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第77話 王女様の入学
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樹はアメリアの手を取ると陛下たちが見ている場所へと戻った。
「姫さん、中々いい線行ってますよ。伸び代はあると思います」
「そうかそうか。それはよかった。それより、本当にお前さんは何ともないのか?」
陛下が樹に心配の目を向けた。
「ええ、あの程度なら何てことありません。中の下くらいの魔術ですから」
「いや、それを生身で食らって何ともない訳が無いのだがな……」
陛下は驚き疲れた様子だった。
「本当に…お強いんですね……」
王妃様は初めて見る樹の力に唖然としていた。
「ま、まあ。それで、いつからアメリア姫を入学させるご予定ですか?」
「あ、ああ。来月あたりから頼みたい」
「分かりました。では、そのように手続きしますね」
樹はそれを聞くとその足で魔術学院へと向かった。
「あ、エドモン。入学手続きの書類ってあるか?」
「はい、ございますよ。こちらです」
そう言ってエドモンは樹に書類を渡してくれた。
「おう、ありがとう」
その書類を受け取ると樹は学長室へと戻り、アメリア王女の入学手続きに必要事項を記入しておいた。
手続きを終えると樹はアリアと共に屋敷へと戻った。
「おかえりなさいませ」
「ああ、ただいま」
出迎えてくれたアルマにコートを渡し、部屋へと戻る。
それからの日々というものはあっという間だった。
二週間が経過し、アメリア姫の学院入学日となった。
「アメリア姫はCクラスに振り分けておきましたよ」
樹は入学初日の朝、王宮まで迎えに来ていた。
「お前さん、計ったな……」
陛下がジト目で見てきた。
「さて、何のことでしょう?」
何を隠そう、アメリア姫はオリエンス国王の第二王女のミアと同じクラスなのだ。
「まあ、お前さんが何を企んでいるかは知らんが、娘をよろしく頼むぞ」
「はい、お任せを」
樹はアメリア姫の手を取ると王宮の馬車で学院まで送り届けた。
「ここから先、俺も行くと色々騒がしくなるだろうから、一人で行けるか? まずは職員室に行けばいいから」
「はい、かしこまりました」
しかし、樹のその判断は少し、遅かったようだ。
最強と名高い樹と美人王女、嫌でも目立つのだ。
校庭ではちょっとした騒ぎになっていた。
「あ、王女様よ!!」
「めちゃくちゃ美人だな……」
「隣にいるのは学長よね」
「あのお二人が並ぶと絵になりますね」
そんな言葉があちこちから飛んできた。
「すまん、なんかもう、目立っちゃったみたい」
「大丈夫ですよ。注目されるのにも慣れっこですから」
そう言ってアメリアは微笑みを浮かべた。
それはもう、美しい笑顔を樹に向けてくれたのだ。
「そ、そうだよな。じゃあ、また終わった頃に様子見に行くよ」
「はい。ありがとうございます」
アメリアはペコリと頭を下げると上機嫌で学院の中へと入って行った。
「これからは波乱の日々になりそうだな」
一抹の不安を胸にした樹であった。
「姫さん、中々いい線行ってますよ。伸び代はあると思います」
「そうかそうか。それはよかった。それより、本当にお前さんは何ともないのか?」
陛下が樹に心配の目を向けた。
「ええ、あの程度なら何てことありません。中の下くらいの魔術ですから」
「いや、それを生身で食らって何ともない訳が無いのだがな……」
陛下は驚き疲れた様子だった。
「本当に…お強いんですね……」
王妃様は初めて見る樹の力に唖然としていた。
「ま、まあ。それで、いつからアメリア姫を入学させるご予定ですか?」
「あ、ああ。来月あたりから頼みたい」
「分かりました。では、そのように手続きしますね」
樹はそれを聞くとその足で魔術学院へと向かった。
「あ、エドモン。入学手続きの書類ってあるか?」
「はい、ございますよ。こちらです」
そう言ってエドモンは樹に書類を渡してくれた。
「おう、ありがとう」
その書類を受け取ると樹は学長室へと戻り、アメリア王女の入学手続きに必要事項を記入しておいた。
手続きを終えると樹はアリアと共に屋敷へと戻った。
「おかえりなさいませ」
「ああ、ただいま」
出迎えてくれたアルマにコートを渡し、部屋へと戻る。
それからの日々というものはあっという間だった。
二週間が経過し、アメリア姫の学院入学日となった。
「アメリア姫はCクラスに振り分けておきましたよ」
樹は入学初日の朝、王宮まで迎えに来ていた。
「お前さん、計ったな……」
陛下がジト目で見てきた。
「さて、何のことでしょう?」
何を隠そう、アメリア姫はオリエンス国王の第二王女のミアと同じクラスなのだ。
「まあ、お前さんが何を企んでいるかは知らんが、娘をよろしく頼むぞ」
「はい、お任せを」
樹はアメリア姫の手を取ると王宮の馬車で学院まで送り届けた。
「ここから先、俺も行くと色々騒がしくなるだろうから、一人で行けるか? まずは職員室に行けばいいから」
「はい、かしこまりました」
しかし、樹のその判断は少し、遅かったようだ。
最強と名高い樹と美人王女、嫌でも目立つのだ。
校庭ではちょっとした騒ぎになっていた。
「あ、王女様よ!!」
「めちゃくちゃ美人だな……」
「隣にいるのは学長よね」
「あのお二人が並ぶと絵になりますね」
そんな言葉があちこちから飛んできた。
「すまん、なんかもう、目立っちゃったみたい」
「大丈夫ですよ。注目されるのにも慣れっこですから」
そう言ってアメリアは微笑みを浮かべた。
それはもう、美しい笑顔を樹に向けてくれたのだ。
「そ、そうだよな。じゃあ、また終わった頃に様子見に行くよ」
「はい。ありがとうございます」
アメリアはペコリと頭を下げると上機嫌で学院の中へと入って行った。
「これからは波乱の日々になりそうだな」
一抹の不安を胸にした樹であった。
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