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21.「vs炎のファルガ(魔王軍幹部)」
「ワファファ!」
愉快だとばかりに哄笑するファルガを見ながら、僕は必死に思考する。
レベルは僕の方が上なんだ。
最強のドラゴンが倒せないはずがない!
もしかして、相性が悪いのかな?
「『召喚! ポイズンドラゴン』!」
一時的にアイスドラゴンを引っ込めて、ポイドラを召喚してみる。
「ポイガァ……」
「え? お腹が空いて力が出ない? そっかぁ。それじゃあ無理だね。呼び出しちゃってごめんね」
ポイドラを消して再びアイドラを呼び出した。
炎に対して氷なんだから、相性が悪いはずがない!
こっちがレベル上なんだし!
その時、先程の光景を思い出した。
そうだ、あの時……!
「さっき身体が小さくなった時、胴体の中心に真っ赤な魔石みたいなのが見えた気がする! 両手と両足にも!」
「ワファファ! 中々やるファイ! そうファイ! 〝灼熱魔石〟が俺の魔力を増大させてるファイ! だからレベル差があっても、その生き物のブレスじゃ倒せないファイ!」
カラクリが分かれば、やることは一つ!
「アイドラ!」
「アイガアアア!」
僕の声に呼応して、さっき見たファルガの灼熱魔石があった五ヶ所へと、氷柱が飛ばされる。
「わざわざ受けてやる義理はないファイ! 『アルティメットフレイム』!」
「アイガアアア!」
ふわりと回避しながらファルガが放った極大の火炎を、氷のブレスで相殺する。
「ワファファ! このまま粘れば、あんたらは魔力切れで力尽きるファイ! 俺には〝灼熱魔石〟が五個もあるファイ!」
このままじゃジリ貧だ。
でも、アイツの動きはそんなに速くない。
それなら……!
僕はショートソードを斜めに構え、腰を深く落とした。
「ワファファ! 何するつもり――」
「まずは一個」
炎で出来たファルガの左脚を斬り落とし、アイドラが吐いた氷柱が一つ目の灼熱魔石を穿つ。左脚が消滅。
「速っ! いや、そんなことよりも、俺の身体は炎だファイ!? それを斬ることが出来るだなんて、その剣はまさか――」
「これで四個」
僕に向けようとしていた両腕と右脚を切断、氷柱で貫いて消し去る。
「アイガアアア!」
「甘いファイ!」
胴体の灼熱魔石を討たんとする氷柱は、だが、ファルガの口から吐かれた炎によって相殺された。と同時に、ファルガが身にまとう炎が膨れ上がり、四肢が復活する。
「ワファファ! 残念だったファイ! 手足をやられようが、俺は何度でも再生でき――」
「大丈夫、もう斬った」
「……ファイ?」
斬首。
「〝そこ〟にもあるんだろ? ディテドラから聞いた」
「!」
ラクドラと入れ替えで密かに召喚しておいた感知ドラゴンを肩に乗せた僕は、宙を舞う頭部を真っ直ぐに見据える。
「ぐぁっ!」
アイドラがファルガの頭部を串刺しにすると、両手両足が消えて、胴体部分も炎を喪失、中央に残された灼熱魔石も氷柱が砕く。
「これで〝六個〟」
全ての灼熱魔石を破壊することによって。
「ギャアアアアア! 魔王さまあああああああ!」
ファルガを倒した。
愉快だとばかりに哄笑するファルガを見ながら、僕は必死に思考する。
レベルは僕の方が上なんだ。
最強のドラゴンが倒せないはずがない!
もしかして、相性が悪いのかな?
「『召喚! ポイズンドラゴン』!」
一時的にアイスドラゴンを引っ込めて、ポイドラを召喚してみる。
「ポイガァ……」
「え? お腹が空いて力が出ない? そっかぁ。それじゃあ無理だね。呼び出しちゃってごめんね」
ポイドラを消して再びアイドラを呼び出した。
炎に対して氷なんだから、相性が悪いはずがない!
こっちがレベル上なんだし!
その時、先程の光景を思い出した。
そうだ、あの時……!
「さっき身体が小さくなった時、胴体の中心に真っ赤な魔石みたいなのが見えた気がする! 両手と両足にも!」
「ワファファ! 中々やるファイ! そうファイ! 〝灼熱魔石〟が俺の魔力を増大させてるファイ! だからレベル差があっても、その生き物のブレスじゃ倒せないファイ!」
カラクリが分かれば、やることは一つ!
「アイドラ!」
「アイガアアア!」
僕の声に呼応して、さっき見たファルガの灼熱魔石があった五ヶ所へと、氷柱が飛ばされる。
「わざわざ受けてやる義理はないファイ! 『アルティメットフレイム』!」
「アイガアアア!」
ふわりと回避しながらファルガが放った極大の火炎を、氷のブレスで相殺する。
「ワファファ! このまま粘れば、あんたらは魔力切れで力尽きるファイ! 俺には〝灼熱魔石〟が五個もあるファイ!」
このままじゃジリ貧だ。
でも、アイツの動きはそんなに速くない。
それなら……!
僕はショートソードを斜めに構え、腰を深く落とした。
「ワファファ! 何するつもり――」
「まずは一個」
炎で出来たファルガの左脚を斬り落とし、アイドラが吐いた氷柱が一つ目の灼熱魔石を穿つ。左脚が消滅。
「速っ! いや、そんなことよりも、俺の身体は炎だファイ!? それを斬ることが出来るだなんて、その剣はまさか――」
「これで四個」
僕に向けようとしていた両腕と右脚を切断、氷柱で貫いて消し去る。
「アイガアアア!」
「甘いファイ!」
胴体の灼熱魔石を討たんとする氷柱は、だが、ファルガの口から吐かれた炎によって相殺された。と同時に、ファルガが身にまとう炎が膨れ上がり、四肢が復活する。
「ワファファ! 残念だったファイ! 手足をやられようが、俺は何度でも再生でき――」
「大丈夫、もう斬った」
「……ファイ?」
斬首。
「〝そこ〟にもあるんだろ? ディテドラから聞いた」
「!」
ラクドラと入れ替えで密かに召喚しておいた感知ドラゴンを肩に乗せた僕は、宙を舞う頭部を真っ直ぐに見据える。
「ぐぁっ!」
アイドラがファルガの頭部を串刺しにすると、両手両足が消えて、胴体部分も炎を喪失、中央に残された灼熱魔石も氷柱が砕く。
「これで〝六個〟」
全ての灼熱魔石を破壊することによって。
「ギャアアアアア! 魔王さまあああああああ!」
ファルガを倒した。
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