
アリアが怯えた表情をした。
「そんな訳あるか。きっと何かの魔法か幻術の類だろ」
「そ、そうですよね」
二人はそう信じたかった。
「あ、あの、今度、私をそこに連れて行っては頂けないでしょうか? 私ならブレーズさんが本物かどうかの見分けもつきます」
「ああ、分かった。じゃあ、明日から稽古をつけてやる。自分の身を守れるくらいになったら一緒に行こう」
「はい! ありがとうございます!」
シャルの表情がパッと明るくなった。
「じゃあ、とりあえず、飯だな。腹減ったぜ」
「すぐ、準備させます」
そう言ってセザールが厨房へと出向いた。
「アリアも今日はゆっくり休んでくれな」
「はい、ありがとうございます」
こうして、長い一日が幕を降ろそうとしていた。
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